LE SSERAFIMがついに日本デビュー! ショーケースではメンバー全員力を合わせてミッションをクリア

取材・文 尹 秀姫 — 2023.1.27 — Page 1/2
紅白出場も記憶に新しい、LE SSERAFIMの日本デビューショーケース『JAPAN DEBUT SHOWCASE 'FEARLESS’』の模様をレポ!

紅白出演、ドラマ主題歌、日本でもすでに大活躍!


_R9A0060-2

【ペンになってもいいですか!?】vol. 175

昨年2022年5月、韓国でデビューした5人組ガールズグループLE SSERAFIMが、1月25日、早くも日本デビューを飾った。昨年、韓国で旋風を巻き起こしたLE SSERAFIMはデビュー4日目にして音楽番組で1位を獲得。デビュー6か月でBillboardのメインアルバムチャート、Billboard200にチャートインした、まさに世界を股にかけて活躍するガールズグループ。

韓国で発売した2ndミニアルバム『ANTIFRAGILE』は日本のオリコン週間およびデイリーアルバムランキングで1位に輝き、さらには年末の紅白歌合戦にも出場するなど、日本デビュー前から熱い注目を集めていた。

そんなLE SSERAFIMがついに「日本 1st シングル’FEARLESS’」で日本デビューを果たした。1月25日のリリースに合わせて、同日には日本で初めての単独イベント<LE SSERAFIM JAPAN DEBUT SHOWCASE ‘FEARLESS’ TOPIC>を開催。「日本 1st シングル’FEARLESS’」予約購入者の中から抽選で選ばれたファンを招いて、日本デビューを祝った。


集合1

左から、KAZUHA、SAKURA、KIM CHAEWON、HUH YUNJIN、HONG EUNCHAE。


真っ白な衣装のメンバーがステージに登場すると、まずは「Blue Flame -Japanese ver.-」をパフォーマンス。続くメディアフォトタイムでは司会の古家正亨さんの指示通りにカッコいいポーズ、自分だけの“FEARLESS”ポーズ、そしてメンバーそれぞれに指定されたポーズで撮影に挑んだ。ステージを見守る会場いっぱいのFEARNOT(LE SSERAFIMのファン)の前でも臆さず、ポーズを決めていくのはさすが。

一番手のCHAEWONに続いて順番が来たSAKURAはまず「これから長くなるので座ってもいいですよ」と立ったまま撮影を見守っていたFEARNOTを気遣っていた。YUNJINはインスタでも話題になったウインクをしてみせると、後方で待機していたメンバーが大盛りあがり。EUNCHAEのターンではポーズを決める度にメンバーにチラチラ目線を送り、自分だけの“FEARLESS”ポーズで腕組みをした時にはメンバーから「おお!」と歓声が上がっていた。


3

KIM CHAEWON


ショーケース前日に眠れたかどうかを問われたKAZUHAは「緊張と期待でワクワクしてなかなか眠れなかったんですけど、今日のためにたくさん準備して練習してきたので、みなさん楽しんでいってもらえたら」と笑顔を見せた。

韓国デビューと日本デビューでの気持ちの違いについては日本でデビューを経験しているSAKURAが「私は日本でデビューした経験もあるんですけど、今日はもっと特別に感じられて、少し緊張もあるのかなと思います。振り出しに戻ってLE SSERAFIMとして新しくスタートを切るということで不安も少しあるんですけども、でもファンのみなさん、FEARNOTがきっと私たちを応援してくれると信じているので、ある面、ワクワクしてる気持ちもあります」と、あらためてデビューを飾る心境を語った。

LE SSERAFIMがどんなグループなのか問われたリーダーのCHAEWONは「LE SSERAFIMは『I’M FEARLESS』をアナグラムで組み合わせた名前で、世間の視線を恐れることなく前に進むという強い意思を込めています」と流暢な日本語で紹介。

今回の日本のシングルのトラックについて、まずは1曲目の「FEARLESS -Japanese ver.-」を「私たちの韓国デビューアルバムのタイトル曲のジャパニーズバージョン」と紹介したYUNJINは、「過去にとらわれず、揺らぐことなく前に進む私たちLE SSERAFIMの力強い姿を表現していて、私たちを一番よく見せてくれる曲だと思います」と日本語でしゃべりきり、言い終わった後は緊張がほどけたのかほっとした笑顔を見せた。


