八村塁、久保建英だけじゃない! 海外で活躍の次世代アスリート

エンタメ
2021.07.22
若くして世界の舞台へ挑戦する、NEXT世代のアスリートが続々。活躍の場はますますワールドワイドに広がっています。スポーツライターの小林信也さんに解説していただきました。※こちらは2019年7月3日に公開した記事の再配信です。

世界が身近になった今を象徴するように、近年、早くから世界に目を向け、海外でトレーニングを行う選手が珍しくなくなっている。

「より自分の好みやタイプに合う練習プログラムを求めて海外に行く、若いアスリートが増えています。陸上の大迫傑は、駅伝を主体とする日本のシステムではなく、マラソンに専念したいという思いから所属企業を退社して渡米。同じく陸上のサニブラウンは、日本人離れした体格や身体能力ゆえ、的確な指導を得られるフロリダ大学に留学し才能が開花しました。また、錦織圭がいたことでも知られるアメリカの全寮制スポーツスクール『IMGアカデミー』に進学する選手も多い。バスケットボールの田中力は16歳、テニスの望月慎太郎は12歳のときにスクールに参加し、共に世界に通用する実力をつけて注目されています」

また、10代の頃から海外の一流チームでプレーをする選手も。

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「サッカーの久保建英は、’11~’15年に『FCバルセロナ』のユースに所属し、2019年、18歳で名門『レアル・マドリード』に移籍が決定。水球日本代表の稲場悠介は、高校時代に水球の盛んなモンテネグロのプロチームで活躍。2019年はルーマニアでプレーしています。彼らが本場で培った技術や経験が日本に還元されるのが楽しみです」

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大迫 傑[すぐる](陸上) 1991年生まれ。大学卒業後は日清食品グループに入社、2015年のニューイヤー駅伝では1区区間賞を獲得する。その後渡米し、アメリカの中長距離チーム、ナイキ・オレゴン・プロジェクトにアジア人史上初めて加入。写真:長田洋平/アフロスポーツ
※現在はナイキ所属。2021年7月。

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サニブラウン・アブデル・ハキーム(陸上) 1999年生まれ。ガーナ人の父と日本人の母のあいだに生まれ、身長188cmという恵まれた体型を持つ。2019年6月に行われたNCAA全米大学選手権の男子100m決勝では9秒97を記録した。写真:アフロ

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田中 力(バスケット) 2002年生まれ。米国IMGアカデミー所属。卓越したドリブルスキルとシュート力を持つ。史上最年少で日本代表候補に選出。6月にはバスケット男子日本代表が若手選手を招集する「第1次育成キャンプ」に参加した。写真:西村尚己/アフロスポーツ

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望月慎太郎(テニス) 2003年生まれ。12歳でIMGアカデミーに留学し、16歳の現在ジュニア世界ランキング15位(6/18時点)。2019年6月に行われた全仏オープンジュニア男子シングルスでは、日本男子として大会初の4強入りを果たした。写真:アフロ

久保建英[たけふさ](サッカー) 2001年生まれ。小学生の時にスペインに渡り、バルセロナFCの下部組織に入団。2019年日本代表に初選出され、6月には、スペインのレアル・マドリードへ移籍することが発表された。“日本のメッシ”とも呼ばれる。Photo by Getty Images
※2021年からヘタフェにレンタル移籍、今後の去就に注目。2021年7月現在。

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稲場悠介(水球) 2000年生まれ。“ポセイドンジャパン”の愛称で知られる日本代表のエース。現在はルーマニアのチームに所属。2018年に行われた水球のワールドリーグ・スーパーファイナル、ジャカルタ・アジア大会では得点王に輝く。Photo by Getty Images
※2021年7月現在はブルボンKZ所属。

スポーツライター 小林信也さん 雑誌やTVなどで活躍。『生きて還る 完全試合投手となった特攻帰還兵 武智文雄』(集英社インターナショナル)など著作多数。

※『anan』2019年7月10日号より。取材、文・重信 綾

(by anan編集部)

※2019年7月3日配信。

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