バカリズム×飯塚悟志「ほんと、仕事感がない (笑) 」 『バカリヅカ』シーズン2が開始

2024.6.5
30年近い付き合いの仲良し同士、バカリズムさんと東京03の飯塚悟志さんがタッグを組んでおくるロケバラエティ『バカリヅカ』。お互いのことをよく知る間柄ならではのあうんの呼吸、ゆるい空気感が何ともいえない魅力の番組だ。

バカリズム×飯塚悟志

バカリズム 飯塚悟志

――この5月からシーズン2が開始。放送が決まった時のお気持ちは?

バカリズム:またやりたかったので、待ってましたという気持ちでした。

飯塚:僕は升野くん(バカリズム)におまかせで、本当に楽しいだけなので嬉しかったですね。これがなければ会う機会もなかなかないんですよ。だから、ここで会えて楽しいことができたら最高だなと思ってました。前回も結構、反響が大きくて。

バカリズム:この二人でコントじゃないことをするというのが新鮮だったみたいです。

飯塚:僕もオンエアを毎回楽しみにしていました。二人の空気感が放送でもそのまま出ていたので、今回も大丈夫だろうなと思っています。

――では、(取材時)#1、2の収録を終えていかがでしたか?

バカリズム:楽しかったですね。ほんと、仕事感がないというか(笑)。大丈夫かな、これ本当に放送されるのかなって思ってます。

飯塚:前回より頑張ってないよね。

バカリズム:何もせず、ただただ遊んでいただけでしたね。前回は、ロケのテーマが決まったら、どんなことができるかとか打ち合わせしていたんですよ。今回は、以前やったのと同じ牽引車企画(※牽引車に引かれた車でドライブ気分を味わうという企画)だったので、頭脳労働まったくなしで臨みました。

飯塚:“見切り発車バラエティ”と銘打たれているんですけど、まさにその通りでしたね。

バカリズム:ゲストもいますけど、気を遣わなくて済む人ばかりなのでありがたいです。朝日奈央とか、もう勝手知ったる間柄のメンバーばかりなので。ライブの企画コーナーみたいな感じでした(笑)。

飯塚:ゆるゆるでした。ほんと、面白かったですね。

――飯塚さんは、東京03のメンバーと一緒に番組をやる時とはまた違う感覚ですか?

飯塚:相方だとやっぱり仕事感が出ちゃう。03でこういうロケをやってる画が浮かばないです。

バカリズム:こんなにゆるくならないでしょうね。

飯塚:不思議だけどね。一応やっぱり仕事だって思っちゃうから…。その点、『バカリヅカ』は台本ちゃんと見てないし、ほんとに野面(のづら)で来ちゃってるんですよね(笑)。

――もはや仕事だと思ってない、みたいな…?(笑)

飯塚:完全に思ってないですね。思ってしまったら、逆に嫌になっちゃうだろうなぁ。

バカリズム:仕事だと思っちゃったら、(『バカリヅカ』に対して)「これじゃダメだ」ってなる。

飯塚:ほんと、そうだ(笑)。

――では、この番組における今後の目標をお聞かせください。

バカリズム:長寿番組になったら嬉しいなと思っています。

――今回は6回限りの放送ですが、レギュラー化されるといいですよね。

バカリズム:レギュラーになったらいいですね。でも、ならなかったら、もうしょうがないかって(笑)。

飯塚:「まぁ、やっぱりそうか」ってなるね(笑)。

バカリズム:頑張ってないから文句言えないんですよ。

飯塚:そうなの。「なんでこんなに頑張ったのにレギュラー化してくれないんですか!」って言えない(笑)。

バカリズム:さすがにそんな上手い話はないですからね(笑)。

バカリズム(写真右) 1975年11月28日生まれ、福岡県出身。’95年、お笑いコンビ「バカリズム」を結成。2005年12月よりピン芸人として活動。レギュラー番組を中心に活動する傍ら脚本、俳優など多方面で活動中。現在、ドラマ『イップス』(フジテレビ系)に出演中。

いいづか・さとし(写真左) 1973年5月27日生まれ、千葉県出身。2003年に豊本明長、角田晃広と東京03を結成。’09年に「キングオブコント」優勝。レギュラー番組に出演するほか、俳優としても活動中。3月には『高速を降りたら』(NHK)でドラマ初主演を果たした。

『バカリヅカ』 バカリズムと飯塚悟志がどうなるか分からない見切り発車な企画に挑戦するバラエティ。2023年に全6回で放送され好評を博し、第2弾の放送が決定。第2弾では、毎回ゲストも登場。毎週月曜24:30~テレ東にて放送中。

※『anan』2024年6月5日号より。写真・土佐麻理子 インタビュー、文・野村 文

(by anan編集部)