仲の良い姉を裏切りました… 義兄と不倫に堕ちた女性の「人生最大のタブー」【前編】
ずっと慕っていた5歳上の姉
「我が家は私が小学5年生のときに父が亡くなって以来、母と5歳年上の姉の3人暮らしをしてきました。姉とはよくケンカもしましたが、私の面倒をよく見てくれて、とても慕っていたんです。
そんな姉が社会人になり、彼氏ができました。とても優しい男性で、付き合い始めたときから“ふたりは結婚するんだろうな…”となんとなく思っていました。それからは、3人で食事や旅行に出かけることも。そして数年後、姉はその彼と結婚しました」
気づいたら布団の中で手をつないでいて…
「姉が結婚してからも、私は姉夫婦の家にしょっちゅう遊びに行っていました。ある日、私はお酒を飲みすぎて途中で寝てしまい、目を覚ますとリビングで横になっていました。布団がかけられていたのですが、誰かと手を握っている感触がありました。
隣を見ると、義兄が寝ています。布団の中で、なぜか私は義兄と手をつないでいたんです。
姉はひとり寝室で寝ているようでした。そのときすぐに手を離せばよかったのですが、“どうして…?”と、そのままの状態でいろいろと考えてしまいました」
義兄のことが頭から離れなくなり…
「またウトウトして、次に目を覚ますと手は離れていましたが、それ以来あのときのことを考えてしまうようになりました。
“どっちから手をつないだんだろう”“義兄が姉と間違えたのか…”と、思い返してしまうんです。そのときの手の温もりも覚えていて、義兄のことがしょっちゅう頭に浮かぶように。私には彼氏がいましたが、相談なんてできるはずもなく、ひとりモヤモヤしていました」
人生最大のタブーを犯すことに
「後日、姉と義兄と3人で飲みに行くことになりました。姉から仕事で遅れると連絡がきたので、先にふたりで飲んでいたんです。しばらくして、“同僚と飲みに行くことになったからそっちに行けない。ふたりで楽しんで”と姉からLINEが。こういうことも珍しくありませんでしたが、その日は妙にソワソワしてしまいましたね。
すると義兄が、“この前、寝ているときに杏奈ちゃんの手を握ってたんだよ”と切り出してきたんです。私は思わず“そうだっけ?”ととぼけましたが、“あのときから杏奈ちゃんのことが気になってるんだ”と言われて…。それでつい、“実は私も”と答えてしまったんです。
しばらく飲んだ後、“2軒目に行こう”と誘われ、店を出て向かった先はホテルでした。私はこうして、人生最大のタブーを犯してしまったのです」
“姉の夫と不倫をした女性の告白”をご紹介しました。
お姉さんのことを慕っていただけに、罪悪感は大きかったことでしょう。いくら仲が良くても、姉の夫という立場を考え、ある程度の距離を保って付き合うべきでしたね。
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