今必要なのは「タンサ (短鎖) 脂肪酸」だった! おデブになりたくない私たちにぴったりなヨーグルトの菌って?

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2022.06.20

写真・北尾渉 文・三谷真美 PR・江崎グリコ

「健康の要」と言われている“腸”。美容や健康に興味がある人たちから、今特に関心が高まっています。そこで、腸内環境に興味のあるanan総研メンバーが“腸”座談を開催。さらに、腸で産生される「タンサ(短鎖)脂肪酸」について、江崎グリコの研究員の方に詳しく教えてもらいます。

腸の悩みを赤裸々トーク!

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座談会に参加してくれた、左から伊藤瀬里香さん(anan総研NO.99)、川邊瀬奈さん(anan総研NO.383)、井上カオリさん(anan総研NO.253)。※撮影時のみマスクを外しています。

anan総研メンバー3人に、腸や健康についてのお悩みや対策などを聞いてみました。

ーーお腹や腸の健康について悩んでいますか?

伊藤 子供たちは食生活が乱れると便秘気味になるので、ヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維を含む食品を積極的に摂取させるようにしています。私自身はお腹がゆるくなりやすい体質なこともあり、もっと腸や食事のことについて学びたいです!

井上 昔から甘いものも脂っこいものも大好きで、食生活を変えなければ…と思っています。便が2〜3日に1度程度しか出ないので、腸内環境を整えるために、日頃はヨーグルトを食べるように意識しています。

川邊 私も便秘気味だから、便通の良くなりそうなものを意識的に摂取しています。あと、最近痩せにくくなったのも悩み。産前にしていたダイエット方法を今再度トライしてもなかなか痩せなくて、産後2年経つのに体型が戻りません。さらに、時にポテトチップスなどのスナック菓子が無性に食べたくなることも!

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伊藤 わかる! 私も甘いものが我慢できなくて食べ過ぎてしまうことも…。さらに、食べる量は昔と変わらないのに、若い頃より太りやすくなった気がします。そういえば、肥満を抑制してくれるという、ビフィズス菌などの腸内細菌から作られる「タンサ(短鎖)脂肪酸」が最近気になっています!

川邊 「タンサ(短鎖)脂肪酸」って、初めて聞く名前。

伊藤 腸に良いだけじゃなくて、脂肪を減らしたり、消費しやすくする効果があるらしい!

川邊 昔よりも顔やお腹周りにお肉がつきやすくなったから、興味津々!

話題の「タンサ(短鎖)脂肪酸」について、江崎グリコの商品技術開発研究所 乳業・洋生菓子グループ、馬場悠平さんに詳しく教えてもらいました。


今、注目されている「タンサ(短鎖)脂肪酸」とは?

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江崎グリコ 商品技術開発所 乳業・洋生菓子グループ 馬場悠平さん

「タンサ(短鎖)脂肪酸」とは、人の大腸内で腸内細菌によって作られる酸(有機酸)の一種。具体的には酢酸、プロピオン酸、酪酸などの種類があります。多数ある腸内細菌の中で、ビフィズス菌などの有益な腸内細菌が、食物繊維やオリゴ糖をエサにすることで「タンサ(短鎖)脂肪酸」が作られます。

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ーー「タンサ(短鎖)脂肪酸」には、どのような効果がありますか?

馬場 「タンサ(短鎖)脂肪酸」には、腸内を適度な酸性に保って善玉菌を応援すると共に、悪玉菌をやっつける働き、腸のバリア機能を高める働きなどがあります。また、肥満状態の脂肪細胞からは他の細胞などを傷つける炎症物質が出るので、肥満状態をさけることが大切です。「タンサ(短鎖)脂肪酸」は肥満状態を防ぎ、全身の炎症を抑える作用も期待できます。

伊藤 肥満になりづらい効果もあるんですか?

馬場 はい。脂肪細胞に働きかけて脂肪の蓄積を抑制する機能や、交感神経節で働くことで体温をあげたり心拍数をあげたりしてエネルギーを消費しやすくする代謝アップ機能、さらには、食欲を抑えてくれる機能があることがわかっています。体型の変化を放っておくと、将来的に肥満状態になり、生活習慣病になるリスクがあります。そうならないためにも、運動やバランスの良い食事はもちろん、お腹の中の「タンサ(短鎖)脂肪酸」を増やしましょう。


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井上 お腹の中で「タンサ(短鎖)脂肪酸」をたくさん作るコツはありますか?

