不倫相手に密告されました… “都合の良い関係”に溺れた不倫妻の「最悪の天罰」【後編】

不倫相手に密告されました… “都合の良い関係”に溺れた不倫妻の「最悪の天罰」【後編】

文・塚田牧夫 — 2023.7.19
有香さん(仮名・31歳)は、大学からの友人である紘奈さん(仮名)に誘われて既婚者飲み会に参加することに。そこでタイプの男性である渉さん(仮名)と出会いました。その後もデートを重ねるなかで不倫関係となってしまったそう。紘奈さんから「セカンドパートナーと考えればいい」とアドバイスを受けたことで、罪悪感なく、軽い気持ちで交際を続けてしまったといいます。その後、二人の関係は一体どうなっていったのでしょうか…。

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複数人と不倫をする友人が羨ましくなり…

「紘奈からのアドバイスのとおり、“渉さんは不倫相手ではなくセカンドパートナーだから”と割り切ることで、さほど罪悪感もなく関係を続けていました。
そんな日々が続くなか、だんだんと渉さんからの連絡が増えていって…。“今何してるの?”といった恋人同士のようなLINEがくるようになり、私は徐々に渉さんとの関係を面倒に感じるようになりました。
紘奈はというと、やはり夫以外に親しくしている男性がいるらしく、セカンドどころか、複数人のパートナーがいるようでした。渉さんの存在を重く感じ始めていただけに、紘奈のフランクな交際が羨ましくなりましたね」

不倫相手に店の前で待ち伏せされて…

「渉さんとの連絡を少し控えるようにしていたころ、紘奈からまた既婚者飲み会の誘いがありました。渉さんに嫌気がさしていて、新しい出会いを求めていた私は、迷わず参加することに。
指定されたお店に向かうと、お店の入口付近に見覚えのある姿が。近づくと、そこには渉さんが立っていました。
渉さんは友人から飲み会の情報を聞きつけたらしく、私が参加するのではないかと予測をして、阻止するためにお店の前で待ち伏せしていたのです」

不倫相手を暴挙に走らせたキッカケ

sad woman hug her knee and cry. Sad woman sitting alone in a empty room.

「渉さんは私の腕を掴み、建物の影へと引っ張りました。そして、“なんでこんな会に参加するんだ”と怒り始めました。“友だちとの付き合いだから”“渉さんに命令される筋合いはない”と言い返すと、その場で口論に。
かなり揉めてしまったので、私は結局飲み会に参加できなくなりました。邪魔をされたことでとても腹が立ち、“次の飲み会には参加するからね”と渉さんに言ってしまったんです。結果的に、その言葉が渉さんを暴挙に走らせてしまうキッカケとなりました…」

最悪の結末

「数日後、紘奈から連絡があり、“渉さんと何かあった? 今、大変な状況になっているんだけど”と言われました。話を聞くと、既婚者飲み会を阻止しようとしたのか、渉さんがSNSなどを通じて紘奈の夫に密告したそうです。
紘奈の夫は、私と紘奈が仲が良いことを知っていましたし、私の夫とも面識がありました。なので、既婚者飲み会の情報が私の夫に伝わるまでに時間はかかりませんでした。
以前から夫は、私の行動に怪しい点があると睨んでいたようです。不倫相手が渉さんであるとすぐに特定され、渉さんの妻にも不貞関係について連絡されました。
協議の末、私たち夫婦は離婚しました。渉さんは私の夫から慰謝料を請求され、支払いに応じたそうです。渉さんの妻にも不倫がバレてしまいましたが、渉さん夫婦の関係がどうなったかまではわかりません。
紘奈はというと、離婚は免れたものの夫の監視の目は厳しくなり、到底飲み会などはできない状態のようです。やはり、既婚者同士の都合のいい関係なんて成立しないんだと思いましたし、今は心から反省しています」


既婚者飲み会で知り合った男性との「気ままな不倫生活」とは… 前編はこちら

“既婚者飲み会で知り合った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
こちらが都合のいい関係だと思っているからといって、相手も同じ気持ちとは限りません。バランスを保てていたとしても、いずれは均衡が崩れ、すべてが崩壊へと向かっていくことになるでしょう。

©spukkato/fizkes/gettyimages