“夫公認の不倫”がバレました… 堂々と不倫していた昼顔妻の「思いがけない結末」【後編】

“夫公認の不倫”がバレました… 堂々と不倫していた昼顔妻の「思いがけない結末」【後編】

文・並木まき — 2023.6.7
結婚前からレスだったことを理由に、夫から「不倫したければしてもいい」と言われていた沙耶香さん(仮名)。新婚で不倫を始めてしまった沙耶香さんは、最終的にとんでもない悲劇に見舞われることになります。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫公認と思って不倫をしてしまった30代女性の衝撃的なエピソードをご紹介します。

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夫公認の不倫だったはずが…

「ある日、夫から『不倫してるの?』と単刀直入に聞かれて。そのとき嘘をつくのも悪いかなと思ったので、素直に不倫を認めました。結婚するときに『不倫をしてもいい』って言ったのは夫だし、私に彼氏がいるとわかっても、家庭への影響はなさそうだと判断したからです。
それなのに、私の不倫を知った夫は大激怒。その場で私のスマホを取り上げ、不倫相手の男性に電話。『人の妻に手を出して、ただじゃ済まないからな!』と暴言まで吐いたんです」

「これじゃあ結婚したときの約束と話が違う」と沙耶香さんは何度も夫に抗議をしたそうですが、夫は「あの言葉は冗談だったのに、まさか本当に不倫をするなんて。君のことが許せない」と主張してきたとのこと。夫公認で不倫をしていたつもりだった沙耶香さんは、このときに初めて「自分はなんてことをしてしまったんだろう」と事態の重大さに気づいたと言います。

夫に慰謝料を請求されて

「その後も夫は私の不倫を許す様子はなく、それどころか不倫相手の会社や家まで調べ上げ、嫌がらせまで始めたんです。彼は彼で『不倫を許可されているって聞いていたから付き合ったのに、話が違うじゃないか!』と私に抗議してきて…。そのまま不倫相手がフェードアウトする形で、関係は終わりました」

そして途方に暮れる沙耶香さんに対し、夫は予想もしなかった要求をしてきたとのこと。

「なんの前触れもなく、記入済みの離婚届を突きつけられ、さらに慰謝料まで請求されました。私はまさかそこまでの話になると思っていなかったので、とにかくびっくりしましたし、困り果てて…。
でも夫の決意は固く『まだ新婚なのに、平気で不倫をするような女性とはもう暮らせない』と言われ、諦めて離婚を受け入れたんです」

不倫をしたのは事実であるだけに、沙耶香さんは夫に慰謝料を支払ったとのこと。夫は相手の男性にも慰謝料を請求し、相手の男性からも慰謝料を受け取ったそうです。

「あっという間に終わってしまった結婚生活を振り返ると、なんだったんだろうって思います。夫が冗談で言った言葉を鵜呑みにした私もいけないのかもしれないけれど、こんなことになるなんて。
夫が発した言葉を録音していなかったし、証拠も何もないから、争ったとしても不倫をした私が全面的に悪いという結果になるだろうなと思ったので、夫と争うのは諦めました。
今思うと、なんで新婚だったのに不倫に走ってしまったのか…。不倫をするくらいなら、その前にもっと夫との関係を再構築するように努力するべきでした」


「不倫していいよ」という言葉を鵜呑みにした昼顔妻の始まりは… 前編はこちら

実際に不倫をすれば、家庭は壊れてしまいますし、取り返しのつかない結末を迎える例も少なくありません。どんなにさみしくても、不倫はしないに越したことはないでしょう。

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