杉咲花 映画撮影中に吉沢亮&柄本佑と見ていたYoutubeとは?

エンタメ
2020.08.20
『君の膵臓をたべたい』が若者を中心に大ヒットした作家・住野よる。その最高傑作との呼び声高い『青くて痛くて脆い』が、待望の映画化。 ヒロインの大学生・秋好(あきよし)を演じるのは、独特の雰囲気と確かな演技力で魅了する、杉咲花さん。原作が世に出た時から、“もし、映像化されたら、秋好を演じたい!”と熱望していたそう。
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「オファーをいただいたときはすごく嬉しかったです。秋好は前向きで、どんなことにでもまっすぐ突き進んでいきます。そこは自分と似ていて、楽しく演じることができました」

秋好と交流を深める、内向的な大学生・楓(かえで)役は、杉咲さんとW主演を務める、吉沢亮さん。

「以前、吉沢さんと映画『BLEACH』に出演した際は、共演シーンがほとんどなくて、お話しする機会がありませんでした。今回、共演シーンが多いので、撮影現場でどのような関係性を築けるだろうと、ドキドキしていました。ところが、撮影に入ると、まるで秋好と楓のように、すぐ打ち解けることができて。お互いに演じる役からパワーをもらって、自然にそうなれたんだと思います」

撮影中は、吉沢さんの熱演に助けられたこともあったとか。

「吉沢さんは、本に描かれた楓のイメージそのままでした。彼の演技を見ていると、ちょっとした仕草や目線からも楓が“俺なんて”と思っている気持ちがひしひしと伝わってきて。そんな楓の姿を愛おしく感じました。ひとりで台本を読んでいたときには、想像さえしなかった感情が芽生えた瞬間でした。吉沢さんが楓だったからこそ、私も秋好になることができました」

本編には秋好と楓が対峙する、シリアスなシーンがあるものの、カットの声がかかると、雰囲気は一変。笑顔の絶えない現場だった様子。

「当時、脇坂役の柄本佑さんがラーメンにハマっていて。撮影の待ち時間には、柄本さん、吉沢さんと3人で“ラーメンYouTuber”の動画を見ていました。私は食べることが大好きなんです。出演者やスタッフさんたちと一緒にごはんを食べる機会を重ねることで、食を通じてみなさんと仲良くなれました」

秋好は、“なりたい自分になる”という理想を抱いている女性。杉咲さんの、“なりたい自分”とは?

「もっと素直になりたいです。お仕事でもプライベートでも自分の意見をちゃんと伝えて、楽しい気持ちを恥ずかしがることなく表現する、そんな素直な人になりたいと思っています」

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『青くて痛くて脆い』 青春時代の未熟さや痛々しさを描いた青春サスペンス。大切な仲間と居場所を奪われた青年が、嘘と悪意にまみれながら復讐していく。監督/狩山俊輔 原作/住野よる 出演/吉沢亮、杉咲花ほか 8月28日より全国公開。©2020映画「青くて痛くて脆い」製作委員会

すぎさき・はな 1997年10月2日生まれ。東京都出身。今秋放送予定のNHK 連続テレビ小説『おちょやん』でヒロインを務める。出演作『弥生、三月‐君を愛した30年‐』のDVD&Blu‐rayは、9月16日発売。中に着たトップス¥199,000(ザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン TEL:03・4400・2656) その他はスタイリスト私物

※『anan』2020年8月26日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE) スタイリスト・田畑アリサ ヘア&メイク・伏屋陽子(esper.) インタビュー、文・田嶋真理

(by anan編集部)

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