LE SSERAFIMの魅力を深掘り! SAKURA「もし一人だったらここまでできなかった」

2023.8.27
大型新人グループとして大注目の中デビューし、怒涛の勢いのまま2年目を迎えたLE SSERAFIM。自分たちらしく歩んできた彼女たちから感じる“内面の強さ”、そして原点に迫りました。
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左からKIM CHAEWONさん、SAKURAさん、KAZUHAさん、HUH YUNJINさん、HONG EUNCHAEさん。

――LE SSERAFIMというグループ名は“IM FEARLESS(私は怖れを知らない)”のアナグラムですが、メンバーの怖いもの知らずなところを紹介してください。

HONG EUNCHAE(以下HE):SAKURAさんはメンバーの中で一番、幽霊とかホラー映画に強くて、肝試しをしていても一人だけまったく怖がらなかったんですよ。

SAKURA(以下SK):そう、最近、みんなで肝試しをしたんですけど、私は全然怖いと思わなくて(笑)。

KAZUHA(以下KZ):一人でスタスタ先頭を行ってましたもんね。

KIM CHAEWON(以下KC):メンバーの中で一番怖がっていたのはYUNJINさんだよね。

HUH YUNJIN(以下HY):それに関しては言い訳していいですか! 私は今までの人生でずっと肝試しを避けて生きてきたんですよ。なぜなら、怖いから! なのに、やることになってすごく怖かったんです。でも、頑張りました!

HE:私も、ただホラー映画や怖い動画を観るだけならそこまで怖くないんですけど、実際に自分が肝試しをやるとなると、ちょっと怖かったですね。

KC:私もはじめは怖かったけど、時間が経つにつれて、脅かす人も同じ人間なんだなあと思えてきて、大丈夫になった(笑)。

KZ:怖いといえば、私は虫ですね。

HY:虫が平気なのはEUNCHAEさんで、全然怖がらないよね。CHAEWONさんとKAZUHAさんは逆に、虫だけはどうしてもダメ。

KZ:特に大きい虫は苦手ですね。

SK:少し前、CHAEWONさんが虫を見つけて大騒ぎしてたよね(笑)。

KC:みんなが寝静まった後に虫を見つけてしまって、そのままにしておくのも怖いから、とりあえずコップの中に閉じ込めました(笑)。怖かったけど、みんな寝てたから起こすのも申し訳ないし、一人で頑張った!

――LE SSERAFIMのファンネーム“FEARNOT”は韓国語で書くと「花が咲く」という意味になります。LE SSERAFIMとしてデビューしてから花開いた、みなさんの新たな才能や魅力はありますか?

SK:自分のことでいうと、表現力だと思います。最近はいろんな場面で自分の言いたいことを表現できるようになりましたし、自分も気づかなかった能力が花開いた感じがします。

KC:SAKURAさんの表現力って本当に素晴らしい長所だと思うんですよ。普通は思いつかないような表現が出てくるからすごく新鮮だし、面白く感じるんですよね。

HY:EUNCHAEさんは音楽番組のMCに抜擢されて司会進行とトークがすごくうまくなりました。毎週いろんなアーティストの方と一緒に踊る動画を撮っているせいか、その場でいろんな振り付けを覚えて、すぐに踊れるのもすごい。もはや特技だよね。

HE:えへへ、ありがとうございます!(照れ笑い)

KC:私は、YUNJINさんのメイク力がすごく上がったと思う! 私はあまり自分でメイクするのが得意ではないから、YUNJINさんのセルフメイクはいつもすごくきれいだなって感心しちゃう。

HY:もともとメイクが好きだし興味もあったけど、デビューしてからメイクしていただく機会が増えて、ついに自分のスタイルを見つけましたね。

――LE SSERAFIMはメンバーのみなさんの仲の良さも魅力の一つだと思います。メンバーとの絆を育む上で大事にしていることは?

