知ってた?…「アイスコーヒーがおいしくなる」グラスの特徴

文・椎原茜 — 2020.8.19
涼しげな透明グラスに氷を入れて注ぐアイスコーヒーが美味しい季節。グラスの形によっても味わいが変わるのをご存知でしたか? そこで、朝、昼、晩のシーン別に、「アイスコーヒーがおいしくなるグラス」を木村硝子店の代表がご紹介します!

シーン別 アイスコーヒーがおいしくなるグラスの特徴

アイスコーヒー カフェ グラス

この夏、遠出はできない代わりに、おうちでカフェさながらのドリンクを楽しんでみるのも良いのでは?

先日開催されたウォーターサーバーにカフェ機能が搭載されたフレシャスのコーヒーメーカー一体型ウォーターサーバー「Slat+cafe(スラット+カフェ)」の体験会では、アイスコーヒーのさまざまな角度からの楽しみ方が紹介されました。

そこでは、プロが選ぶグラスで定評のある『木村硝子店』代表取締役専務の木村祐太郎さんより、生活シーンに合わせたグラス選びのポイントが伝授されました。今回は、その内容をご紹介します。

グラスのプロ直伝! アイスコーヒーグラスの選び方

木村さんからは、まず朝・昼・夕方~夜の生活シーン別のグラス選びのポイントが紹介されました。

木村さん グラスを使い分けることによってアイスコーヒーの風味や口当たりの変化を楽しむことができます。さらに、飲み物と向き合い、グラスを選ぶことで、せわしない生活にほっと一息つける時間を作ることができます。

1.朝

朝

木村さん 背が低く飲み口が広がったグラスは、香りを感じながら穏やかに飲み物を口に運ぶことができます。飲み物がゆっくり口内に染み入り、繊細な味わいを感じることができるため、目覚めの1杯や朝の時間帯におすすめです。

使用したグラス

ベッロL

「ペッロ L」¥2,530(税込)

2.昼

昼

木村さん 背が高く細長いグラスは、飲み物がのどの奥まで一気に入ってきて、スッキリとした“のどごし”を感じられます。清涼感を楽しむことができるため、特に暑い夏、のどが渇いた日中におすすめです。

使用したグラス

コンパクト 8oz ゾンビー

「コンパクト 8oz ゾンビー」¥1,870(税込)

3.夕方から夜

夕方~夜

木村さん 花のつぼみのような型のワイングラスは、飲み物を口に含んだあとでも香りを感じられ、渋みや酸味、苦味のバランスを感じられるため、一息つきたいときや仕事終わりの時間帯におすすめです。

使用したグラス

ピーボ オーソドックス 62987-600

「ピーボ オーソドックス 62987-600」¥4,730(税込)

夏おすすめのグラスの選び方

夏のおこもり生活はまだまだ続きそう。そこで、夏のおうちカフェにおすすめのグラス選びのポイントもレクチャーされました。

1. 厚さが薄めで容量が大きい

木村さん 飲み物を飲む機会が増える夏の時期は、厚さが薄めで容量が大きいグラスがおすすめ。飲み物を継ぎ足す手間も軽減します。また、厚みがなく薄いグラスは、見た目もスッキリとしていて夏らしく涼しげです。液体をそのまま持っているような感覚で飲み物を味わえ、手になじみます。

2. 洗いやすい

木村さん 飲む回数の増える夏場は、お手入れのしやすさもポイントに。背が低く飲み口が広がっているグラスは奥まで手を入れて洗いやすく、スポンジも底まで届くので、隅に残った汚れも落としやすく簡単にお手入れができます。

アイスコーヒーはもちろん、麦茶なども飲用が増える夏、グラスの形状もシーンごとに選び分け、楽しんでみるのも良いのでは?

教えてくれた人
木村硝子店 代表取締役専務 木村 祐太郎さん
1910年創業時より職人や工場と協働し数々の自社デザイングラスを製造するほか、海外からも優れたデザインの商品をセレクトし販売している。


木村硝子店

FRECIOUS「Slat+cafe(スラット+カフェ)」


©Molly Aaker/Gettyimages