文・西田彩花
敏感肌用エイジングケア化粧品の選び方
敏感肌を考えて作られたエイジングケアラインも増えています。エイジングケアは、”攻め”のケアになるため、敏感肌の方にとっては刺激に感じることもあります。
基本はうるおすケアを意識して選んで。肌のバリア機能を担うセラミドやアミノ酸、スクワランが配合された化粧品がオススメです。水分保持力を向上させる、ヘパリン類似物質も良いでしょう。低刺激・高保湿のコスメで、ゆらぎやすい敏感肌を安定させて。
また、「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」と書かれているかどうかも、ひとつの指標になりますよ。
それでも肌に合うかは人それぞれ。まずはサンプルやお試しセットを使って確かめてみましょう。
心地よく続けられることも、重要なこと。価格帯はもちろん、使用感も大切に。テクスチャーや香り、塗った後の感触など、五感で心地よいと思えるコスメは、エイジングケアにとっても大事なのです。
人は平等に年を重ねていきます。五感で心地よく思えるコスメを毎日使うことで、ポジティブな気分に。ポジティブなケアが、エイジングに対する考え方にも良い方向で影響します。
今の心地よいことが、未来の心地よいことにもつながるのです。
困ったときのレスキューエイジングケア
午後になると乾燥する
朝きちんと保湿しているのに、午後になるとカサカサと乾燥してしまう場合は、朝の洗顔を変えてみて。寝ている間にあまり皮脂が出ていないと、洗顔料で必要なうるおいまで洗い流してしまうことも。ぬるま湯洗顔に切り替えて様子を見て。
乾燥して肌が痩せている
オススメなのは、朝晩のローションパック。ローションでひたひたにしたコットンを4枚に割き、伸ばしてから肌に乗せていきます。
まずは両頬と額、顎の4箇所に。さらにもう1枚コットンを使い、同じようにローションでひたひたにしましょう。これも4枚に割き、フェイスラインや鼻など、貼れていない部分に重ねてください。3分ほど待ってコットンを外し、手のひらで優しくハンドプレスしましょう。
マッサージが刺激になる
エイジングケアとしてフェイスマッサージを習慣にしたいけれど、肌摩擦が気になるという方もいらっしゃるでしょう。
頭皮と顔はつながっているので、顔に直接触れない頭皮マッサージを試してみて。髪の毛のエイジングケアにもなって一石二鳥。
ちょっとした肌刺激も気になる
月経前などは肌がゆらぎやすく、より刺激に弱くなることも。そうしたときは、高保湿のオールインワンアイテムを活用してください。肌に触れる回数が減るため、肌摩擦を最小限に抑えることができます。
シワ対策をしたい
目元やほうれい線など、気になるシワ。もともと目元は乾燥しやすいため、アイクリームを広範囲に塗るようにしてみて。目の下から頬骨の上あたりまでです。上まぶたも同様。
ほうれい線にクリームを塗る際は、ぷくっと頬を膨らませ、シワの溝にも塗るようにしましょう。
ポジティブなエイジングケアで美しく年を重ねよう
敏感肌は、何かと肌トラブルに悩まされがち。肌荒れやエイジングサインを見つけると、ブルーな気分になってしまいますよね。
だからこそ、ポジティブに続けられるスキンケアを選択するのがオススメ! 自分の肌を好きになるきっかけにもなりますよ。
まずは今の心地よさを大切にして、今の自分や肌を大切にしてあげてください。それがきっと、未来の素敵なあなたを作るはずです。
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