夜仕込んで朝ヘルシー! “オーバーナイトオーツ”で健康新習慣
「日本では“えん麦”として知られるオーツは、人間に不足しがちなマグネシウムやカルシウム、鉄分などのミネラルや食物繊維を豊富に含み、栄養バランスが手軽にとれる食材。粒状、潰したロールド、粉末の3タイプが一般的に流通していて、料理によって使い分けられています。欧米では昔から、オーツをおかゆのようにクツクツと煮込んだものが朝食として食べられてきました。ロールドのオーツを一晩、プラントベースのミルクに漬けた“オーバーナイトオーツ”が日本で注目されはじめたのは、昨年の外出自粛中。自炊が増える中で栄養バランスをとりつつ朝食の時短にもなる。そしてトッピングで華やかに盛り付けるとSNS映えもして楽しいというのが主な理由でしょう。私は多めに作り小腹がすいた時のおやつ代わりにもしています」
自分の生活スタイルに合わせて取り入れられるオーバーナイトオーツ。基本の作り方やトッピングのバリエをWOONINさんがレクチャー!
Step1:基本はロールドオーツとプラントベースミルク。
オーツ1カップとアーモンドミルクやライスミルクなどお好きなミルク300mlをジャーに入れて蓋をしてシェイク。そのまま冷蔵庫の中で一晩寝かせて出来上がり。鮮度を保つため塩をひとつまみ入れると安心。
Step2:決まりはナシ! 自由にトッピングを楽しんで。
一晩漬けたオーバーナイトオーツは、器にあけてそのまま食べてもOKだが、さらに栄養や彩りをプラスすると美味しさも倍増! どんな食材とも相性がいいので、自分の感覚やセンスで楽しんでみて。
+スーパーフード
ダイエットにも効果的だといわれるチアシードをスプーン1杯、オーツと一緒に漬けてもいいし、抗酸化成分“ポリフェノール”などが豊富なカカオニブを後がけするのもおすすめ!
+フルーツ
アサイーボウルのように、お好きなフルーツをトッピングするのもよし。ブルーベリーやリンゴ、バナナ、キウイなどをのせると食べやすくなるうえ、インスタ映えする華やかさ!
Step3:さらに甘みやパウダーを足してスイーツ感覚で!
作り慣れてきたり、栄養の知識や余裕があれば、今足りないと思う栄養素や味変できるトッピングをその日の気分に合わせて楽しむのも自由。ナッツやパウダー類、シロップなどを取り入れると、かさ増しせずに栄養補給に。
高抗酸化作用でアンチエイジング効果が期待できるターメリック、血糖値の上昇が穏やかな低GIのメープルシロップ、冷え症改善にもなるシナモンがおすすめ。
WOONINさん スーパーフード&ライフスタイルクリエーター。スーパーフードを日本に広めた第一人者で雑誌や企業のレシピ開発なども手がける。
※『anan』2021年4月14日号より。写真・中島慶子 イラスト・菜々子 取材、文・若山あや
(by anan編集部)