文/古賀令奈
ベースで崩さない対策を徹底仕込み
メイク崩れの原因の多くは、ベースにあります。レジャーシーンでは、崩れ防止アイテムとテクニックを活用し、徹底的に対策しておきましょう。
1.汗や皮脂に強い化粧下地を全顔 or Tゾーンに
化粧下地は、皮脂やテカリに強く、崩れ防止効果のあるアイテムを使いましょう。テカリ・ベタつきを防ぎながら、サラサラ肌をキープできます。乾燥しやすい方はTゾーンのみに使うとよいでしょう。
2.気になる部分を中心にコンシーラーを塗布
ベースアイテムの数には要注意。アイテム数を増やせば増やすほど、崩れやすくなると感じています。全顔にも使えるなめらかなコンシーラーを頬の高い部分やシミを中心にのせ、全体に薄くのばすのがおすすめ。最小限のアイテムでしっかりカバーできますよ。
3.スポンジに水を含ませてのばす
コンシーラーを塗るときは、水を含ませたスポンジでのばしてみてください。フィット感が高まり、メイク持ちがよくなります。スポンジはよく絞って、水気をしっかりと切ってから使いましょう。
4.崩れ防止系パウダーでサラサラに仕上げる
夏のアウトドアシーンでは、肌表面をパウダーでサラサラに仕上げておくことが大切です。眉が消えたり、パンダ目になりやすい方は、肌表面の油分が多い可能性があります。目周りや眉にもパウダーを丁寧に塗っておくと、アイブロウやアイメイクも長持ちしやすくなるでしょう。
今回筆者が使用したアイテムはこちらです。
【商品情報】
コーセー「メイク キープ プライマー」(画像左)
価格:¥1,320
ディオール「ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー」1.5N(画像中央)
価格:¥5,390
コーセー「メイク キープ パウダー」(画像右)
価格:¥1,320
眉はペンシルと眉マスカラで、落ちにくさと直しやすさを両立
夏は、汗でいつの間にか眉尻がなくなっていることも。眉が消えると顔の印象は激変するもの。落ちにくさだけでなく、直しやすさも意識しておきましょう。
落ちにくさと直しやすさを両立できるのが、ペンシルと眉マスカラの組み合わせです。線だけでなく面も描きやすいペンシルなら、パウダーなしでも簡単かつナチュラルに描けるでしょう。
仕上げに、眉マスカラを塗っておくと、抜け感と持ちもアップします。落ちたときは、ペンシルでさっと眉尻を描き足せばOK。崩れ対策も簡単に叶います。
今回は『ダイソー』のペンシルと、『デイジードール』のアイブロウマスカラを使用しました。
【商品情報】
ダイソー「GENE TOKYO ツートンカラー アイブロウペンシル」02(画像上)
価格:¥110
デイジードール「ブロウ マスカラ」BR-01(画像下)
価格:¥1,430
アイシャドウとチークはマルチ使いできるアイテムで対応
レジャーシーンでは最小限のアイテムですぐに直せるように、マルチ使いできるアイテムが便利です。アイシャドウとチークが一体になったコンパクトなものなら、1アイテムでポイントメイクが完結します。
筆者が愛用しているのは、『アイムミミ』のアイシャドウパレットです。
アイメイクでは、下まぶたにダークカラーを使うのは控えたほうがベターでしょう。汗や皮脂で崩れたときに、パンダ目になりやすいからです。上まぶたも締め色は極力控えめにしておくと、崩れても目立ちにくいですよ。
【商品情報】
アイムミミ「マルチキューブ」03ベイクドジンジャー
価格:¥1,870
汗・皮脂に強いマスカラでメイク感を発揮
アイシャドウは比較的汗や皮脂に弱いですが、にじみに強いウォータープルーフのマスカラなら長持ちしやすいです。目力はマスカラに任せると、一日中キレイな状態をキープしながらしっかり映えるメイクを叶えられます。
筆者のお気に入りは、『ファシオ』のマスカラです。
マスカラは、まつ毛の根本から毛先に向かって放射状に塗りましょう。今回はマスカラを主役にするので、二度塗りで存在感をしっかりと出しました。
【商品情報】
ファシオ「ウルトラWPマスカラ(ロング)」01ブラック
価格:¥1,320
長持ちして直しやすいナチュラルメイクで夏を満喫!
レジャーシーンでもキレイをキープするためには、ベースメイクでの工夫とポイントメイクの直しやすさが重要です。今回ご紹介したコツをおさえて、思いっきり夏を満喫しましょう。
筆者情報
古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。