既婚者飲み会で“セカンドパートナー”と出会いました… 30代妻の「気ままな不倫生活」【前編】

既婚者飲み会で“セカンドパートナー”と出会いました… 30代妻の「気ままな不倫生活」【前編】

文・塚田牧夫 — 2023.7.19
異性と結婚を前提とした恋愛をするのではなく、軽いお付き合いをしたいと望む人もいるでしょう。有香さん(仮名・31歳)もかつて、既婚者でありながらある男性とそんな関係を続けていたそうです。どういった経緯でそのような状況になったのか、当時の話を詳しく伺いました。

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大切な友人の存在

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「私には、大学時代から付き合いのある紘奈(仮名)という友人がいます。紘奈は容姿が良く、周りにはいつも男性がいるような状況。だから、一緒にいると賑やかで楽しかったんです。
卒業後はお互いに就職しましたが、紘奈は途中で退職し、フリーランスとしてWEB関連の仕事をしていました。その後はお互いに結婚して少し疎遠になる時期があったものの、また定期的に会うように。
紘奈は私にはない感性を持っていて、話をしているといつも新鮮な感覚を与えてくれるんです。私にとって紘奈は欠かせない存在でしたし、紘奈の言うことならなんでも信じてしまうくらい、絶対的な信頼を置いていました」

既婚者飲み会への参加

「あるとき紘奈から、“取材を兼ねた飲み会があるから参加しない?”というお誘いがありました。なんでも既婚者の男女が集まるらしく、その様子をちょっとした記事にしたいとのこと。
“私の知っている人ばっかりだし、変な人はいないから”と言うので、私も恐る恐る参加させてもらうことにしたんです。
場所はオシャレな居酒屋の個室で、男女の人数はそれぞれ5人ずつ。飲み会が始まると、紘奈が“ああいう人、好きでしょ?”と言って、色白でヒョロッとした体型の男性を指さしました。
紘奈の言うとおり彼は私のタイプで、誠実そうな印象の男性です。さすが付き合いが長いだけあって、私の好みをよくわかっているなと思いました。まあ、既婚者飲み会に参加している時点で、誠実とは言い難いんですが…」

不倫ではなく“セカンドパートナー”

「その男性は渉さん(仮名)という名前で、金融系の会社で働いているとのこと。少し会話をして、連絡先を交換しました。
すると後日、渉さんから食事のお誘いのLINEが。私は返答に困り、紘奈に相談したところ、“カラダの関係になるわけじゃないんだし、そんなに重く考える必要はない”と言われました。さらに、“もしカラダの関係になったとしても、不倫ではなくセカンドパートナーと考えればいい”と。
もともと紘奈に対する絶対的な信頼があったので、話を聞くうちに“そのとおりだな”と思うようになり、渉さんからの誘いを受けることにしたんです」

結局は肉体関係に…

「渉さんとの食事は、とても楽しかったです。夫以外の男性と親しく話す機会がしばらくなかったので、新鮮さもありましたね。“食事に行くだけ”と決めていたのに、見た目がタイプな男性と楽しい時間を過ごしたからか、結局ホテルへ行ってしまいました…。
その後も、渉さんと何度か会う日々が続きました。紘奈に渉さんとのことを伝えていなかったので、“伝えるべきかな”と渉さんに相談したんです。すると彼は、“紘奈ちゃんならもう知ってるよ。俺から伝えちゃったんだ”と言いました。
さらに、“どうせ伝わると思うから先に言うけど、実は紘奈ちゃんに謝礼も払った”と言うのです。なんでも、あの会に参加した男性たちは、女性との関係が成立すると紘奈に謝礼を払っているそう。
冷静に考えるとおかしな状況ですが、そのときは渉さんとの関係に夢中になっていたので、“そうやってお金を稼いだりもするんだな”と、特に不思議には思わなかったんです…」


罪悪感なく不倫を続ける妻に下った「最悪の天罰」とは… 後編に続きます

“既婚者飲み会で知り合った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
セカンドパートナーと捉えることで気持ちが軽くなり、気ままな不倫生活を楽しんでいたようです。しかし、不倫は不倫。いずれはその代償を払うことになるのでしょう。

©kokouu/itakayuki/gettyimages