5

SAKURA


2番目の「Blue Flame -Japanese ver.-」はショーケースの初めにパフォーマンスした曲。「韓国のデビューアルバムに収録されているカップリング曲の日本語バージョン。オリジナル・バージョンではCHAEWONさん、YUNJINさんが直接作詞に加わり、もっと愛着がある曲です」とEUNCHAEが紹介。また3番目の「Choices」はLE SSERAFIM初の日本オリジナル曲。「レトロなヒップホップとR&Bのサウンドが魅力で、ストリートカルチャー感もあり、スタイリッシュな魅力を同時にお見せできる曲です」とKAZUHA。この曲はLE SSERAFIM初のドラマタイアップ曲で、ドラマ「三千円の使いかた」の主題歌として起用された。

「FEARLESS -Japanese ver.-」はオリジナルバージョンとは異なるコンセプトのMVが用意されているそうで、「『FEARLESS -Japanese ver.- 』のMVは恐れることなく前に進むLE SSERAFIMの様子を左右上下対角線直線どこにでも動ける(チェスの)クイーンに見立てて撮影しました」(SAKURA)とのこと。YUNJINいわく、「いいところはたくさんあるんですけど、強いて1つを選ぶなら、最後の方に『I’M FEARLESS』と『LE SSERAFIM』という電飾のセットが出てくるんですが、そこからロゴにつながっていく部分がよかったです」と紹介してくれた。


1

HUH YUNJIN


ジャケット写真もまたオリジナルバージョンとは違った雰囲気で撮られていて、「WHITE BACCHARISコンセプトでは『開拓』という花言葉を持つバッカリスのように、LE SSERAFIMが追求する方向性をお見せしたいと思いました。そしてPINK MUSKコンセプトではより人間的で愛らしい姿をお見せできるように努力しました。そして撮影に入る前、メンバー同士でどんなポーズが似合うのかいろいろ研究して撮影に臨みました」とCHAEWONが撮影時のエピソードを明かした。

ちなみにSAKURAが気に入っているのはマンネズ(KAZUHAとEUNCHAE)がPINK MUSKで撮影した写真だそうで、「私の画像フォルダに保存されています」と自慢げに話し、EUNCHAEに習って同じポーズ(両手の拳を顔に寄せて、目線は上)を披露。逆にEUNCHAEは「個人的にはPINK MUSKが気に入ってはいるんですが、WHITE BACCHARISでのお姉さんたちの眼差しがカリスマにあふれていて素敵だったと思います」と、その強い眼差しをステージで見せてくれたが、周りからは「かわいい〜!」という声が上がっていた。

最後にはCHAEWONが「このシングルは私たちが日本でファンのみなさんに披露する最初の音楽なだけに、私たちの堂々とした自由な姿をお見せしたいと思っています。これからも素晴らしいパフォーマンスをしていい音楽をお届けできるようがんばりますので、期待してください」と、気持ちを強く届けてくれた。


4

KAZUHA


この日はファンからの質問に直接メンバーが答えるコーナーも。ファンならではのユニークかつ愛がこもった質問に、メンバーも真剣に答えていた。

Q. リーダーお疲れ様です! 「First Love」最高でした! ちなみに他に歌ってみたい日本の曲はありますか? 楽しみに待ってます。

CHAEWON ありがとうございます! みなさんのために本当に一生懸命、準備しましたけど、たくさん聴いてくれて本当にうれしかったです。他に歌ってみたい曲は、『君の名は。』の主題歌「なんでもないや」です(といってアカペラでワンフレーズ歌ってみせる)。いつかカバーしたいです。

Q. 日本オリジナル曲「Choises」の中で好きな歌詞はありますか? また今回はラップパートも担当していたので、難しかった点はありますか?

SAKURA 歌詞が全部いいんですけど、最初の「A, B, or A, B, or A-B-A-B-A-B-A-B, what?」のところがすごく癖になる感じがして、エビってかわいいなって(笑)。

CHAEWON エビおいしい(笑)。

SAKURA みんなで口ずさんだりして、本当に癖になるパートだと思います。それに、こんなにたくさんのラップパートを担当したのは初めてだったんですけど、私のパートがすごく早いんですよ。でも、うまくできてよかったなと思いました。(本格的なラッパーとして活動するつもりはあるか聞かれて)機会があれば私は何でも挑戦するので、がんばります!