KC:特にチームワークのためにしていることはないんですよ。特別な何かを心がけてきたわけではなくて、ただみんなと生活を共にしているうちに絆が深まったのかなと思いますね。それに、メンバーみんな素直なので、お互いのことをよく知るようになるにつれて、自然と仲良くなれた気がします。

HE:みんなと出会ったばかりの頃は、自分から話しかけることもできないくらい緊張していたんです。でもお姉さんたちからたくさん話しかけてくれて、そうするうちにいつしか肩の荷が下りて、気がラクになりました。

HY:そういう壁は自然になくなっていったよね。すぐに消えたわけじゃないことは覚えてるけど、いつのまにか消えてました(笑)。

KC:やっぱり一日中、ずっと一緒にいたら仲良くなるよね(笑)。

SK:デビューした時から仲は良かったんですよ。でも、その時から日を追うごとにもっと仲良くなってる感じがするから、不思議だよね。

HY:時が経てば経つほど、自分たちでもそれははっきりと感じますね。

KZ:じゃあ、今から1年後にはもっと絆が深まってるかも?

KC:これ以上があるのかな!?(笑)

HY:今のままでも十分すごいと思うけど、そうだったらもっとすごいよね。

――LE SSERAFIMといえばパフォーマンス、というくらいステージのクオリティの高さに誇りを持ち、そのために全員が努力していらっしゃるのを感じます。そこまで高みを目指す原動力はなんですか?

HY:みんなすごく欲張りで、やりたいことが多いんです。それに、目標を叶えるために、今までどんなことも乗り越えてきたという自負があります。それぞれに叶えたい夢があるから、自然と努力し続けられるのかなと思いますね。人間だから、大変だと思うことはもちろんあるんですけど、口では「大変だ」と言いながらも頑張ってしまうのがLE SSERAFIM(笑)。

SK:これが私たちの本業なので(笑)。みんな好きでやっていることだし、そこに関しては諦められないですね。自分たちで決めたことだから。

KC:私たちはきっと、誰もできないようなことをやり遂げるのが好きなんです。やり遂げた! という達成感を味わうのが好きなのかも?

KZ:難しい振り付けも、最初の頃はできなくても、練習し続けていたらできるようになるんですよね。そうして後から自分たちのパフォーマンスを観て、あの時頑張ったからこそ、ここまでのパフォーマンスができるんだなと思えるし、達成感は確実にありますね。

――みなさん、子どもの頃から何でも頑張る子だったんですか?

KC:何でも頑張っちゃう人たちが集まって、お互いにいい影響を与え合って、もっと頑張ることができているんじゃないかと思います。

HY:5人が一緒にいることで、お互いに刺激し合ってるんですよね。

SK:もし一人だったら、ここまでできなかった気がします。

――韓国でデビューして、日本でもデビューを果たし、思い描いていた夢はほぼ叶えたのではないかと思います。今後、新たな夢を描くとしたら?

HY:もっといろんな場所に行って、私たちのコンサートがしたいです。

SK:ドームツアー!

KC:できるだけ大きなステージにたくさん立ちたいです。

KZ:素晴らしいアーティストがたくさん集まるような海外イベントにも出演してみたいですし、ビルボードにランクインしたいです。

HE:言いたかったことは全部、お姉さんたちに言われてしまいました(笑)。でも、私たちの夢は同じなので!

KC:夢に関することは、みんなでよく話し合うんですよ。

HY:いつかはあんなことしてみたいね、こんなことやりたいよねって、普段から自然に会話に出てきますね。

SK:特に、先輩たちのステージを観た後は「私たちもあんなふうになりたいね」って、よく話し合ってます。

――8月からLE SSERAFIMとして初めてのツアーが開催されます。どんなツアーにしたいですか?

HE:今はまだ期待半分、心配半分、という感じです。

HY:初めてのツアーなので、とにかく楽しく、元気にツアーを終えたいです。

KZ:みなさんにお見せしたい曲もパフォーマンスもたくさんあって、一生懸命準備しているので、私たちもとても楽しみです。ファンのみなさんも初めて観るステージがたくさんあるので、きっと驚いていただけると思います。

KC:FEARNOTのみなさんに会いに行きます。いい思い出をたくさん作れたらうれしいです!

