2023年はスタジアムで! SEVENTEEN夢ではないドームツアー2日目レポート

文・小泉咲子 — 2022.12.6 — Page 1/2
6月、ソウルを皮切りに、北米・アジア各国を巡ったSEVENTEENのワールドツアー「BE THE SUN」。ついに、大阪、東京、名古屋の3大ドーム公演で大成功を収めた日本ツアー6Daysから、2022年11月27日に行われた東京ドーム2日目をレポートします!

練習生時代からの夢、ドーム公演が2年越しに実現!


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【ペンになってもいいですか!?】vol. 170

パンデミックによって断念せざるを得なかったドームツアー。およそ2年の時を経てようやく実現するとあって、スタート前から、登場を待ちわびるCARAT(ファンの総称)の熱い思いが巨大なドーム空間を満たす。幕開けは「HOT」。HOSHIがバズーカからスモークを吹かせ、狼煙を上げた。「March」ではバイクが駆け巡るなど、派手な演出の連続! 

パワフルなパフォーマンスとはうって変わり、MCは終始なごやかで平和な時が流れる。たとえば、JOSHUAが「SEVENTEENの雪男。見た目は冷たいけど、心は熱い男です」と言えば、DKとHOSHIが頬や心臓に触れ、「熱い! 熱い!」とほっこりミニコントが自然発生! DINOが華麗にターンを決めてクールにコメントしたのを受け、JEONGHANは対照的に茶目っ気たっぷりのダンスを。そして「東京ドームが本当に大きくて、ワクワクドキドキします。東京ドームだから、トキョトキョ」と、コメントもキュートにまとめた。独自のワールドを持つTHE 8は「目を閉じて、深呼吸をしてみましょうか」と瞑想。幸せ成分いっぱいの東京ドームの空気を取り込んでいた。

観客が声を出せない中、会場の一体感を強めていたのが「BE THE SUN」ポーズ。「(この日行われていた)配信を見ているそこの方がやってなかった!」「2階にいるひなちゃんも」「こちらのさえちゃんも」「僕達、(CD購入特典の)イベントでみなさんのこと覚えてるんですからね」と、ポーズを繰り返しながらSEVENTEENとCARATが気持ちをひとつにしていく。

3チームそれぞれの魅力が炸裂するユニットパート


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JOSHUAとVERNONが、楽曲制作に深く関わったSEVENTEEN初の英語曲「2 MINUS 1」を披露した後、ユニットブロックへ。PERFORMANCE TEAMの4人は、「MOONWALKER」と「Wave」のセクシーなダンスで見せつけた。シアー感のある衣装を纏った彼らは、悩ましいほど色気たっぷり。

VOCAL TEAMは「COME TO ME」「Imperfect Love」の2曲。SEUNGKWANが高音でビブラートを響かせれば、JOSHUAはソフトな声で包んでくれる。JEONGHANのスイートボイスに癒されていたら、WOOZIの繊細なボーカル技術に驚かされ、DKの真っすぐ伝わってくるパワフルボイスにノックアウト…。5人それぞれ個性的なボーカルが互いを引き立て合いながらも溶け合う、極上のハーモニーで酔わせる。

S.COUPS、WONWOO、MINGYU、VERNONで構成されるHIPHOP TEAMは「GAM3 BO1」で、ボーカルチームが醸し出したキュートでしっとりした空気を一変させた。続く「Back it up」でも余裕たっぷりにラップを畳みかけ、CARATを煽りまくり! 堂々としたパフォーマンスで、東京ドームの空気を制した。

ラストに向けて加速するエネルギー!


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ストリート風のセットチェンジ後、「Mansae」のイントロが始まるも「ごめんなさい、VERNONがいない…」とWOOZI。メンバーが必死に探す中、堂々と現れたVERNONは、SMAPの「世界で一つだけの花」をアカペラで披露。さらに靴ひもを締めなおすふりでたっぷり自分の尺を使う。HOSHIから「時間ないから次に行きましょう!」と、ようやく「Mansae」がリスタート。メロディに合わせて、CARAT棒(ペンライト)が大きく左右に揺れた。

「Left & Right」ではDINOがソロダンスを決めると、SEUNGKWANが「めっちゃセクシーじゃん!」とCARAT並みに大興奮! そして「VERY NICE」へ。DKとJOSHUAが腕を組んでくるくる回ったり、JUNとTHE 8が肩を抱いてぐるぐる回ったりと、ステージで繰り広げられる自由な13人を追うには、目がいくつあっても足りない!

