文/寒川あゆみ
頬の毛穴の原因は乾燥と皮膚のたるみ!
毛穴の目立ちにくいキメ細かな肌の人もいれば、キメが荒くて毛穴が目立ちやすい肌の人もいるなど、肌質は人それぞれです。毛穴に対する悩みといえば、鼻まわりや頬を気にする人も多く、同じ毛穴でも場所によって原因は違います。
今回ご紹介する頬の毛穴は、目立つ原因として「乾燥によって毛穴が開く」「年齢とともに皮膚がたるみ毛穴が目立つ」ことが考えられます。頬の毛穴を目立ちにくくするためには、キメの整った肌質に整え、乾燥や皮膚のたるみを加速させないことが大切です。
頬の毛穴を目立ちにくくするスキンケアポイント
クレンジング・洗顔はケチらずたっぷり、優しくていねいに洗う
一番最初におこなうスキンケアといえばクレンジングと洗顔です。毎日消費するものということもあり、少量で済ませていませんか? 使用量が少ないと、肌の摩擦やキメの乱れの原因となります。
またメイク汚れや皮脂汚れがきちんと落ちていない場合、ニキビや肌荒れなどの肌トラブル、毛穴の皮脂づまり、黒ずみを招くだけでなく、化粧水や美容液が浸透しにくくなります。
クレンジングは使用量をケチらず少し多めの量を手に取りましょう。洗顔はしっかり泡立てて、ゴシゴシこするような洗い方ではなく、優しくていねいに汚れを落としてくださいね。
ぬるま湯もしくは水で洗う
クレンジングや洗顔を洗い流すとき、熱めのお湯で洗い流していませんか? 熱めのお湯で洗うと、肌に必要な皮脂まで落としすぎてしまい乾燥を招きやすくなります。
乾燥を繰り返すことで肌のキメが乱れたり、乾燥から肌を守るために皮脂が分泌しテカリを招いたりすることも。その結果毛穴が開きやすくなる原因となるため、クレンジングや洗顔を流すときは、ぬるま湯もしくは水で洗い流しましょう。
化粧水は数回に分けてたっぷり重ねる
化粧水は肌にとって水分となり、角質層のうるおいを整えます。化粧水の使用量が少ないと肌が水分不足になるため、カサつきやキメの乱れ、毛穴の開きを招きます。肌に馴染ませる際も、一度にたくさんの量をバシャっとつけるのではなく、適量を数回に分けて浸透させ、うるおいを高めることがポイントです。
クレンジングや洗顔同様、化粧水もケチらずたっぷりと使いましょう。毎日使用するものなので、購入しやすい価格のアイテムを心置きなく使うのも一つの手です。肌のベタつきが気になる場合は、さっぱりしたテクスチャーのものに変えてみて。
肌や毛穴に合わせて美容成分を選ぶ
化粧水は「水(多め)+美容成分(少量配合)」で作られており、美容液やシートマスクは「水(少なめ)+美容成分(多め)」で作られています。毛穴を目立ちにくくしたい人や、年齢とともに肌に元気がなくなってきたと感じる場合は、化粧水に加えて美容液やシートマスクを活用するのがおすすめです。
化粧水やシートマスク、美容液に含まれている美容成分の選び方は以下を参考にしてみてください。
・年間を通して顔全体が乾燥しやすい肌質
保湿成分(ヒアルロン酸、コラーゲン、プリテオグリカン、保湿系植物由来エキス)が配合されたもの
・キメが荒めで毛穴が目立ちやすい肌質
保湿成分(ヒアルロン酸、コラーゲン、プリテオグリカン、保湿系植物由来エキス)と、美白成分(ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸、美白系植物エキス)が配合されたもの
・頬の毛穴をキュッと引き締めたい
美白成分(ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸、美白系植物エキス)が配合されたシートマスクや美容液を補う
・皮膚のたるみによって目立つ毛穴
エイジングケア成分(ビタミン系、フラーレン、コエンザイムQ10など総合になったもの)や、サロンや美顔器での毛穴引き締めケアを行う
乳液、クリームを省かない
化粧水や美容液は、肌にとって水分や栄養にあたるもの。その水分や栄養を逃がさないようにフタをするのがクリームで、クリームを馴染みやすくするのが乳液です。化粧水や美容液を塗布したあと、乳液を馴染ませてクリームで整えましょう。
毎日のスキンケアを見直そう
頬は乾燥によって毛穴が開いたように見えるうえ、皮膚のたるみとともに毛穴がしずく型のように目立ちやすくなります。日々の間違ったスキンケアによって乾燥を加速させたり、毛穴が開きやすくなる原因を作っていたりする可能性も。スキンケアの方法を見直して、あなたの肌質や悩みにあったポイントを取り入れてみてくださいね。
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