“まさかの映画化”!? “ヴィレヴァン”が舞台の人気深夜ドラマが帰ってくる

エンタメ
2020.10.21
昨年メ~テレの深夜枠で放送され、カルト的人気を集めたドラマ『ヴィレヴァン!』は、あのサブカル書店・ヴィレッジヴァンガードを舞台にした青春コメディ。第2弾となるドラマ『ヴィレヴァン!2 ~七人のお侍編~』の放送開始に先駆け、まさかの!? 映画も公開。そこで主人公の杉下啓三を演じる岡山天音さんに、映画版の魅力を直撃!

サブカルに触れてこなかった人でも何かしらの出合いがあるはず。

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「ドラマのシーズン2放送決定と映画化の話を同時に聞いたんですが、ドラマは想像がついても、映画…はて? って感じでした(笑)。でも、ドラマのシーズン1が自分の中でものすごくいい思い出だったし、杉下はじめ一緒に働くみんながその後どうなったのかが気になっていたから、続くと知ったら嬉しくてしょうがなくて。“待望の”ではなく“まさかの映画化”と言われるぐらい、一見するとバカバカしくてニッチな内容ですが、ヴィレヴァンで扱っている漫画なんてまさに日本代表のカルチャーになりつつあったりして、もはやサブカルの線引きもわからなくなっていますよね。サブとはいえど、普遍的でもあるんじゃないかな」

物語は、この世からサブカルが消えてしまったことに気づいた杉下が、バカバカしくて愉快な日常を取り戻すべく戦うという内容。

「今までサブカルに触れてこなかった人でも、こんなカテゴリーに熱狂している人がいるんだと知ることで、何かしらの出合いに繋がるいいきっかけになるんじゃないかな」

キャストはドラマに引き続き、店長の川上(滝藤賢一)、小松(森川葵)、今中(最上もが)、山本(本多力)、岩瀬(柏木ひなた)、権藤さん(平田満)などいつものメンバー。

「みんなすごく優しくて、撮影でどんなにヘロヘロでも、隣の人は疲れていないかと意識を向けられる人ばかり。ふとした瞬間に『ねぇねぇ』って話しかけられるし、次の日にはその話した内容なんて忘れちゃうような心地のいい関係で、そして役も演じる本人たちもキャラが立っているので楽しいです。本多さんは圧倒的ムードメーカーで、なぜか本多さんに対しては全員オフェンスになるんですが、どんな球でも必ず打ち返してくる優しさとセンスを持っている。滝藤さんはセリフが多くて役でめちゃくちゃ喋るんですが、役じゃない時もそれ以上に喋って体力も半端なくて、3人ぐらいいるんじゃないかと思ってます(笑)」

漫画好きの岡山さんは、そもそもヴィレヴァンが大好きだそう。

「撮影中は、なんとか閉店までにあれを買う、というタイミングとの戦い。他では品切れになっていた漫画『バララッシュ』の最新刊がちゃんとあったりして、さすがヴィレヴァンでしたね。映画に登場するアイテムで気になったのは“池の水サイダー”かな。味は美味しいんだけど、めちゃくちゃ臭くて、しかもフタを開けて『クセっ!』てセリフがあったんだけど、フタをひねっただけでもう臭くて、はえーな! って戸惑いました。そんな面白アイテムが登場するのも見どころの一つです」

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『リトル・サブカル・ウォーズ~ヴィレヴァン!の逆襲~』 バイト募集条件の“かめはめ波が撃てる人”が消えていることでこの世からサブカルが消えたことに気づく杉下。そして壮絶なバトルが始まる。監督/後藤庸介 脚本/いながききよたか 10月23日(金)全国ロードショー。©2020 メ~テレ

おかやま・あまね 1994年6月17日生まれ、東京都出身。2009年ドラマ『中学生日記 転校生シリーズ』にて俳優デビュー。出演映画『おらおらでひとりいぐも』『ホテルローヤル』がこの秋公開予定。プルオーバー¥25,000 パンツ¥25,000 シューズ¥45,000(以上CULLNI/シアン PR TEL:03・6662・5525)

※『anan』2020年10月28日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・稲田涼子 ヘア&メイク・相川裕美 インタビュー、文・若山あや

(by anan編集部)

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