スイーツライターのchicoさんがおすすめスイーツを紹介する「お菓子な宝物」。今回は『Dining 33 Patisserie a la maison』のフォレヴェールなどです。
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クローズから11か月、『カフェミクニズ』のお菓子が帰ってきた! 朗報に心躍らせ、三國清三シェフ監修の麻布台ヒルズのダイニングに併設するパティスリーへ。オペラにフレジエ……クラシックなフランス菓子が名を連ねるが、その姿はむしろモダンでアーティスティック! 「いまの技術で、いまの味覚に合わせ、フランス菓子を次に進めるのも私たちの役目と思うんです」と、前店に続きパティシエを務める浅井拓也シェフ。越えちゃいけないラインは守りつつ、遊び心をプラスしていく。

例えばパリの「オペラ座」がルーツのお菓子「オペラ」なら、あえて倒して。層を五線譜に見立て、キャラメリゼした麦のポン菓子を音符のように踊らせる。周りを極薄チョコで囲むことでコーヒーシロップをこれまで以上にひたひたに染み込ませた。パイやシュー、クリームなど、パティシエの技が詰まった伝統菓子「サントノーレ」も見違えている。焦がし発酵バターを加えたパイは、ぐるりとリングにして深めに焼き込み、ザックザクに。クリームの決め手はバニラをローストすること。いつもと違う少しモルティなバニラ香にそそられる。「フォレヴェール」はアルザスの名店で学んだお菓子を、和の食材でアップデート。メレンゲとムースがふわりとほどけて、抹茶の滋味にみずみずしい柚子の香りが重なる。ニュークラシックなフランス菓子が、いまの私たちを最高に幸せにしてくれる!

手前右から時計回りに、樹齢100年以上の木になる高知産“枯木柚子”と京都の抹茶を使った新作「フォレヴェール」¥1,000、「サントノーレ」¥1,000。「フレジエ」(¥1,100)は苺とムースリーヌを木苺果汁100%のジュレで覆って。「オペラ」(¥1,000)。このお菓子を愛したバレリーナの名にちなむ「パヴロヴァ」(¥1,000)はメレンゲをチュチュのようにいまにも踊り出しそうに纏わせて。コースをシメるデザートを作る浅井シェフのお菓子は、全体的に軽やかで食後感まで心地いい。

Dining 33 Patisserie a la maison 東京都港区麻布台1‐3‐1 麻布台ヒルズ森JPタワー33F TEL:03・4232・5801 11:00~21:00 無休

チコ スイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。

※『anan』2024年1月31日号より。写真・清水奈緒 スタイリスト・野崎未菜美 取材、文・chico

(by anan編集部)

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