「セフレから本命になりたい…!」 クズ男に執着する女性の「勘違い」

『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。
みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです！

さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。

お悩み：結婚願望のある33歳女です。いま2歳年上の男性に好意を抱いていて、昨年末から３回ほど二人で飲みに行き、流れで体の関係ももってしまいました。

事後に腕枕をしてもらいながら「仕事が忙しいし、彼女作る気も結婚する気もない」と言われた時は愕然としましたが…私は彼が好きだし付き合いたいと思っています。どうすれば本命彼女になれますか？（33歳・会社員）

セフレからの本命昇格が不可能な理由

相談者さんには耳の痛い話かもしれませんが、目を覚ましてほしいのでハッキリ言わせていただきます。

付き合う前に体の関係をもち、事後に腕枕しながら「彼女を作る気も結婚する気もない」などと失礼すぎる発言をされ、にも関わらずその状態を甘んじて受け入れている相談者さんは、彼にとって完全に都合のいいセフレです。

そんなふうにセフレ状態になったら最後、本命彼女への昇格は不可能だと思った方がいいでしょう。

なぜか？ 理由は簡単です。

相談者さんは、彼氏彼女の関係を築く前に、何らのコミットもせず手に入った女性です。彼にしてみたら、いまさらコミットするモチベーションが湧きません。

「彼女を作る気も結婚する気もない」という発言を、相談者さんは一般論のように受け取っていますが…彼は「君と付き合う気も結婚する気もない」と言っているのです。

執着心を勘違いしないこと

相談者さんは結婚願望があるのですよね。それなのに「彼女を作る気も結婚する気もない」男性を追いかけてどうするつもりですか…？

彼が変わってくれるなどと期待しているのなら、幻想は捨ててください。彼は変わりません。

そして、冷静になって考えてみてください。彼女にする気もない女性と男女の関係になり、事後に腕枕をしながら「仕事が忙しくて彼女作る気も結婚する気もない」などと悪びれもせず言う男性を、結婚願望のある33歳の相談者さんが時間と労力をかけてまで追いかける意味がありますか？

相談者さんだって本当はわかっているはず。彼に対する気持ちは恋でも愛でもなく、ただ「認められたい」という執着心ではないですか。

筆者紹介

安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年～2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活（講談社文庫）」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで（集英社）」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。

不機嫌な婚活（講談社文庫）
恋と友情のあいだで（集英社）

安本由佳オフィシャルサイト
https://www.yukayasumoto.com/

※　お悩み相談はインスタグラムで随時受付しています。
https://www.instagram.com/yuka__yasumoto/

©Look!/Adobe Stock