ハダカのコクハク【Epi7-3】「子供が欲しくない!」
Pink eye’s
妊娠と結婚について
そういえば、私も、子供はいらない派でした。
自分みたいなややこしい子供ができたらうんざりだし、自由がなくなる、責任重大だと思っていましたから、「結婚しない、子供も産まない!」と周囲に宣言していました。だいたいの男性は(女性も)、それを聞いて引いていましたね。
だけど、私が結婚相手に選んだ、ハズバンドだけは違いました。
ハズバンドが酔っ払って「結婚する!」と抱き着いてきたとき、「私は子供は産まない!」と宣言しました。すると……ハズバンドの返事は、「僕が産む!」でした。
「ピンク先生のハズバンドって、頭おかしいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、私はこのひとことで結婚を決めたんですよね(笑)
さらに、「万が一産むとしたら高齢出産になるし、障害を持った子が生まれるかもしれない」と言うと、「障害を持った子の何がいけないの? かわいいじゃん!」と言われました。
ハンマーで頭を殴られたような衝撃、とはこのこと。
えっ? 彼と結婚したら、私、産んでも産まなくもいいんだ。と、すごくラクな気持ちになったんです。そして、私が「子供はいらない!」と宣言していた本当の気持ちに気がつきました。
「私は、五体満足な子供を産まないといけない! そうでなければ、親として認められない」と思い込んでいて、その不安から逃げたかったことに。
そりゃあ、子供のころから「五体満足で良かったね」「五体満足に産んでもらったんだから親に感謝しろ」と言われて続けてきたら、洗脳されちゃいますよね。
五体満足だから気づかないこともあるし、五体不満足だからこそ気づくこともあり、どっちがいいか悪いかなんて、決められることじゃないのに。
それに気づいたとき、
私は、子供を産む人生、産まない人生、どっちを生きてもいいんだ。
どんな子が生まれようと、他人には関係ないことだよね。
と思えて、生きることが少しラクに。そして結婚に至ったのでした。
あんなに結婚も子育てもしないと宣言していたのに、今では、子供ができたら育てる派、もしくは、縁があれば、親のいない子を育てたい派、に変わりました。
みなさんも「子供がほしい」「子供がほしくない」「どっちでもいい」いずれかの感情をお持ちだと思います。
なぜそう思うのかを、とことん追求してみると、新たな自分の人生に気づけるかもしれませんよ。