スー・ルイチー「メイクのポイントはとにかく目元。強い目が自信を後押ししてくれるんです」
「日本のコスメはプチプラでも機能性が高いから大好き。来日するたびにドラッグストアをチェックしています」と語るのは、中国を中心に活躍する歌手、スー・ルイチーさん。2021年に話題を集めた日中韓合同のグローバルオーディション番組『Girls Planet 999』の中で、ひときわ注目を集めた彼女の美貌と完璧なパフォーマンスは記憶に新しい。現在はソロアーティストとして活躍し、今月には初の日本公演も果たした。
「ソロになって一番変わったのは、自己表現の方法。メンバーとの調和が重要だったガールズグループと違って、今は自分だけでステージを支配しなくてはならない。そう考えた時、自分のオーラをより高めてくれるメイクがとても大事だなって気づいたんです」
そんな彼女が特にこだわっているのが、その印象的な眼差しを彩るアイメイクだ。
「いろんなメイクをするけど、絶対に譲れないのは目元のインサイドラインと目尻の切れ長ライン。瞳の印象をキリッと引き締めると、自分の中での軸がしっかり通る気がします。強めのアイメイクが自信を後押ししてくれるから、ダンス練習の日でも欠かせません」
そのこだわりはMVにも投影されている。
「新曲の『Trap』の中で、アイシャドウを左右で赤と青に変えているシーンがあるのですが、これは私のアイデア。大好きなアニメやゲームから発想をもらうことも多くて、このメイクの元ネタはアメコミのキャラクター“ハーレイ・クイン”なんですよ(笑)」
ポーチの中、見せてください!
「普段からこの大きなポーチを携帯。スキンケアもメイクも網羅しているので、これさえあればスー・ルイチーが完成します(笑)。シーズンによって入れ替わりはあるけど、最近のスタメンはバリエ豊富なディオールのアイパレットとエテュセのマスカラベース、中国コスメMAOGEPINGのアイブロウペンシルとNARSのコンシーラー。あと、日本に来たら必ず買うHABAのスクワランオイルも常備」
Makeup Point
「今日のメイクポイントも、もちろん目元(笑)。上下に囲んだアイラインと、フレームを際立てるつけまつげにこだわりあり。つけまつげのデザインで目の印象が変わるのが楽しくて、数えきれないほどのつけまつげをストックしています。アイメイクを強くしたら、表情を引き締めてくれる眉毛も重要。しっかり主張しながらも、いかに自眉毛となじんで自然に魅せられるかがポイントです」
My Beauty Rules
1、クレンジングが一番大事!
「メイクが好きなのと同じくらい、落とすことにも気を使っています。最近のお気に入りはファーマシーのクレンジングバーム。保湿やニキビケアもできるうえ、マッサージしながら使えるなめらかさも嬉しい。アイメイクは専用のリムーバーを使って丁寧に落としています」
2、サジーオイルがいいみたい。
「ソロで活動するようになり、体調管理の意識が高まってインナーケアも取り入れるように。なかでもサジーオイルは肌の潤いやツヤが高まるので毎日摂取。他にも抗酸化作用のあるパッションフルーツを摂ったり、体調の変化を感じたら漢方を飲んだり、色々と試行錯誤中です」
3、ブリーチヘアには毎日ヘアマスク。
「トレードマークのハイトーンヘアには、365日ヘアケアが欠かせません。パサつくと清潔感がなくなってしまうので、ヘアマスクは毎日のルーティンに。髪のコンディションに合わせて紫シャンプーを投入したり、ドライヤーも高温にせず風量で乾かせるものを使っています」
SURY SU スー・ルイチー 2000年生まれ。’17年にガールズグループ「ETM OrangE」としてデビュー。その後、オーディション番組への出演を経て、’21年12月よりソロ活動を本格化させる。10月には2nd EP『タイドブリンガー』を発売、今月行われた初来日公演も注目を集めた。
※『anan』2023年11月22日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・野崎千衣子