「鏡に映ってる男、誰?」…彼に浮気エッチがバレた「20歳女性の呆れた末路」

文・三松真由美 — 2023.6.29
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼に内緒で浮気相手と密会を重ねる20歳女性。浮気相手とデートの写真も加工してSNS投稿し、アリバイ工作に余念がなかったが…。三松先生が一生の汚点となり得るSNSの恐怖を教えてくれます!

夏希(20歳)、浮気したって消しゴムで消せば全然平気。誠実度レスの夏希の末路は地獄に決まってる

セックス エッチ 浮気 バレ 発覚 悲惨 最悪 末路 20歳 女性

【レスなひとびと】vol. 208


「彼氏がさあ、遊び相手がマジで女の子かどうか心配だから、遊んでる時の写真送れって言うの。超ウケるううう!」

夏希は、浮気相手の良介に笑いながら話す。

「まじ? ヤバくない? ヤバいでしょうーー」

マツダ家の関ミナティのマネしながら良介も「ヤバくない?」と言いながら、楽しんでる様子。

今日、夏希は良介とふたりで某テーマパークに遊びに来ている。もちろん、良介とも写真は撮る。しかし、彼氏の郁人に見せる写真にはちょっとした手を加えていた。

「消しゴムマジックで消してやるのさ~」

そう言いながら、夏希は写真加工アプリで良介を切り取る。

「おいおい、オレを消すなってーー」笑いながら良介が言う。

「で、ここに璃子の切り抜きをいれて。今日は、璃子と来てるってことになってるからね。最後、フィルターかけて…っと。これで送ると、全然バレないんだよね」
アプリを使って加工しちゃえば、どんな証拠写真だって作れちゃう。

<璃子と! ギャルピがかわちい>

郁人にLINEすると

<いいね、楽しそう>

と返ってくる。郁人は何も気づいてない。

今日は23時ごろ、郁人と電話する約束をしていた。でも、夏希は良介と盛り上がってしまって、帰りたくない気分だ。

「ねえ良介、今日泊まっていこうよ」

「それはさすがにバレるくね?」

「いや、写真送れば全然平気。一生バレないし」

空いていた近場のラブホテルにチェックイン。

「ねぇ、ホントにいいの?」

そう言いながら、良介が夏希のブラジャーのなかに手を入れてくる。
てっぺんをつままれたら夏希は止まらなくなる。気持ち良すぎ。
おっぱい触られるとアソコがジュンジュンするって、どういう回路なんだろう。ってなエッチなことを考えるが答えはわからない。

「ん…いい。舐めてほしい」

ホテルの部屋の鏡は大きくて、良介にアソコをピチャピチャ舐められながら、気持ちよさそうな顔をしてる夏希をしっかりうつしていた。エロいーーー。燃えるーーー。

夏希はそんな自分の姿を見て、さすがに罪悪感が湧いてきた。でも、そんな罪悪感が手伝ってか、何度も達してしまった。

エッチ後、気持ちよくって、ウトウトしてたらもう22時。

「あっ、郁人に連絡しなきゃ。写真も送らないと…。消すのめんどいから、ちょっと良介、隠れてて」

そう言って一人で撮った写真に、友達の莉子の写真を切り抜いて、フィルターをかけて送る。

「よしっ」

今日は良介の腕のなかで、ゆっくり眠ろう、と思ったら、LINEの通知が鳴り止まない。

<鏡に男が写ってるんだけど、誰?>

<ずっと怪しいと思ってた>

<もう無理、サークルの仲間に言っていい?>

<言うわ>

次々送られてくる、郁人からのLINEに青ざめる夏希。このあと、夏希の浮気話は広まってしまい、学内にひとりも友達がいなくなってしまった。


【三松さんからのコメント】

アウトな性格ですね。誠実さのカケラもない行動で、彼氏だけでなく、友達も失ってしまった夏希さん。

学校内で孤立するのもきっとつらいとは思いますが、もっとつらいリベンジだってありえる。
例えば、誰でも見られるSNSで、実名・画像つきでこの件を投稿されたりしたら…。就職や結婚などのタイミングで、この先ずっと夏希さんを悩ませることになる。それが人生にとってどれだけマイナスになるか、想像する力をつけてね。

「もしそんな投稿をされたら訴えて、取り下げてもらえばいい」と思うかもしれません。ただ、一度書き込まれたものは、回収しきれないほどに拡散されてもおかしくない。訴えるにはお金も時間もたくさんかかる。家族も困惑。エネルギーは半端なく消費します。そして夏希さんの行いも相当ひどいのです。

そんなに良介さんと関係をもちたいのであれば、心変わりを謝って、まずは郁人さんには別れを告げてから会えばよかったのです。良介さんだけでなく、他の男性とも関係を持ちたいのであれば、立派なビッチ。あらゆるトラブルが起こりうると覚悟して。

写真は、アプリを使って簡単に消したり追加したりと編集できるけれど、一度消えてしまった信用は戻ってきません。夏希さんは、ちょうどハタチになった年。これからどんな人生を送りたいか、一度立ち止まって考えるべきタイミングです。

「誠実さレスの軽率行動、若者にありがちだけど、その行動で傷つくひとがいないか、立ち止まって一呼吸。一番傷つくのは自分かもしれないんだぞ」


こんなアイテムで彼を拭いてあげてもいいかも
https://iroha-intimate-care.com/item/sheet/

https://feminish.jp

『妻で母ですが、女性風俗にハマりました 咲子の場合 』
https://piccoma.com/web/product/81132?etype=episode
     

『女性用風俗超入門』
Amazon Kindle版

    

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。


恋人・夫婦仲相談所のオフィシャルサイト令和バージョン!!
http://fufunaka.com/

『相互アリバイ妻 ママ友同士で浮気のアリバイ作ってます』(KADOKAWA)
原作:三松真由美 漫画:カナメキヌコ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322206000767/


©LanaStock/Gettyimages