馬場 ビフィズス菌などの腸内細菌が食物繊維をエサにすることで生み出されるので、ビフィズス菌と食物繊維を両方摂ることがポイントです。

川邊 ビフィズス菌と相性の良い食物繊維が豊富な食材を教えてください!

馬場 ビフィズス菌は、特に水溶性の食物繊維と相性が良いので、ごぼうや玉ねぎ、海藻、オクラ、モロヘイヤ、アボカドなどを摂るのがおすすめです。ビフィズス菌入りのヨーグルトの中には、一緒に食物繊維を摂ることができるものもあり、手軽にお腹の中の「タンサ(短鎖)脂肪酸」を増やすことができます。


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川邊 どのヨーグルトにも、ビフィズス菌が入っているんですか?

馬場 一般的に、乳酸菌で作られたものをヨーグルトと呼びますが、ビフィズス菌に関しては、入っているヨーグルトと入っていないヨーグルトがあります。ビフィズス菌が入っているかどうかは、商品の成分表記のどこかに菌名が記載されていることが多いので、店頭でチェックしましょう。

伊藤 ビフィズス菌っていろんな種類があると聞いたことがあるのですが、どれを選べばいいのでしょうか?

馬場 ビフィズス菌は現在50種類(菌種)以上に分けられていて、胃や腸を通過する際に胃酸や胆汁酸に負けてしまうビフィズス菌もあるので、腸まで元気に届くビフィズス菌を選ぶことが重要です。その中でも「グリコ独自のビフィズス菌(Bifidobacterium animalis ssp. lactis GCL2505株)」は、胃酸や消化酵素に強く、生きたまま大腸まで届き、さらにお腹で増えるので、お腹の中の「タンサ(短鎖)脂肪酸」を増やしてくれると考えられます。

井上 ビフィズス菌入りのヨーグルトを食べる際におすすめな食べ順はありますか?

馬場 一般的なビフィズス菌は胃酸や消化酵素の影響を受けやすいので、食事後の胃酸が薄まった状態で摂取した方が、菌が腸まで届きます。ビフィズス菌は大人になっていくにつれて減ってしまうので、定期的にヨーグルトなどを食べて善玉菌を補給することが大切です。


抗肥満効果のある「タンサ(短鎖)脂肪酸」を積極的に増やしたい!

井上 お腹の中の「タンサ(短鎖)脂肪酸」を効率よく増やすために、ビフィズス菌と食物繊維を一緒に摂ることが大切なんだね。

川邊 脂肪の蓄積を防いだり、基礎代謝の向上を助けてくれる「タンサ(短鎖)脂肪酸」は、年齢的に痩せにくくなっている、アラサー世代の私たちにピッタリ。

伊藤 食欲抑制作用もある「タンサ(短鎖)脂肪酸」を積極的に増やして、太りにくく健やかな体を目指したいね!

最近注目されている「タンサ(短鎖)脂肪酸」は、人生100年時代にふさわしい次世代のスーパー物質と言われているほど。腸内環境を整えたい人や、痩せにくくなって悩んでいる人は、食物繊維と一緒に摂れるヨーグルトを習慣化してみてください。


    「グリコ独自のビフィズス菌(Bifidobacterium animalis ssp. lactis GCL2505株)×食物繊維イヌリン」が入ったヨーグルトは、「タンサ(短鎖)脂肪酸」の産生力が高い!

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    グリコ独自のビフィズス菌と食物繊維イヌリンを含むヨーグルトは、乳酸菌だけが使われているヨーグルトにくらべ、48時間培養後のタンサ(短鎖)脂肪酸量が有意に多い結果が認められました。

    ※試験概要
    慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授/株式会社メタジェン代表取締役社長CEO 福田真嗣氏監修のもと帝人株式会社が実施。
    ヒトの腸内に近い環境を人工的につくり出した装置「in vitro腸内細菌叢培養モデル」に、乳酸菌のみのヨーグルト(自社サンプル)と、グリコ独自のビフィズス菌と食物繊維イヌリンを配合したヨーグルトを添加し、48時間培養。


「タンサ(短鎖)脂肪酸」 についてもっと詳しく知りたいなら!

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