SK:LE SSERAFIMは直接ステージを観たほうが魅力が伝わるグループだと思うので、私たちを初めて観る方もファンになっていただけるような、いいツアーにしたいです。

LE SSERAFIM(ルセラフィム) 2022年5月、1st Mini Album『FEARLESS』でデビュー。わずか8日で韓国の音楽番組1位を獲得。年末には紅白歌合戦出場、翌年1月に日本デビューとグローバルに活躍中。日本2ndシングル’UNFORGIVEN’が発売されたばかり。また8月12日のソウル公演を皮切りに、7都市を巡るグループ初のツアーを開催中。

KIM CHAEWON(キム・チェウォン) 2000年8月1日生まれ。キュートさとシャープさの両方を併せ持つ。「お菓子のグミが大好きで、『UNFORGIVEN』の活動中もよく食べていました」。

トップス¥42,900(リブ ノブヒコ/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395) シャツ¥41,800(ウルー contact@uruh.jp) サングラス¥35,200(ジェントルモンスター/エム TEL:03・6721・0406) ピアス※片耳用 各¥24,200(イー・エム/イー・エム アオヤマ TEL:03・6712・6797)

SAKURA(サクラ) 1998年3月19日生まれ。プロ意識の高さからメンバーからもファンからも絶大な信頼が寄せられる。好きなエンタメは「漫画です。ジャンルレスに何でも読みます」。

ワンピース¥85,800(ディサヤ/H3O ファッションビュロー TEL:03・6712・6180) サングラス¥58,630(プラダ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:0120・990・307) チェーンつきシルバーフープピアス¥37,400(ピューピル キャスケット/SHOWROOM UNO contact@showroom-uno) ネックレス、上¥258,500 下¥47,300(共にジャスティン デイビス/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL:03・3401・5001) リング¥19,800(スワロフスキー・ジュエリー/スワロフスキー・ジャパン TEL:0120・10・8700)

KAZUHA(カズハ) 2003年8月9日生まれ。15年続けたバレエで培われたダンスが魅力。「最近、洋画を英語字幕で観るのにハマっています。英語の聞き取りも上達した気がします」

ジャケット¥71,500 パンツ¥27,500(共にフミエタナカ/ドール TEL:03・4361・8240) サングラス¥53,130(ミュウミュウ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) イヤカフ¥25,300(プリュイ/プリュイ トウキョウ TEL:03・6450・5777) 左手のリング¥21,000(オーヴ/ロードス TEL:03・6416・1995)

HUH YUNJIN(ホ・ユンジン) 2001年10月8日生まれ。最近はシティポップにハマり中。「いい曲が多くて、天気がいい時や移動中に聴くと気分が良くなります」

トップス¥23,100(エディットフォールル/ベイクルーズ カスタマーサポート TEL:0120・301・457) チュールスリーブ¥13,200(アヤーム info@a-y-a-m-e.com) パンツ¥38,500(ユウバエ info@yuvae.com) サングラス¥58,630(プラダ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) イヤカフ¥165,000 ネックレス¥946,000 リング、左手人差し指¥125,400(ジジ/ホワイトオフィス TEL:03・5545・5164)

HONG EUNCHAE(ホン・ウンチェ) 2006年11月10日生まれ。音楽番組のMCとしても活動中。「スピーカーで音楽を聴くことに夢中。浴室の中でもK‐POPを流して歌っています」

トップス¥41,800(ホウガ info@houga.jp) パンツ¥55,000(アキコアオキ TEL:03・5829・6188) サングラス¥47,410(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ピアス¥12,430(パズ・コレクティブ/ズットホリック)http://zuttoholic.jpn.org/

※『anan』2023年8月30日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・番場直美 Kim Hyesoo Lee Hanbi(S:YOU) セットデザイン・KURONO(klone) 森井耕作(モリイ美術) ヘア・Oh Yumi Ha Min(Bit&boot) メイク・Kim Minji(Bit&boot) Visual Creative・NU KIM Yujoo Kim Yoon Cho Yuli Song Soo Lee 取材、文・酒井美絵子 尹 秀姫

(by anan編集部)