文・田中亜子
知ってると断然得する! 簡単に節約できる買い物術
さまざまな分野において価格の上昇が止まりません。この上昇は今年2023年は徐々に下がるようですが、あくまでも上昇率の話であり、一度高くなった物価が下がることに期待はできないと言えそうです(※1)。日本経済を牽引する大手企業、ユニクロが40%もの賃金アップを発表しました(※2)が、他企業が追随するのかどうか、特に中小企業においては微妙なところですよね。というわけで、私たちが今もっともするべきことで、かつ簡単にできることは、節約なわけです。
とはいえ、ケチケチして身も心も縮こまってしまうのはイヤですよね。そこで、元保育士で節約マニアのYuiさんが、誰でも無理なくできる、節約につながる買い物術を教えてくれます。また、毎日の献立作りに悩まないコツもご紹介。無駄買いを防ぎ、ストレスのない節約術を身につけましょう。
Yuiさん 数年前、子どもが幼児のときは家族3人で食費月2万円を実践していました。今は家族が増え、子どもの弁当作りもあり、もう少しかかっていますが節約ポイントはずっと変わらず心がけています。お金をかけない食事作りって、はっきり言えば限りなくできてしまうけど、栄養が足りなかったら、それは食事とは言えないですよね。なので、“栄養はしっかり”を基準に、私は節約術を考えてきました。今回は、買い物編です。
肉、魚は値引きになっているものを購入し冷凍する
肉、魚は、スーパーの特売日や、割引シールが貼られる夕方以降の時間帯を狙って、値引き品をまとめて購入し、下処理をして冷凍します。数日間はもちろん、1か月くらい保存できますので無駄なく使えて、通常価格で買うよりもかなり節約できます。
パンも安い時にまとめて購入し冷凍する
おもにシンプルな食事用のパンを購入することが多いです。まとめて買ったら、焼く前の状態のピザトーストにしてから冷凍したりしますよ。子どものおやつにぴったりです。
ポイントが多くつく日に買い物する
同じ量を買ったとすると、ポイント数が多いほうが当然ながら得ですよね。ですから、買い物はポイントが多くつく日にする、というのは鉄則です。
ポイントは貯めておき、クリスマスや年末年始、誕生日などの特別料理を作る時に使用しています。財布の紐を緩めずに高級食材を買えて、お得感がさらに高まりますよ。
商品によってスーパーを使い分ける
スーパーによって力を入れている商品が違うので、箱アイスだったら〇〇スーパー、野菜なら〇〇マーケットなどと店を使い分けています。わりと近距離にスーパーが複数あるので、そこまで負担には感じず、買うたびにお得感を覚えていますね。
ーーこれらを続ければかなりの節約ができそうですね。では、こうして無駄なくお得に買い物できた食材をどう調理するか、献立づくりって毎日となるとなかなかの負担になりますよね。Yuiさんは、どのようにして考えているのでしょうか。
Yuiさん 何にも考えたくない時や疲れている時は特に、夕飯のメニューを考えるのが苦痛ですよね。その解決策として、私は日頃から手帳にメインの料理をメモっています(写真)。唐揚げ、ハンバーグ、ぶりの照り焼き…など、料理名だけを書き留めればOKです。それを見返すと、何に考えずに「そろそろこれを作るかぁ~!」というメニューが見つかるんです。あ、外食の日は、店名を書いていますね(笑)。それだけでも、何を食べたかがパッと思い浮かび、そこから連想して料理を作ることもあります。
ーー以上、Yuiさんの「節約につながる買い物術と献立作りに悩まないコツ」でした。何事も続けることが大切ですが、ストレスや苦痛を伴うことは継続なんてできませんよね。こちらを参考に負担を感じることなく節約を習慣化しましょう。
※1 参考 ESPフォーキャスト調査 日本経済研究センター
消費者物価上昇率
※2 参考 ファーストリテイリング
https://www.fastretailing.com/jp/
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