3年間の不倫の末に… 32歳女性を待ち受けていた「最悪の展開」【前編】
3年間の不倫の末、“ドロ沼な展開”に…
美波さんは、20代後半で当時の同僚と不倫を始め、3年間も関係を続けてしまったそう。不倫関係を終えるときには、相手の家庭に知られ、ドロ沼の3か月を経て慰謝料を払ったとのこと。
「当時は二度と思い出したくもないほど悲惨でした。私に『世界で一番愛している』と言い続けていた不倫相手の男性は、妻に私との関係が知られた途端、手のひらを返したように冷たくなりました。
慰謝料はもちろん、私が全額支払いました。彼は、それに対しても何も言ってこなかったです」
そんな結末を迎えたとは言っても、気持ちの整理がうまくつけられなかったという美波さん。不倫相手との関係を終えたあとも、ずっと彼のことが気になる日々が続いていたそうです。
不倫関係を清算し新たな恋人と出会って
その後、美波さんは「このままではいけない」と新しい出会いを求め、友人たちに片っ端から紹介を頼んだそう。
そして、その際に出会った男性と結婚前提での交際をスタートさせました。
「その人は不倫相手の彼とは対照的で、穏やかな性格で優しい人。ちょっと物足りないところもあったけれど、結婚するならこういう男性がいいんだろうなと思ったんです。
相手も結婚意欲が強い人だったので、交際から半年で籍を入れました」
穏やかな結婚生活の裏で…
しかし、穏やかな結婚生活を送りながらも、美波さんの心の中には、常に元不倫相手の存在があったのだそう。
「『今、どうしているかな』『まだ夫婦関係は続いているのかな』『彼が離婚して、ひとりになったら連絡をくれないかな』など、毎日のように元不倫相手のことばかり考えていましたね。
夫へはそれほど情熱的な愛情が湧くことなく結婚してしまったので、夫と元不倫相手を密かに比べては、元不倫相手との思い出を懐かしく振り返ってしまって…。元不倫相手に連絡をすることはありませんでしたが、私ひとりが不倫の思い出と一緒に生きている感じでした。
そんな私に対して夫は文句ひとつ言わず、だんだんと夫婦でいる時間がつまらないものになってきて、そのうちに夫婦間では会話すらなくなってしまいました」
寝ても覚めても元不倫相手のことが頭から離れなかったという美波さん。その結果、新婚期間でも家庭内は冷え切ってしまい、夫の帰宅が遅くなったり、休日も別々に過ごすといったことが増えていったそうです。
そんな毎日を送っていたあるとき、美波さんはある決断を下すことにしました。不倫関係を清算しても、ズルズルと相手への未練を残してしまった場合、その後の恋愛や結婚生活において悪影響が出ることもあるようです。不倫の終わり際は不完全燃焼であるケースが多いため、別れたあともなかなか心の傷が癒えず、苦しむ人が多いのかもしれません。
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