実は肌トラブルの原因かも…エステティシャンこだわりの「インナーを選ぶポイント」

ビューティ
2023.08.21

文/寒川あゆみ

この季節、「体がかゆい」「あせもや背中ニキビが気になる」という人も多いのではないでしょうか。その肌トラブル、意外とインナーの素材が関係しているかもしれません。今回は、エステティシャンが意識している“インナー選びのポイント”についてご紹介します。

肌トラブルの原因はさまざま

肌トラブルの原因はさまざま

背中や脇腹がかゆい、背中ニキビができやすく治りにくい、あせものような湿疹が気になる……など感じるときはありませんか? 肌トラブルが生じるのはさまざまな要因が考えられます。

・汗や皮脂汚れが残っている
・ゴシゴシ洗いによって肌に刺激を与え、乾燥を招いている
・熱いお湯の使用によって乾燥している
・敏感肌で石けんやボディソープの洗浄力が強すぎる、肌に合っていない
・敏感肌、乾燥肌でバリア機能が弱く人一倍乾燥しやすい
・衣類の素材が肌に刺激となっている
・通気性の悪い衣類素材が汗や蒸れを招いている

そのなかでも今回は、長時間肌に直接触れる“インナー”に注目し、筆者がこだわっているポイントをご紹介しましょう。

エステティシャンが意識しているインナー選びのポイント

オーガニックコットン・綿・シルクなどで作られた素材を選ぶ

エステティシャンが意識しているインナー選びのポイント

ブラジャー、キャミソール、ショーツなどのインナーは、動くたびに肌に触れ、摩擦が加わるものです。素材が肌に合っていないと、かゆみ、かぶれ、湿疹、ニキビなどの肌トラブルを招いてしまうことも。

衣類にはさまざまな素材や繊維がありますが、なかでも肌に負担の少ない「オーガニックコットン」「綿」「シルク」で作られているものを選ぶようにしています。天然素材で作られているものは肌への刺激を少なくすることが期待でき、バリア機能が低下しがちな乾燥肌、敏感肌の方にもおすすめですよ。

化学繊維、化学物質を確認する

衣類の多くにはポリエステル、ナイロン、アクリルなどの化学繊維が使われています。また、衣類は色をつけて染めていたり漂白しているものも多く、これらの化学物質成分が肌に刺激となる人もいます。

バリア機能が弱い敏感肌には化学繊維は刺激に感じたり、無意識のうちに肌トラブルを悪化させる場合も。また、何度も洗濯しているうちに繊維が毛羽立ち、肌トラブルを招きやすくなることがあるでしょう。

かゆみ、かぶれ、湿疹、背中ニキビの繰り返しに悩んでいる人は、化学繊維が含まれている衣類ばかりを着用していないか、一度手持ちの衣類のタグをチェックしてみてください。

縫製のないもの、少ないものを選ぶ

着用時に縫い目が肌に当たることで刺激、かゆみを招くことがあります。無意識のうちに掻いたり、摩擦を繰り返すうちに色素沈着してしまった、というケースも。

ブラジャーやキャミソールの脇腹部分や、脇の下の縫い目、太ももの付け根やウエストのゴム感などをチェックしましょう。

適切なサイズを選ぶ

インナーのサイズが小さいと、締め付け感が強かったり、通気性が悪くなってしまいます。また、体に合っていないと摩擦が起きやすくなるので、体に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

長時間肌に触れるものだから

インナーはデザインや流行りを優先して選びがちですが、特に肌トラブルに悩んでいる人は、素材や縫製にこだわってみるとよいでしょう。今回の記事を参考に、自分に合ったインナーを見つけてみてくださいね。
©Ushico/PIXTA(ピクスタ) ©siro46/PIXTA(ピクスタ) ©buritora/PIXTA(ピクスタ)

筆者情報

寒川あゆみ
大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty

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