カラダと心の不調を改善! 「腸マッサージ」で狙うべき10ツボ
体調不良をもたらす不“腸”を症状別にケア。
腸の状態が悪いと、様々なトラブルが起きてくる。「下痢、便秘、肌荒れなどはわかりやすい症状ですが、むくみや冷え、またイライラや無気力など、心身両面に悪影響を及ぼします」(鍼灸師・石垣英俊さん)
そこで不“腸”を改善すべく、症状別にアプローチする、オススメの“ツボ”を教えてもらった。
「該当するツボ周辺を触ると、他に比べて張りやコリがあったり、血流が滞っているので冷たくなっているものです。ツボの奥にある腸をイメージして、硬くなった部分を緩めてほぐしましょう」
腸とそのまわりのツボマッサージだけでなく、周辺ケア、エクストラケアもプラス。
「自律神経の乱れや肝臓の疲れなども不“腸”の原因になるので、併せて行うと効果的です」
狙うべきツボはここ
1.中カン(チュウカン)※「カン」は「にくづき」に「完」
おへそから指幅4~5本上、みぞおちのあたり。胃の不快全般に効果的。エネルギー不足を改善。
2.梁門(リョウモン)
中カンから、左右に指3本分外側に位置、胃腸全般の不調に。食欲不振、下痢などに効果的。
3.日月(ジツゲツ)
左右の乳頭から真下の肋骨の下部、期門の少し下にあるツボ。ストレスが溜まるとこのあたりが苦しくなってくる。肝臓と深い関わりのある胆嚢の働きを促進。
4.水分(スイブン)
おへそから指1本分上。体内の水分量をコントロールし、余分な水を体外に排出。体をスッキリさせる効果がある。
5.関元(カンゲン)
おへそから指4本下。“丹田”の場所。消化不良など消化器系疾患に効く。月経不順など婦人科系の疾患にも。
6.期門(キモン)
両乳頭の真下、指4~5本あたり下で助骨の骨同士の間にあるツボ。肝臓の働きを活性化。刺激すれば二日酔いや悪酔いの予防にもなる。
7.大横(ダイオウ)
おへその高さの延長線上。おへそから指6本分離れた左右。大腸の症状に効果が。
8.府舎(フシャ)
左右にある「大横」から下がった脚の付け根にあるツボ。右は上行結腸の始まり、左は下行結腸の終わりあたり。便秘、腹痛などに効く。
9.気海(キカイ)
おへそから指2本分下。気の流れをスムーズにして、気力・体力を補ってくれる。婦人科系の不調にも効果的。
10.石門(セキモン)
おへそから指3本分下。体を温め、動かしてくれる元気を司るツボ。
腸マッサージのルール
- 揉む、さする、ほぐす、温める…と様々なアプローチでツボを刺激する。
- 触ってみて冷たいところ、張っているところ、コリがある部分は念入りに。
- リラックスしてお腹の力を抜き、呼吸もゆったりしたリズムで行う。
- 直接刺激するツボではなく、その奥にある腸をイメージしながら行う。
- 刺激をするとあまりに痛いところや、刺激を加える前に苦しい部分があるなら中止。医師に相談を。
石垣英俊さん 鍼灸師。『神楽坂ホリスティック・クーラ』代表。東洋医学を学ぶ「ナーチャ」校長。著書に『コリと痛みの地図帳』(池田書店)など。
※『anan』2018年7月25日号より。イラスト・山中玲奈 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)
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