いつかは子どもを、と考えるなら最低限しておきたいのは、産み時と、そこから逆算した大まかなスケジュールの想定。
妊活

さらにパートナーを見つけて、自分の体もチェックして、と、やるべきことはてんこ盛り。まだ先…と、のんきに構えている時間は実はないかも!

体の準備を始めよう。

「妊娠を望むなら、その前に体の準備をしっかりと」と、産婦人科医で医学博士の宋美玄先生。「まず、基礎体温をつけて排卵の有無を確認する、子宮ガン検診を受ける、風疹のワクチンを受ける、この3つは必ず。体を温めるなどの体質改善もいいですが、それに安心して医療機関から足が遠のかないようにしてください。妊活を機に、一生相談できるかかりつけの婦人科医を見つけましょう。また、赤ちゃんの発育に欠かせない葉酸も、この時期に飲み始めて」

そして体の準備と関連して話題になりがちな、卵子凍結は。

「やるなら30歳頃までになどという声もよく聞くけれど、費用もかかるし体にも負担が大きい。30代ならまず妊娠を目指すのが、無理のない方法ではないでしょうか」

不妊治療、いつから考えるべき?

「卵子の状態や性的にアクティブかどうかによって妊娠のしやすさは変わってきますが、普通に夫婦生活があるとして、30代前半までは1年、後半なら半年経ってできない場合は医師に相談を。卵巣や子宮、卵管にトラブルはないか、また精子の状態などを調べる検査を経て、いくつかのステップで不妊治療を進めます」(宋先生)

以下では具体的な方法をご紹介します。

タイミング法……医師の指導のもと、妊娠しやすいタイミングに性交を行う。効果がない場合は、排卵を促す排卵誘発剤を併用するケースが多い。

人工授精……精液を採取して濃縮し、子宮内に注入。3~6回試みるのが一般的。女性の年齢が高い場合などは早めに次のステップに行くことも。

体外受精……排卵誘発剤で成長させた卵子を一度取り出し、採取した精子と卵子を体外で受精させ、培養してから子宮内に戻す方法。

顕微授精……顕微鏡で確認しながら、卵子の中に、ひとつの精子を直接注入する。精子の数が極端に少ないなどの場合にも行われる。

宋美玄先生 産婦人科医、医学博士。出産・産後にまつわるトピックスを広く発信中。著書に『女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産』(ポプラ社)ほか。

※『anan』2017年2月15日号より。イラスト・鬼頭 祈 取材、文・新田草子

(by anan編集部)

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