2

HONG EUNCHAE


Q. 「I ≠ DOLL」たくさん聞いています! どんな時にメロディや歌詞が浮かんできますか? YUNJINの作曲センスはピカイチだと思います。

YUNJIN 私は日常の中でいろんなところからインスピレーションを得ています。メンバーと一緒にいる時、FEARNOTのみなさんの前でステージを務める時やコミュニケーションをしている時、昔のことを思い出した時などに浮かんできます。場所とは関係なくアイディアが浮かんでくるのですが、周りにいい影響を与えてくれる人がたくさんいるので(と言いながらメンバーを見てにっこり)、自然に湧いてくるんだと思います。

Q. 関西弁をしゃべってもらいたい。

KAZUHA 何でもしゃべっていいんですか? 関西の血を感じて!(と気合を入れながら)「FEARNOT、いつも応援してくれてありがとう。これからもずっと一緒にいよな。大好きやで♡」

Q. 最近覚えた日本語は何ですか? また好きな日本語があれば教えてください。

EUNCHAE 最近覚えた日本語は、「カードをお取りください」!

SAKURA コンビニでカード使うと言われるので覚えました(笑)。

EUNCHAE 好きな日本語は、「なんでこんなにおいしいの!?」。KAZUHAさんのお母さんがおいしいお菓子を差し入れてくれて、そのお菓子がおいしくて、「なんでこんなにおいしいの!?」って。

Q. 音楽の受賞式などで想像を超えるパフォーマンスを見せてくれてますが、それを目指すためにメンバーが意識していることはありますか?

CHAEWON 私たちはいつも満足をしないんです。常に今の状態に満足することなく、どうすればよりよくなるかということをステージに立つ直前までいろいろ悩んだり話をしたりしています。


集合3

この日のステージには「FEARLESS -Japanese ver.-」のMVでモチーフとして用いられていたチェスにちなみ、ステージの床が白と黒のチェス盤模様だったり、大きなコマがセットとして置かれていたり、曲の世界観が反映されていたのだが、この後行われたゲームコーナー「CHECKMATE KINGを取れ!」は、メンバーがチェスの6つのコマに隠されたミッションを選んで、順番通りにミッションをこなし、すべてクリアできたら最後に団体ミッション・キングに挑戦するというもの。だが途中で誰かが失敗したら最初からやり直しになるうえ、123秒以内にクリアという条件も加わり、難易度の高いゲームだった。

ミッション内容は、まずYUNJINが司会の古家正亨さんとのじゃんけん勝負をすることになり、二番手はCHAEWONが早口言葉「新人歌手新春シャンソンショー」に挑戦、次はSAKURAが大きなサイコロを振って偶数を出す、続くEUNCHAEは手元を見ずにタイマーを10秒でストップさせ、最後にKAZUHAが指定された日本語のメッセージを正しく入力し、送信までしたところで、最後のミッション・ランダムプレイに挑戦できる、というもの。

しかし初手のYUNJINがなかなかじゃんけんに勝てず、CHAEWONは初回こそ言い間違えたものの何度も「新人歌手新春シャンソンショー」と叫び、SAKURAは気合で偶数を出したり出せなかったり、そしてEUNCHAEは何度やっても9秒でタイマーを止めてしまい、最後にはメンバーがこっそり合図を送ってなんとかクリア、KAZUHAはメッセージの文章でLE SSERAFIMと打つところルセラフィムと入力して「カタカナじゃなくローマ字表記にしてほしかった」という物言いが付き、結局タイムアップのため1回目のチャレンジはあえなく失敗。

2度目はランダムプレイにたどり着いたものの、序盤はフォーメーションが決まらずグダグダになりそうだったが、途中からなんとか持ち直し、最後には見事な“カル群舞”でミッションをクリア。CHAEWONの最近覚えた日本語が「新人歌手新春シャンソンショー」になったところで、ゲームコーナーが終了した。

最後にはメンバーそれぞれこれからの日本活動に向けての想いとファンへのメッセージを伝えて、「FEARLESS -Japanese ver.-」のパフォーマンスでイベントは終了。大寒波の中で開催されたイベントだったが、会場は熱いくらい盛り上がった。トークではメンバー仲よくわちゃわちゃした様子がかわいく、パフォーマンスでは場を圧倒するカリスマで魅せる、LE SSERAFIMの今後の日本活動も楽しみに待ってます!

(P)&(C) SOURCE MUSIC

Information

JAPAN OFFICIAL SITE
https://www.le-sserafim.jp

OFFICIAL YouTube Channel
https://youtube.com/channel/UCs-QBT4qkj_YiQw1ZntDO3g