文・五十嵐大 PR・SK-Ⅱ
池江選手の勇気ある行動が、大きな話題と感動を集めた
幼少期から競泳選手として輝かしい成績を収めていた池江選手が、白血病を患っていることを公表したのは、2019年2月。そのニュースに胸を痛め、彼女を応援し続けてきた人は少なくないはずです。
そんななか、池江選手が発信したメッセージ。そこにあったのは、「自分自身を肯定し、人生を切り開こうとする美しさ」でした。
Instagramの投稿には約11.6万もの「いいね!」がつき、3000件以上のコメントが寄せられました。また、池江選手を応援すべくパートナーシップを結んだスキンケアブランドSK-Ⅱは、YouTubeに撮影風景の動画もアップ。3万回以上の再生回数を記録しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ajzU2oB4NFc&t=13s
今回、SK-Ⅱが池江選手と手を取り合ったのは、同ブランドが「女性の運命を変える一歩」を応援しているから。これまでにも「#changedestiny」「#運命を変えよう」といったハッシュタグキャンペーンを展開し、同調圧力や容姿でのジャッジに思い悩む女性たちの背中を押してきました。
反響を受けて、池江選手から届いた新たなメッセージ
多くの賛同を集めた池江選手の取り組み。その反響について、ご本人はどう感じているのでしょうか。ここで池江選手の率直な想いを少しだけ紹介します。
――池江選手の行動には非常に多くの反響が寄せられました。いま、率直にどう感じていますか?
池江選手 こういう姿を公表するのが初めてだったから、自分の見た目の印象はがらっと変わったと思う。でもそのことを周りの人たちはポジティブに受け止めてくれて「似合ってるね」とか言われるのはすごくうれしかったです。
――「自信を持つことの大切さ」を改めて感じた人も多いかと思います。一方で、どうしても自信が持てない…と悩んでいる人もいます。どうすれば自分を肯定できるのでしょうか?
池江選手 周りの意見ももちろん聞くけど、私自身は周りに流されることが無いので、自分の意見を一番尊重して行動することが大切だと思います。
――池江選手にとって「ありのままの自分」でいることとは?
池江選手 ありのままの自分でいることはかっこいいことだし、何かを隠すことは必要ないと思います。
――自分の意に沿わないことが起きてしまったとき、どのように気持ちをコントロールすればいいのでしょう?
池江選手 今は誰もが我慢している時だから、(自分の意に沿わないことがおこることは)仕方がないことだし、気にしないです。外に出られないとお化粧もしなかったり部屋着のままで過ごしたりすることも多いと思うけど、女性らしさをキープするため、家にいる時でも、ばっちりきめるとかじゃなくても、ジュエリーをつけたり、おしゃれなパジャマを着たり、ルームウエアにこだわったりして気分的にも上がることって大切だなと思います。
池江選手のメッセージを受けて、みんなはどう感じた?
「ありのままの自分でいることはかっこいいこと」と話す池江選手。その姿を通じて、anan総研メンバーはみな、感銘を受けたようです。
「現在も闘病されていて、きっと表には見せていないつらい部分もあるかと思います。それでもこうしてウィッグを外した姿を公開し、前に進む強さを発信されていることに頭が下がる思いでいっぱいです」(35歳・保健師)
「池江選手の姿からは、新型コロナウイルスによる哀しみや不安を吹き飛ばすほどの強さをもらいました。写真を見た瞬間、池江選手の心の美しさを感じ、同時に、『生きる強さとはなにか』を教えられた気がします。そして、ますます池江選手のことが大好きになりました」(33歳・スタイリスト)
そして、池江選手の今回のアクションから、anan総研メンバーは小さな一歩を踏み出した人もいたようです。
「自分のいいところも悪いところも、しっかり受け止めようと思いました。私は『人の言動を気にして、考えすぎる』ところがあり、ずっとそれを短所だと思っていたんです。でも、考え方を変えれば、短所は長所にもなりうる。自分自身や置かれている状況をポジティブに捉えようと思いました」(33歳・スタイリスト)
「今までは人にどう見られるのかを意識して服を選んだり、メイクをしたりしていました。でも、大切なのは自分と向き合うこと。美容だって、誰かのためにするのではなく、まずは自分自身のためにすべきだと思ったんです。そんな風に考えられるようになってからは、自分の意思でキレイであり続けたいために、毎日パックをしたり、美顔器を使ってみたり、筋膜リリースを取り入れてみたりと、以前よりも美容を楽しめるようになりました」(32歳・フリーPR)
自分を肯定し、自分のために何かをはじめる。それは「自分の人生を生きる」ことにつながります。今回の池江選手からのメッセージをきっかけに、本当に大切なことを見つめ直したメンバーも。
「ストレスを感じる人付き合いをやめました。思ってもいないことを言ったり、お世辞を言ったりするのはやめて、それこそ『ありのまま』で接するように心がけているんです」(33歳・スタイリスト)
そう、大切なのは周囲の目や思い込み、圧力に左右されないこと。自分自身を愛し、不要なものは手放す。それが自分らしく生きる最初の一歩なのではないでしょうか。
「誰もが生きやすい社会」を目指してできること
いま、時代は大きく変わろうとしています。「女性はこうあるべき」といった古い価値観を乗り越え、誰もが生きやすい社会へと向かっています。とはいえ、ときには心細くなってしまうもの。「周囲に合わせるほうが楽」だと感じる場面もあるでしょう。
けれど、そんなときは、池江選手の言葉を思い出してほしいのです。
「ありのままの自分でいることはかっこいいこと」――。
そうやって一人ひとりが「ありのまま」で生きられるようになったら、誰もが生きやすくなるはず。未来をつくりだすのは、私たちの行動にかかっています。池江選手が渡してくれたバトンを握りしめ、みんなで立ち上がりませんか?
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