お笑い界の素敵な“バディ”3組とは? 千鳥、オードリーに最近注目の…

エンタメ
2019.09.02
運命共同体、友達みたいなバディを、ピン芸人・レッドブルつばささんが3組セレクト。愛するバディを語ります。

そもそもコンビを組めること自体が運命的だと、レッドブルつばささん。

「コンビは二人一組になってからがスタートです。ただ、僕自身もそうですが、相方が見つからなくてピン芸人になる場合も少なくありません。家族や恋人でもないのに、“一生この人と一緒にやっていきたい!”と思える相手と出会えるのは、それだけですごく幸せなことなんじゃないのかなと」

特に惹かれるのは、紹介する3組のように昔なじみの関係で組んだケース。

「芸人になることを目指す人が集う養成所ではなく、学校で出会い、純粋に“友達として面白い”と思ったところから始まったコンビには、物語を感じます。友人でありながら仕事仲間として同じゴールを目指す姿を見たり、“自分をうまく生かせるのは相方だけ”と、互いに信頼し合っていることが伝わってくると、グッときてしまう。ネタはもちろんですが、その二人だからこそ生まれる空気も、笑いに繋がっているんだと思います」

Buddy

千鳥 大悟×ノブ

“天丼”だけでネタを成立させる! 関係性が醸し出す、唯一無二の笑い。
ロケ番組で、キャッキャと楽しそうにしている姿が印象的な千鳥さん。「大悟さんがボケて、ノブさんがつっこむというやりとりが延々と繰り返される様に私たちは笑いますが、それは二人も同じ。特に大悟さんは、ノブさんが自分の発言の意図を汲んで的確に返してくれることが嬉しく、つっこまれた時に笑顔になる。だからこそ貪欲にボケ続けるし、“相方を笑わせたい”“この人じゃなきゃダメだ”という想いが伝わってきます」

ちどり 2000年結成。高校時代に出会い、大悟さんがノブさんを誘った。「M-1グランプリ2003」で決勝に進出しブレイク。『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)、『相席食堂』(朝日放送)などに出演。

Buddy

霜降り明星 せいや×粗品

相方の面白さに惚れ込んでコンビ結成。二人でいることこそが、笑いの秘訣。
粗品さんがせいやさんに惚れ込み、コンビを結成。「もともと粗品さんはピン芸人で、『オールザッツ漫才』で最年少優勝するほどの腕の持ち主。一人でもやっていけたはずなのに、高校時代から『一番面白い』と思うせいやさんと、念願叶ってコンビを組みました。そして、売れない時期を乗り越え、大ブレイク。粗品さんは一人で出ている時でも必ず相方の話をするのですが、“この人しかいない!”という想いが伝わり、胸が熱くなります」

しもふりみょうじょう 2013年結成。高校時代に漫才コンテストで知り合った。「M-1グランプリ2018 」優勝。『衝撃のアノ人に会ってみた!』(日本テレビ系)などにレギュラー出演している。

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オードリー 若林正恭×春日俊彰

陰と陽、まさに正反対。彼らのケミストリーがクセになる。
人見知りで考え込みがちな若林さんと、それを吹き飛ばす太陽のような春日さん。「若林さんが売れないことに焦って相談した時に、春日さんは『どうしても幸せなんですけど』と返しました。また、解散を告げようと家を訪ねた時には、録画したプロ野球の試合を応援する春日さんを見て、考え直したこともあったそう。考えや性格がまるで違う二人が、コンビという一番身近な存在としてあることに、尊さを感じずにいられません」

オードリー 2000年結成。高校時代の同級生。『ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~』(テレビ東京系)、『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)など数多くのレギュラー番組に出演。

レッドブルつばささん ピン芸人として活動、舞台などに出演。芸人のことを書いたエッセイ本『【あなた】が幸せになるまで死にたくない』を発売。ブログも人気。https://note.mu/myounatera

※『anan』2019年9月4日号より。取材、文・重信 綾

(by anan編集部)

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