文・比嘉桃子
どのタイプのメイク落としを使ってる?
anan Beauty+ clubに所属する女性たちに、まずは使っているメイク落としのタイプについて聞いてみました。結果はグラフの通り。オイルクレンジングを使っている方が4割強。その他は回答が割れる結果となりました。
ではなぜそのタイプのクレンジングを使っているのか、それぞれ理由を見てみましょう。
オイルタイプ
「ウォータープルーフのマスカラなどもよく落ちるから」(34歳・会社員)
「皮膚科で摩擦が起こりにくいオイルをすすめられた」(37歳・会社員)
ジェルタイプ
「ジェルが一番肌に優しく化粧が落ちる気がするから」(37歳・主婦)
「今までオイルだったけど、まつエクが落ちやすいのでジェルに変えた」(38歳・その他)
ミルクタイプ
「手が濡れていても使えて、メイク落ちや洗い上がりも良くて肌に優しい」(41歳・会社員)
「肌が弱いので、ミルクが一番良い」(27歳・クリエイティブ職)
バームタイプ
「肌に優しくなじむ感覚が好き。洗浄力が高いのに肌に負担がかかっている感じがしないところもお気に入り」(30歳・自営業)
「使い心地がいい」(27歳・会社員)
その他
「拭き取りシート。これが一番楽!」(34歳・会社員)
「泡、ジェル、バームと、肌の状況や使ったコスメにより変えています」(36歳・自由業)
肌質や使い心地などから好みのタイプを選んでいるよう。もちろん、毎日同じメイク落としを使う必要はありません。その日の肌状態やメイクの濃さなどによって使い分けるのもおすすめです。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
ポイントメイク落としは使わない人が多数派
ポイントメイク落としの使用について聞いたところ、使うと回答した方は4割弱。半数以上の方が使っていないようです。その理由がこちら。
ポイントメイク落としを使う派
「まつ毛にマスカラが残ることが多いので、アイメイク落としは必須です」(30歳・自営業)
「使わないでメイクを落とすと、結局アイラインが残ったりして二度手間になるから」(37歳・会社員)
ポイントメイク落としを使わない派
「アイメイク用の物を持っているのですが、面倒になって使っていません」(27歳・会社員)
「お湯で落とせるマスカラだから、必要性を感じていません」(38歳・専門職)
ウォータープルーフタイプのアイメイク用品を使っている方は、ポイントメイク落としを使っていることが多いよう。メイクの落とし残しは肌やまつ毛に大きな負担がかかります。メイク落としになるべく手間をかけたくない方は、お湯や洗顔料でオフできるアイメイク用品を使うといいかも。
メイクを落とすタイミングは人それぞれ
続いて、メイクを落とすタイミングについて調査。約半数の方がお風呂に入っている時にメイクを落としているようでした。それぞれの理由を見てみましょう。
お風呂に入っている時
「すぐに落としたいけれど、面倒で結局お風呂に入る時まで落とさない」(30歳・自営業)
「お風呂の方が湯気とかもあって落としやすい」(32歳・会社員)
お風呂に入る前
「お風呂に入る前だと、メイクが多少残っていてもきれいに洗い流せるから」(38歳・その他)
「お風呂前に落として、身体を洗うのが習慣になっている」(34歳・会社員)
帰宅後すぐ
「帰宅したらすぐにお風呂に入りたい派なので」(37歳・会社員)
「コロナ流行以降、対策も兼ねて」(41歳・会社員)
お風呂に入っている時に落とす方の中には、「本当はすぐ落としたい」とコメントしてくれた方も多数! 多くの方が帰宅後すぐに落としたいと感じているものの、なかなか実行できていないようです。
始めてしまえば数分のことなのですが、いざメイクを落とそうと思うと腰が重いもの。とはいえ雑に落とすのも肌に負担がかかるし…と筆者も毎日のように葛藤しています。
ダブル洗顔については賛否両論?
