揉んだり押すだけで超簡単!…垂れ尻、太い脚などの下半身がほっそりする簡単ケアまとめ
下半身に溜まった老廃物は揉んで揉んで、押し流す。
ツボや反射区などを組み合わせた独自のメソッド「足健道(そくけんどう)」を考案した、田辺智美さん。蓄積してしまった老廃物を排出するには、手で物理的に揉み流すマッサージが何より効果的という。
田辺智美さん 悩める下半身太りは、脂肪が犯人と思われがち。しかし、実は代謝の副産物や余分な水分などが混じり合ってできる老廃物が主な原因です。本来ならリンパ液や血液とともに腎臓などに運ばれて排出されるものですが、重力の影響で、下半身にはこうした老廃物が溜まりやすいのです。
足裏の「通り道」をあけて、排出力をアップ
老廃物の排出に重要なのが、腎臓と輸尿管、膀胱。最初に、その3つの反射区が集まっている足裏をしっかりと刺激しておく。
田辺智美さん 老廃物の通り道を開放するイメージで。循環がスムーズになって尿の量が一気に増え、老廃物が出ていくのが実感できるはずです。
1.足裏のへこみを3秒プッシュ。
足裏の一番へこんでいるところが腎臓の反射区。ここに人さし指の第二関節を、痛いけれど気持ちいいくらいの力で3秒、じっくりと押しあてる。
2.土踏まずに沿って押し流す。
そのまま土踏まずの縁にある輸尿管の反射区に沿って、膀胱の反射区があるかかとの手前まで指を滑らせたら、1 と同じように一定の圧で3秒押す。1、2を3回繰り返す。
3.内くるぶしの下をこする。
内くるぶしの下に親指を押しあて、アキレス腱に向かって滑らせる。尿道の反射区に当たる場所なので、老廃物を流すイメージで刺激する。2~3回繰り返す。
「老廃物を排出する足裏の押し方」についてさらに詳しく読む※『anan』2020年6月24日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・新田草子(by anan編集部)
※ 2020.6.20配信
太もも・膝・足首「パーツ別」マッサージ
足のパーツ別揉み方を「足健道(そくけんどう)」を考案した、田辺智美さんに教えてもらいました。
【太もも】脚の付け根に向かって流すのがコツ
1.膝から脚の付け根まで、3つのルートで刺激。
膝の上、やや外側に両手の親指をあて、大腿骨の外側を、少しずつ場所をずらしながら脚の付け根に向かって押し揉んでいく。2回繰り返したら、同じラインを親指の腹で2回押し流す。真ん中、内側も同じように行う。
2.太ももの裏側も2本指でプッシュ&スライド。
両手の中指と薬指を膝の裏にあて、少しずつ場所をずらしながらお尻に向かって押し揉んでいく。2回繰り返し、同じラインを2回押し流す。前面と同じように、外側、真ん中、内側の順に行う。
「足のパーツ別揉み方」をさらに詳しく読む※『anan』2020年6月24日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・新田草子(by anan編集部)
※ 2020.6.22配信
脚・お尻を揉んで引き締めるコツ
美脚・美尻作りの要ともいえるのが、ふくらはぎ。外側・内側と向こうずね、ふくらはぎ全体と、まんべんなく揉み込もう。引き続き、田辺智美さんに話を聞きました。
ここが肝心! ふくらはぎを徹底的に揉み倒す
1.すねの外側からスタート。
外くるぶしの横に両手の親指をあて、少しずつ位置をずらしながら、脚の外側にある骨のキワを膝に向かって押し揉んでいく。膝の横も丁寧に押す。2回繰り返したら、同じラインを親指の腹で2~3回押し流す。
2.内くるぶしから膝へとプッシュ。
内くるぶしの横に両手の親指をあて、少しずつ位置をずらしながら、脚の内側にある骨のキワを膝に向かって押し揉んでいく。2回繰り返したら、同じラインを親指の腹で2~3回押し流す。
3.すねに溜まった老廃物を流す。
足首の前面から、真ん中の骨の外側に沿って押し揉んでいく。意外と老廃物が溜まりやすい場所なので念入りに。2回繰り返したら、同じラインを親指の腹で2~3回押し流す。
4.ふくらはぎを肘でごりごり。
あぐらをかいて片肘をふくらはぎの内側にあて、体重をかけて押しほぐす。端から端までまんべんなく、2往復行う。
5.ふくらはぎ全体をつかんでほぐす。
アキレス腱の上から膝関節の下まで少しずつ場所をずらしながら、ふくらはぎを片手でつかむようにして揉みほぐしていく。2回ほど繰り返す。
6.足首をぐるぐる回す。
床に脚を伸ばして座り、外回りに5回、足首をゆっくりと回す。かかととふくらはぎが床から離れないように注意。内回しも同様に行う。
「脚・お尻を揉んで引き締めるコツ」をさらに詳しく読む
※『anan』2020年6月24日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・新田草子(by anan編集部)
※ 2020.6.21配信
効果が出やすい! 美尻GETの強めマッサージ
お尻は普通はあまりマッサージをしない場所ゆえに、少し揉むだけで効果が出やすいところ。こちらも引き続き田辺智美さんに教えてもらいました。
田辺智美さん ちょっと強めに揉む・つまむ・こするを行うと効果的。片側ずつ丁寧にマッサージを。
【お尻全体】脂肪の間に入り込んだ老廃物を押し出す
1.握り拳でお尻全体をしっかりこする。
握り拳を作り、指の付け根の一番大きな関節を使って、お尻の一番高い部分をまんべんなくこする。
2.3本の指でぎゅっと揉み込む。
親指と人さし指、中指の3本指を使って、お尻を深くつまむように揉む。少しずつ場所を変えながら全体にしっかりと揉む。
「美尻にちかづく強めマッサージ」をさらに詳しく読む田辺智美さん 「足健道 さと足ツボ療術院」院長。ツボやリフレクソロジー、筋肉マッサージを融合させた「足健道」を考案し、2万人以上の不調を緩和。著書に『もむだけ美脚ダイエット』(産業編集センター)ほか。
※『anan』2020年6月24日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・新田草子(by anan編集部)
※ 2020.6.23配信
身体に覚えさせたいマッサージ
テレビやスマホで動画をただボーっと見ているという時間って、意外と多くないですか? 今回紹介したメソッドはただ揉むだけ。あえてトレーニングの時間を作るのではなく、このような時間に癖づけたい習慣ですね。