膨張した“フェイスライン”をスッキリと!
食いしばりによってガチガチに固まったフェイスラインは、いわば顔にはめた“コルセット”。マッサージでゆるめてあげて。
1、咬筋をほぐす(左右各10秒)。
顔が大きくなるのは、食いしばりによって咬筋が固まり、そこに脂肪がついてしまうから。噛みしめてボコッとするところに握った手の第二関節を当て、くるくると回して、緊張をゆるめて。左右各10秒。
2、ぼやけたフェイスラインを整える(左右各10~15回)。
人差し指と中指の第二関節が顎骨の縁に当たるようにセット。首を少し傾け、顎先から耳の下まで押しながらゆっくり滑らせる。老廃物が排出され、ラインが引き締まる。左右各10~15回。
応用編
曲げた人差し指と中指でフェイスラインを挟み、滑らせるように行うと、強度がアップ!
3、口を大きく開ける(3秒×10回)。
グッと噛み、耳の下あたりで膨らむところに両手を添える。そのまま「あー」と声に出しながら、くるくると円を描くようにしてマッサージする。3秒続けたら口を閉じる。これを10回繰り返す。
重力で瞼まで下がった“おでこ”は、ほぐして鍛える。
おでこケアのポイントは、額とつながっている頭皮のこわばりを取り除いてあげること。しっかり上下に動く、しなやかなおでこへ!
1、おでこの緊張をほぐす(10~20秒×3か所)。
眉毛のすぐ上に親指以外の4本の指をのせ、上下に10~20秒軽く揺らす。指をおでこの真ん中、髪の生え際に移動させ同様に。最後に、手を握り、第一関節と第二関節の間を下から上に滑らせ、10~20回引き上げる。
2、目の力でまぶたを上げる(10秒×3セット)。
眉毛のすぐ上に親指以外の4本指をのせて、目をつぶる。おでこが上がらないように、指でしっかり押さえながら、できるだけ上を見るように目を開ける。10秒キープしたら目を閉じる。3セット。
“口角”は首からケアしてキュッと上げる。
口角を下に引っ張ってしまうのが、下顎から胸にかけて広がる広頸筋(こうけいきん)。ここをほぐして、脂肪が溜まってできるマリオネットラインも撃退!
1、口角から鎖骨にかけて伸ばす(左右各3秒×3セット)。
両手で左鎖骨を押さえながら、口を「う」の形にして唇を突き出すようにしながら、顎を右斜め上へ。首筋がしっかり伸びているのを感じながら3秒キープ。反対側も同様に。左右1セットで3セット。
2、マリオネットラインを薄くする(10~20秒)。
左右の口角から下に伸びるシワが、通称“マリオネットライン”。そこに人差し指を当て少し引き上げ、口を「う」の形にする。10~20秒キープ。まだラインが気にならない人も、予防として行おう。
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山口良純さん 骨格矯正評論家、代官山山口整骨院院長。多くの俳優やモデル、スポーツ選手を顧客に持つ。著書に『自分で育む「女優小顔」』(幻冬舎)などがある。『ホンマでっか!?TV』などテレビ番組でも人気。
※『anan』2024年7月3日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・佐々木れな(Three PEACE) モデル・中嶋杏里沙 取材、文・小泉咲子
(by anan編集部)