ダブル洗顔をしているかについてもアンケートをとったところ、する派が6割強。とはいえしない派も4割近くと、ダブル洗顔についてはどちらの意見もあるようです。
ダブル洗顔をする派
「ダブル洗顔不要と書いてあってもちゃんと顔を洗いたい」(34歳・会社員)
「なんとなくスッキリしないので洗っています」(36歳・専門職)
ダブル洗顔をしない派
「ダブル洗顔するのが面倒なので、ダブル洗顔不要のものを使っています」(34歳・会社員)
「洗いすぎもよくないと聞いたことがあるので」(27歳・会社員)
ダブル洗顔については、ご自身の肌質やこれまでの経験から要否を決めている方が多いよう。ダブル洗顔不要と書かれていても、全員がダブル洗顔しないわけではないようです。
「ダブル洗顔しないと汚れが落ちない」「ダブル洗顔はしない方が肌に良い」など両極端な情報が飛び交っており、何を信じていいかわからない方も多いよう。実際に試してみて、自分の肌質に合わせた洗顔方法を見つけていくことが大切なのかもしれませんね。
こんな失敗しちゃいました!
メイク落としについての失敗談を聞いてみると、他人事とは思えない回答も…!
「眠すぎてクレンジングシートでメイクを落としていたら、そのまま寝落ち。保湿する前に寝てしまったので、起きたら顔がガサガサでした」(30歳・自営業)
クレンジング後の肌は過度な乾燥状態。どうしても眠さに耐えられない時用に、保湿までできるシートを持っておくと安心かも!
「旅行中にクレンジングを持って行き忘れてドラッグストアで適当なクレンジングを買ったら、肌がつっぱって合わなかった。30歳過ぎたらクレンジングもきちんと気を遣わないとと思うようになりました…」
クレンジングなんて何でも大丈夫でしょ、と思っていると痛い目に遭うことも…! 肌に合わないものを使うと1日で肌荒れする可能性があるので、旅行中もなるべく慣れているものを使いたいですね。
「デパコスのおすすめを使ったが肌がボロボロになってしまった」(36歳・専門職)
単価が高いアイテム=肌にいい、とは限りません。自分に合ったものであれば、プチプラでもドラコスでもOK! 高めのメイク落としを買う際は、なるべくテスターをもらって試してからにすると失敗がなさそうです。
メイク落としの悪習慣、やめました!
これまでの失敗経験などから、メイク落としのマイルールを変えてみたという方も。どういった教訓を得てきたのか、女性たちのコメントをチェックしてみましょう。
「適当な安いクレンジングを使うことをやめました!」(37歳・会社員)
メイク落としは肌に負担がかかる行為。適当なアイテムを使うと、肌に強いダメージを与えかねません。安さ重視よりも、肌との相性重視で選んでみて!
「拭き取るタイプのメイク落としを使わなくなって、トラブルが減った気がする」(25歳・会社員)
拭き取りタイプは、使い方によっては肌に強い摩擦を起こしてしまうことも。肌への摩擦は肌荒れの原因に。強く擦ってしまう人は、拭き取りタイプよりも伸びがいいオイルやバームなどを使うといいかもしれませんね。
「雑誌などのランキングを見て上位のアイテムを試していたが、オイルタイプはよかった試しがない。いいとおすすめされたデパコスのオイルクレンジングは高かったのに1回で顔が真っ赤に…」(38歳・専門職)
ランキングで1位だったとしても、自分の肌に合うかどうかは別問題。使ってみて肌トラブルが起きた場合は、すぐに使用を中止しましょう。筆者も好奇心でいろいろなアイテムを試していますが、合わなかったものは人にあげるなどしています。
自分だけのマイルールを見つけて!
誰の肌にも合うメイク落としがないように、メイク落としのルールにも絶対的な正解はありません。
メイク落としは毎日のように発生するルーティン。肌にも生活にも最大限負担のかからない方法を見つけて、ストレスフリーで付き合っていきたいですね。
(C)Cecile Lavabre/Getty Images