両親からの直筆メッセージに号泣するメンバーも…SEVENTEEN、7回目のファンミーティングを開催!

文・尹 秀姫 — 2023.3.15 — Page 1/2
セブチことSEVENTEENが地元韓国でファンミーティングを3日間開催。満員のドームで連日4時間超というビッグイベントとなりました。感動的な最終日の様子を詳細レポート!

エンタメに満ちたファンとの一体感が溢れたステージ!


オフィシャル写真08

【ペンになってもいいですか!?】vol. 177

SEVENTEENが韓国・オリンピック公園KSPO DOMEで自身7回目のファンミーティングを開催した。オープニング、幕が下がったままのステージの中央には、なぜか「清掃中」と書かれた札が。中から出てきたDINOが札を持って下がると、次々とメンバーが幕の中から顔を出し、まずは「Pretty U」でスタート。曲の途中、THE 8が紙の筒をメンバーに配り、曲のラストに紙を開くと、そこには思い思いのメッセージが書かれていた。

WONWOOが「これからも素敵な思い出を一緒に作りましょう」、JOSHUAが「つらい時は僕に寄りかかってもいいよ」というCARATに向けたメッセージを掲げたかと思えば、SEUNGKWANの「今日ジャンブすれば明日むくまない」というクスリとするようなメッセージまで、SEVENTEENらしいセンスあふれた気遣いがCARAT(SEVENTEENのファンの名称)を喜ばせた。

これはメンバーが用意したスローガンだそうで、「いつもみなさんがスローガンを掲げてくださるので、今回は僕たちがみなさんのためにスローガンを準備してみました」とHOSHIが言うと、DINOも「メッセージも僕たち自身が考えたんですよ」と誇らしげに語った。


オフィシャル写真01

今回のファンミーティングではSEVENTEEN公式YouTube「GOING SEVENTEEN」で人気のコーナー「論理ナイト」をステージ上で再現。「論理ナイト」とはMCのWONWOOを挟んで2組に分かれて、どちらがいいか議論を戦わせるもので、この日のテーマは「飛べないハゲワシ vsどこにでも飛んでいける雀」。まず雀のデメリットを語り始めたハゲワシチームのMINGYUは、雀の韓国語のチャムセと「水が漏れる」の韓国語を掛けて攻勢をしかけるが、DINOは「飛べないハゲワシはラップできないMINGYUと同じ」と反論して、会場を盛り上げる。


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HOSHIがハゲワシの韓国語トクスリと韓国語の呪文「スリスリマスリ」を掛けてさらにオリジナルな議論を展開すれば、JUNは飛べないワシでも努力すればカッコいいワシになれるし100年後、200年後にも語り継がれるだろうと熱弁。一方の雀チームからはDKが「僕たちはCARATに向かって飛んでいけます」と、手を羽ばたかせながらステージを飛び出し花道で愛嬌を振りまいた。

その後も議論は続き、ハゲワシチームの勝ちを認める条件としてWOOZIが「ハゲワシのハゲの確率は1/6らしいから、誰か1人ハゲになって」と言い出し、議論がさらにぐだぐだになったところで、「論理ナイト」は終了。JEONGHANが「だから編集が大事なんですよ」と言えば、MCのWONWOOは「いや、今日は面白かったですよ」と会場のCARATに確認してみると、ハゲワシチームが上回る結果となった。

「CARATたち、一緒にいこう!」と叫んで始まった「Together」では、メンバー全員が会場の中をぐるりと囲んだ花道を歩きながら後ろの席にいるCARATたちに挨拶。普段はパフォーマンス重視のSEVENTEENだが、歌っている最中もいつも以上に表情豊かにCARATと目を合わせて、手を振ってくれるのもファンミーティングならでは。最後にはCARATも一緒になって歌い、大合唱となった。

「幸せは成績順じゃなく、ブソクスン!」というシャウトで始まったのは、BSSによる新曲「Fighting (Feat. Lee Young Ji)」。途中、VERNONによるラップパートも加わり、HOSHIから「VERNONがラップを準備してやってくれました。もしこの先、イベントに出ることになったら一緒にやってよ」と誘われていた。


オフィシャル写真03_BSS (SEVENTEEN)

続いてジャージに着替えてメンバーが登場すると、SEVENTEENに似合わない曲を歌うコーナーがスタート。このコーナーはメンバーがS・V・Tの3チームに分かれた後、クイズをして、最下位のチームが罰ゲームとして似合わない曲をパフォーマンスするというもので、難題だらけのクイズだが当事者であるメンバーたちは自信満々にステージから客席を挟んだ向かい側にある花道の旗をめがけて駆けていく。

その間、CARATは答えをメンバーに教えてあげることができるのだが、間違った答えもあり、混乱も…。どうしても罰ゲームをやりたくないWONWOOは「CARATのほうを見ないで走ってきた」というくらい、クイズに真剣。最後には正解の旗を掴んだSEUNGKWANにHOSHIがあの手この手で答えを変えさせようとするがきっぱり拒絶! したかと思いきや、席を離れている間にこっそりJOSHUAが旗を換えて、罰ゲームはSEUNGKWANのチームがやることに。

まずはJEONGHANがステージの中央に立つと、ジャージのポケットから赤い手袋のとサングラスを取り出す用意周到ぶりを発揮。そしてZICOの「New thing」のSWAG味あふれるHIPHOPダンスを披露した。S.COUPSはIVEの「After LIKE」を踊ったが、やってもパフォーマンスに満足できなかったらしく、自らもう一度やると申し出て、バックステージでダンス。その後、JEONGHANももう一度バックステージで踊ることになった。SEUNGKWAN はジャージを脱いでEXOの「The Eve」をセクシーに踊ってみせると、本日のハイライトWONWOOによるNew Jeansの「Attention」では会場がCARATの絶叫で埋め尽くされるほど興奮のるつぼに。

