彼から大事にされてる? 「都合のいい彼女」と「愛され彼女」の違い

都合のいい彼女と愛され彼女を分けるもの

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 228

「彼とは正式に付き合っているけど、大事にされている気がしない」
「都合のいい相手として、いつも使われている気がする」
「これじゃあセフレと変わらない気がしてくる」

恋愛をしていると、彼からのずさんな対応に、こんな不満を募らせる女性がいます。
彼女なのは間違いないけど、“全然大事にされていない彼女”というのは、この世に多数存在しています。

では、ご自身が「都合のいい彼女」なのか「ちゃんと愛されている彼女」なのかを、彼の態度から見分けるポイントを３つ紹介します。

都合のいい彼女って、こんな人！

見分けるポイントの解説に入る前に、ズバリ「都合のいい彼女」は、男性から見てどういうタイプかを解説していきます。

まず、「そんな好きではないけど、他に相手もいないから付き合っている」といったぬるい動機の上に成り立つのが、都合のいい彼女です。また付き合った当初は本命彼女だったけれど、だんだんと温度が下がり、面倒臭くなり、無意識に都合のいい彼女に降格されていることもあります。

男性が都合のいい彼女と一緒にい続ける１番の理由は、ある程度楽してニーズを満たせる点にあります。独り身の寂しさやご飯を食べる相手として適任だと、「別れるほどじゃないからいいか」といった具合に、ダラダラと関係を続けがちです。

こうした居心地の良さは、そのまま結婚へとステップアップするケースも稀にありますが、どこかのタイミングで破局することがほとんどです。
また結婚まで進めたとしても、彼の気持ちがかなり薄れていますから、結婚後も女性の寂しさや不満が募ることが予想されます。

ポイント1.　デートの頻度や金銭負担について

都合のいい彼女である場合、付き合っていても良い未来は期待できません。できるだけ早い段階で今後について話し合うか、見切りをつけて別れることをおすすめします。
それでは、ご自身が都合のいい彼女なのか、それともちゃんと彼から大事にされている彼女なのかを見分けるポイントを３点解説していきます。

１つ目は、デートの頻度やタイミング、金銭的な負担についてです。

「いつもデートは彼の都合で決まる」
「私の都合で立てたデートはしょっちゅうドタキャンされる」
「デート代はいつも私が多く払っている」

こうした、女性側に一方的な負担がかかるような関係だと、それは都合がいい相手として認識されている可能性大です。

ただ、一部では例外もあります。例えば、彼がものすごく忙しい人であれば、どうしてもデートの都合は彼のスケジュールに左右されます。また、多忙な男性はドタキャン率も高いでしょう。
大事なのは、彼がこうした状況に該当したとき、誠実な態度であなたと向き合っているかどうかという点です。
毎回なんとなくデートを自分都合で立てている男性や、理由不明でドタキャンするような男性を、冷静な目で見分けるのが大切です。

ポイント2.　記念日や彼女からのオーダーへの対応力

恋愛とは、お互いの希望を叶え合うことで、新しい発見や体験が得られるのが理想です。
女性の中には、彼と行きたい場所やしたいこと考えていたり、記念日に対する憧れを抱いていたりする人も少なくありません。

こうした希望を伝えたとき、あなたの彼はちゃんと聞き入れ、最大限寄り添ってくれるでしょうか。過去に聞いたケースでは「えーなにそれー」と面倒くさそうに返事をして、スルーしたままだった男性がいました。また、「いいよ」とその場では返事をしたものの、全く動かず、また彼女が具体的に予定を計画したら、結局ついて来てはくれるけど、お金も出し渋ったという話を聞いたことがあります。

一緒に楽しむ、相手の希望に寄り添うというのは、パートナーシップの基本です。こうした当たり前の思いやりが持てない彼氏は、無意識にあなたの存在を軽視していると言えそうです。

ポイント3.　将来への拒否反応の度合い

どんなに雑な態度を取られても、好きだから相手になんとか合わせていく女性は少なくありません（食らいついていくとも言う）。
しかし、そんな彼女達が将来を感じさせる話をすると、彼は拒否反応を示したりしませんか。例えば、結婚話や両親へのカジュアルな挨拶すら嫌がったり、彼女の友達への紹介を避けたりするなどです。

過去に悩み相談を受けていると、こうした自分達の関係を前に進めるようなイベントを、徹底して避ける男性の話をよく耳にします。こうした態度は理由をきちんと確認したほうがいいですし、その理由が正当性を感じるものでなければ、彼の気持ちの不誠実さを疑ってみても良いでしょう。

人は口では「好き」とか「大事だよ」と何度でも言えます。しかし、本当の心は行動に現れます。彼の行動を丁寧かつ冷静に見ることで、あなたがちゃんと大事に想われている存在かは、あなた自身がよく分かるのではないでしょか。

ぜひ自分の気持ちに無理をして彼に合わせるのではなく、自分を大切にしてくれる相手と関係を育んでいってください。

おおしま　りえ／恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ１万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。

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