普段は本格自転車旅を楽しむサイクリスト・YUKARIさん。今回は、「初心者も安心なサイクリングロード」をご紹介。なかでも一番走りやすいのは?
「霞ヶ浦はおすすめです。景色も開けていて、道もしっかり整備され、地図を見なくても迷うことなく走ることができるんです。土浦駅に直結するサイクリスト向け施設〈BEB5土浦〉もあり、着替えスペースやシャワールームがあるのもポイント。サイクリストに優しい環境ですね」
兵庫県・淡路島や長野県・白馬村も利便性が高く、YUKARIさん一押しのスポット。観光地として有名ではあるものの「自転車移動」だからこその楽しみ方がある、と語る。
「淡路島へはフェリーに乗って行くのですが、とにかく景色が美しい! 海風を感じながら海岸線沿いを走っていると、気分もリフレッシュ。車や電車の移動と違い、空気を直接肌に感じられるところが、自転車旅の良さですよね。また『海よりも山!』という人には白馬もおすすめしたいです。壮大な山岳風景が広がり、日本じゃないような感覚。ちなみに、長時間走行していると手が痺れてくるので、手袋を持参するとより快適にサイクリングを楽しめますよ。これからの季節は、サングラスもあったほうがベターです。レンタサイクルショップで借りられる場合もあるので、確認してみてください」
初心者も安心! 絶景サイクルスポット
霞ヶ浦 〈茨城〉
駅直結のサイクリスト向けホテルが便利!
霞ヶ浦は自転車専用ライン〈つくば霞ヶ浦りんりんロード〉が引かれ、初心者向けスポット。〈BEB5土浦〉(写真右)など施設も充実。「霞ヶ浦の周辺には大生神社のある潮来市や、鹿島神宮のある鹿嶋市といったパワースポットのある街も。電動自転車なら霞ヶ浦から3時間程度なので、余裕があれば挑戦を」
淡路島 〈兵庫〉
道中にはおしゃれなカフェも。
海岸線沿いの景色が美しい淡路島は、YUKARIさん曰く「ママチャリなど、ロードバイクじゃない自転車でも十分に楽しめる」サイクリングスポット。海沿いを走っている途中には、SNS映えするようなおしゃれなカフェも並ぶ。「途中休憩を挟みながら、自分のペースで楽しんでもらいたいです」
白馬村 〈長野〉
美味しい空気と美味しい食事を漫喫!
YUKARIさんがおすすめするのは、松本駅から安曇野の方面まで、飛騨山脈の白馬連峰を源流とする川沿いを走行するルート。「私が訪れた時期は山に雪がまだ積もっていました。白馬は野菜も美味しいので、体の内側からも元気をチャージできます。これからの季節、ぜひ新鮮な野菜も食べてください!」
ゆかり ロンドン留学中に見たアニメにはまり、帰国後にロードバイクを購入しサイクリストデビュー。女性サイクリストチームANGEL PROJECTメンバーとしても活動。RIDLEY JAPANブランドアンバサダー。
※『anan』2023年7月5日号より。イラスト・oyasmur 文・高木 望
(by anan編集部)