恋愛に奥手で、「一度も彼氏とHな行為をしたことがなくて、セックスのすばらしさを理解していなかった」と語るマナさん。しかし、ステイホーム期間中に流行ったオンライン飲み会で、片思いをしていた先輩と“初めて”の濃厚な時間を過ごし、セックスへの意識が変わった。
マナさん(24歳・メーカー勤務)
セックス歴…20歳のとき、大学の飲み会で出会った1歳年上の先輩にお持ち帰りされ、流れで初体験を迎えてしまう。抱かれたことで好意が生まれるも、それきり関係は進展せず…。経験人数は6人ですべてワンナイト=セックス経験も6回のみ。
性的嗜好…酔った勢い任せのラフなセックスしかしたことがないため、自分では性的嗜好がわからないのが本音。ただ、普段から相手を悦ばせることが好きなので“奉仕のS”の可能性あり。恋愛ではチワワ系の可愛い男性の笑顔に萌えるタイプ。
やってみたいプレイ…「27歳までには、彼氏と愛し愛されるセックスでオーガズムを感じてみたい」と思っている。また、相当なコスプレマニアで、AVのようなイメージプレイや官能小説に描かれていそうな言葉攻めにも憧れを持っている。
――先輩との関係を教えてください。
大学時代のサークルの先輩でずっと片思いをしていました。卒業してからも仲良くさせてもらっていて、先輩はいじられキャラの私を可愛がってくれていたけど、あくまでも後輩として。ふたりで遊んだことなんてなかったし…先輩には彼女がいたので、それ以上の関係なんて望めなかった。
だから、ステイホーム期間中に先輩からLINEで「今日オンライン飲みしない?」と誘われたときも、いつものメンバーでだと思っていました。なのに先輩から着信があると、グループ通話じゃなかったんです。驚きながら通話ボタンを押すと、「今日はふたりでいい?」って!
――画面越しの先輩はどうでしたか?
無精ヒゲにスウェットで髪の毛はボサボサ。すでにお酒が入っているようで、目が少しトロンとしていましたね。特別な瞬間を覗いているような気がして、思わずゾクッとしてしまいました。
先輩はそんな私の様子を気にもとめず、「カンパーイ」。それからしばらくは他愛もない会話で盛り上がっていました。空気が変わったのは、先輩がトイレから帰ってきたとき。いきなり「マナってやっぱり可愛いよなー」って褒めてくれたんです。照れながら「そんなことないですよ」と否定すると、「俺さ、彼女と別れたんだ」って…。落ち込んでいる先輩には悪いけど、正直ラッキーって思っちゃいましたね。それで、私の中のスイッチが入ったみたいで…お酒の力を借りて「じゃあ私が癒してあげます。ちょっと待っててください」と言ってその場を離れました。
で、数年前のハロウィンに買ったちょっとHなメイド服を着て。「ご主人様、今日はどうしたんですか?」って、甘い声とともに先輩の前に登場しました。先輩は驚きつつも、明らかにテンションが上がっていて「元気づけてよ、メイドのマナちゃん」とノリノリ。そう言ったあと、ピチピチのメイド服からこぼれた谷間を見て、「ってかマナ、そんなおっぱい大きかったの?」って。私は指でおっぱいをバウンドさせて「とっても柔らかいですよ」と言ってみました。
――コスプレをすると大胆になれる?
そうですね…コスプレをするとそのモードに浸れちゃうみたい。なので、私から「好きなことオーダーしていいんですよ」と促しちゃいました。先輩は少し考えてから、冗談ぽい笑顔で「じゃあ俺のこと見ながら、もっと激しく揉んでごらん」とオーダー。私は先輩に見せつけるように、今度は両手で自分のおっぱいを揉みしだきました。すると、最初は笑顔だった先輩もだんだん真顔になって…。“好きな人に見られながらおっぱいを揉んでいる自分”その状況に興奮していたと思います。直接的な刺激が欲しくなった私は、左手だけブラウスの中に入れて乳首を触ったんですが、その刺激が気持ちよくて。顔を歪めながら、アソコが熱くなるのがわかりました。
次の瞬間、「下着だけになってアソコ触れる?」と先輩に言われて。恥ずかしさと興奮でドキドキしながらも言われるがままに。ショーツの上からアソコを触ると、ぐっしょりと濡れていました。思わず、「なんか濡れてます…」と答えると、先輩は「パンツの中に手を入れて。気持ちいいところを刺激して」って。私はマスターベーションをしたことがなかったのでどこを触っていいのかわからず困っていたら、「おしっこが出る場所あるでしょ。そのへんを指でやさしく擦ってごらん」と教えてくれました。言う通りにすると、時々体中に電気が走るような快感があって…その快感を逃さないように、同じところを擦り続けました。先輩は「感じてる顔、可愛いよ」と言いながら、机の下で右手を動かしていたっぽくて…。
大好きな先輩の前で淫らな姿を晒す私、感じている私を見ながら欲情する先輩…そのすべてが興奮材料となって。どんどん気持ちよくなっていく…。そのうち、アソコと脚にぐーっと力が入って息苦しさが最高潮に達したところで、こわばったものが一気に解き放たれたように感じました。
先輩はじっと私を見ていたらしく、「マナ、イッちゃったね」って。で、「順番逆になったけど、今度デートしよう」と誘ってくれました。私はその日以来、先輩にベッドで抱かれる妄想をして、毎日マスターベーションをしています。
※『anan』2020年8月12日-19日合併号より。イラスト・Kotoka Izumi 取材、文・小寺慶子
(by anan編集部)