「どう、慣れた?」「大丈夫?」じゃなく…モテるための会話術

ライフスタイル
2019.06.22
“会話でモテる”ためのレッスン。すぐに実践できて、印象アップ間違いなしの4項目で、会話術をブラッシュアップ! 『news every.』キャスターの小西美穂さんが教えてくれました。
konishi miho

Lesson1:人を励ます「マイナスの同調」を覚えよう!

何気なく発しているフレーズも、言い方を変えるだけで、相手を思いやる優しさがアップ!

「環境が変わって大変そうな人、見るからに元気のない人に、『大丈夫?』『元気でやってる?』と前向きに問いかけると、自分では励ましのつもりでも、その人は『大丈夫』『元気』としか答えにくくなってしまいます。本当に大変な人は『大変じゃない』と否定するのも辛いので、こちらの問いかけ自体を、否定形にしてあげましょう。“マイナスの同調”は、自分に寄り添ってくれてると感じられ、心の扉を開く力があります」

◎下のフレーズをマイナスの同調の声掛けに言い換えてみましょう。
A. どう? 慣れた?
B. 順調? 大丈夫?
C. 元気でやってる?

【答え】
A. どう? まだ慣れないよね?
B. 忙しくて大変なんじゃない?
C. そろそろ疲れが出てきたんじゃない?

Lesson2:リスペクトしつつ指摘する魔法の言葉「もったいない」。

後輩にアドバイスしたり、失敗した人に声を掛ける難しい場面。相手を不機嫌にさせないように、小西さんが多用するのは、「もったいない」というワード。

「コミュニケーションは相手へのリスペクトが源泉です。注意や指摘をするときも、『こうすべき』とストレートに言うのではなく、『こういういいところがあるのに、もったいない』と組み立てると、注意したいところだけが惜しいというニュアンスに変わり、相手への敬意も込められます。言われた人も素直に注意や指摘を受け入れられる、魔法の言葉です!」

Before:○○さん、さっきのプレゼン、ちょっと早口になっちゃってましたね。でも、良かったですよ。面白かったです!

After:○○さん、さっきのプレゼン良かったですよ。面白かったです! でも、もったいないなぁ。ちょっと早口になっていたでしょう。

Lesson3:相手を救う神対応の言葉「私もよ」。

失敗してしまい、この場から消えてしまいたい…。そんなピンチな人を救う言葉が「私もよ」。

「スカートのチャックが開いてて、友達から『開いてるよ』と指摘されると恥ずかしさでいっぱいになりますよね。もし『私もよくやっちゃう』と付け足されたらどうでしょう。『私だけじゃない』と思えてほっとしませんか。さりげないひと言なのに、一気に神対応になります。この言葉はビジネスでも使えます。メールの誤送信を指摘するとき『私もよくやるので気をつけます』とフォローする。それが、“デキる”人の気遣いです」

konishi miho

例:メールの誤送信を指摘するとき
「○○様宛てのメールが届きましたが、お間違いではないでしょうか? こちらで削除しておきますので、どうぞご安心ください。私もうっかりしちゃうことがあるので、気をつけます!」

Lesson4:自分がいちばんきれいに見える「あご」の位置を見つける。

美しい第一印象は、“モテ”にとって重要な要素。

「見え方が、柔らかくなったり、横柄に見えたり、大きく変わるパーツが、あご。私も、人の話に夢中になるとついやってしまうんですが、あごが上がってしまうと偉そうに見えてしまいますし、引きすぎると今度は、二重あごという悲劇に襲われます(笑)。目指したいのは、あごから首、肩、鎖骨のラインにかけて水が流れるような女性らしいライン。カラダが覚え、意識せずともそのラインを再現できるようになるまで、繰り返し鏡を見てチェックしましょう」

NG:上がりすぎると横柄に見える。
NG:引きすぎると二重あごになる。

こにし・みほ 日本テレビ解説委員・キャスター。現在、夕方の報道番組『news every.』でニュースをわかりやすく解説中。著書に『3秒で心をつかみ10分で信頼させる聞き方・話し方』『小西美穂の七転び八起き』。

※『anan』2019年6月26日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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