これで終わりかと思いきやS.COUPSが「JOSHUAのアレを見ずには帰れない」と言い出し、JOSHUAがトリをつとめることになり、結局メンバー全員がやることになったため、WOOZIの「Ditto」(New Jeans)、DKの「Pink Venom」(BLACK PINK)、DINOの「Shut Down」(BLACK PINK)、MINGYUの「POP!」(Na Yeon)、最後はHOSHIが「とっとこハム太郎」の主題歌を、ハムスターの着ぐるみに着替えて、手には大きなひまわりの種のクッションを持って歌い、踊った。

JUNはJessiの「NUNU NANA」、VERNONはSTAYCの「Poppy」でかわいいPoppyダンスを無表情でクールに踊ってみせ、「歌がすごく可愛くてよかったですし、反応もよくてうれしいです」と感想を語っていた。THE 8は(G)-IDLEの「Nxde」を、歌に入った瞬間に前のジッパーを開けて妖艶に踊り、続けてLE SSERAFIMの「ANTIFRAGILE」も披露。そして最後に登場したJOSHUAはサングラスにネックレスをかけ、ポーズを決めるとメンバーも全員立ち上がってAgust Dの「Daechwita」を大迫力でラップ! メンバーを引き連れて花道をラップしながら会場を一周してまわった。

ここからはカラオケ大会に突入し、JUNはサングラスをかけてG-DRAGONの「CROOKED」を熱唱すると、MINGYUとHOSHIは2人で「Trouble Maker」(4Minuteのキム・ヒョナとBEASTのチャン・ヒョンスンのユニット)を目を合わせながらパフォーマンスする熱の入れよう。全員で「Hype boy」をやることになったが、振り付けがわからないということで、会場のCARATに教えてもらって、全員でサビだけ踊ってくれた。最後は会場のCARATの希望でBSSの「Just Do It」を全員バージョンで披露した。


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VCRではメンバーたちが2組の“GOING RANGER”に扮してコントを見せた。続くユニットステージではパフォーマンスチームがヒップホップチームの「Back it up」を、ヒップホップチームがボーカルチームの「Imperfect love」を、ボーカルチームはパフォーマンスチームの「PANG!」を披露。ボーカルチームは曲の合間にWOOZIがうさぎのきぐるみに着替えて、お腹にしこまれた風船を大きく膨らませて破裂させるパフォーマンスもあった。そして今までのお笑いムードを払拭するかのように、「DON QUIXOTE」ではSEVENTEENらしいパフォーマンスを見せ、本編は終了した。

再びメンバーがステージに登場すると、S.COUPSが「今日はWOOZIが泣かずに最後まで歌えるか気になります」と言ってアンコール「Circles」がスタート。そして曲が終わりに差しかかった時、ステージ上のスクリーンには、メンバーの両親からの直筆メッセージが映し出された。家族からのあたたかいメッセージに、メンバーたちは思わず号泣。

涙を流すメンバーに寄り添い、立ち上がれないメンバーを抱きしめ、頭を撫でる様子に、SEVENTEENがこれまでこうして支え合ってきた歴史や関係性がが伺えた。いつしか会場のCARATからは「サランヘ(愛してる)」コールが沸き起こり、S.COUPSも「これは反則ですね」とこぼしていた。


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最後の挨拶で、結局3日間泣いてしまったWOOZIは「ファンミーティングで家族写真と直筆メッセージが出てくるって、すごくありがちなことだけど、僕たちにとってはそうじゃないから、とにかくありがとうございました。こんな状態ではあるけど、心配しないで。僕はこの曲をリハを除いては一度もまともに歌えたことがないですね」と苦笑しながら感謝を伝えた。

去年1年はSEVENTEENにとって仕事以外でつらいことが多かったというS.COUPSは、CARAT LANDだからこそみんな心から泣いたり笑ってりしていること、そしてそれがCARATとSEVENTEENとの絆の証のように感じてうれしいと語った。

そして、「WONWOOのお父さんが手紙で『あと20年は続けろ』って書いてくださったんですが、WONWOOのお父さんが僕たちのリーダーみたいな感じでたくさん助言もしてくださるので、だから(その言葉に)従わなければいけないですよね」と言うと、会場からは歓喜の声が上がった。DKは「WONWOOさんのお母さんがいつも僕たちを見守ってくださっているので、これから20年、200年、これからも長く活動します!」と笑顔で宣言。

会場のCARATとの記念写真を撮って、イベントは終了ムードになりつつあったその時、会場のCARATが一斉に「私たちが共に歌うこの道は終わらないでしょう」と書かれたスローガンを掲げ、「Us,Again」を歌い始めた。「この曲キーが高いと思ってたのに、アリアナ・グランデみたいだった」とSEUNGKWAN。


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「みなさんと一緒にいるこの瞬間がHOTです!」というHOSHIの言葉で「HOT」が始まるかと思いきや、DKは「Campfire」が歌いたいと言い出し、しかし結局は「Healing」を歌うことに。会場を一周しながら、CARATと一緒にジャンプしながら「Healing」を歌い終えると、続けて無限「Fighting」モードに突入。それでも終わらず、メインステージに帰ったにも関わらず最後に「VERY NICE」を歌って、4時間半を越えた「2023 SVT 7th FAN MEETING ‘SEVENTEEN in CARAT LAND’」は最後まで盛り上がった。

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Information

https://www.seventeen-17.jp/