続くブロックでは、日本でリリースされたシングルを詰め込んだ。日本オリジナル最新曲シングル「DREAM」では、ドームの天井にピンクの花びらが重なりハートのように映し出され、ロマンティックなムードを醸し出す。リスナーに寄り添う「ひとりじゃない」では、SEVENTEEN 13人が今ここにいてくれることの心強さが感じられた。「舞い落ちる花びら(Fallin’ Flower)」は立体的なフォーメンションで、花びらが舞い落ちる幽玄的なシーンを見事に表現していた。


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本編ラストブロックでは、HOSHIが「JOSHUAさんは熱い男です」と切り出してから、ハプニングが発生! VERONは「水!水!」と叫びながらJOSHUAの熱さを冷やそうと水をかけるふりをするが、HOSHIがふざけて本当にかけてしまう。JOSHUAが何事もなかったかのようにコメントを続けていると、突然「HOSHIさん、これ何ですか!?」とMINGYUの叫び声が! そこには、濡れた床をスタッフと共に必死に拭くHOSHIの姿が。WOOZIのターンでは、全力パフォーマンスによって血色のよくなった顔を見たメンバーが「温泉にでも行きました?」とイジる。すると、熱い男・JOSHUAが「熱いですか?」と畳みかけると、ついさっき水をこぼしたHOSHIが両手にタオルを持ち「準備できました!」とにっこり。MINGYUは「“熱い”は本当に怖い日本語…」とぼそり(笑)。ハプニングを大きな笑いに変えるところに、SEVENTEENならではのチーム力が感じられた。

感動と笑いのアンコールで満足度120%!

アンコールでは、韓国で大ヒットした「Darl+ing」のリミックスバージョン「Darl+ing -Holiday ver.-」からスタート。「Heaven’s Cloud」と2曲分かけてゆったりと、トロッコ4台にわかれて回り、スタンド席や上階のCARATにも大きく手を振った。そしてSEVENTEENを輝かせる光であるCARATは“約束の場所に連れてきてくれてありがとう”と書かれたスローガンで、メンバーへ思いを届けた。“約束の場所=ドーム”に共に来られた今、「次の約束の場所を決めよう」とS.COUPS。メンバーの口から出た場所こそが、日産スタジアム。そう遠くない未来、ドーム以上に大きな会場を沸かす日がくることだろう。

「CALL CALL CALL!」の歌詞「チリン、チリーン!」と電話の呼び鈴で呼び出された人が、即興でダンスをする流れが止まらない。S.COUPSは、グッズのスローガンタオルを使い、お尻をキュートに振るダンスがメンバーから高評価! JUNがターゲットになると、その後ろでTHE 8が優しい眼差しで小さくガッツポーズして応援。見つからないように身を潜めていたWONWOOも見つかってしまう。JOSHUAも見つかり、キュートなダンスをやり切ると顔が真っ赤に。そして、ラストは「VERY NICE」でSEVENTEENライブ名物“アジュナイス無限ループ”に突入! 熱狂をキープしたまま3時間50分にわたる公演を締めくくった。

感動を呼んだ最後の挨拶を全文お届け!

最後の挨拶は、ドーム公演という夢の地に辿り着いた喜びや、ここまで支えてくれたCARATへの感謝で溢れていた。

S.COUPS 僕たちの方こそ、約束の場所に来ることができて感謝しています。日本はいつも僕達にいい思い出だけ詰め込んでくれてるような気がします。会えなかった間、(CARATが)離れていってしまわないか、実は不安もありました。一方では、一目散にかけよってみなさんに挨拶したい気持ちもありましたし。僕達13人が再契約もできて、こうやって東京ドームという夢も叶えて、僕たちはまた新しい夢に向かって一歩一歩、歩みを進めて行こうと思います。その道に、みなさんが僕たちのそばにいてくださったら、本当に本当に幸せです。拍手してくれたら、僕の恥ずかしさも少しは消えますかね(照)。来年はドームツアーをもっとたくさんしたいですし、スタジアムにも行きます! ぜひともみなさん、そばにいてください。本当に二日間、ありがとうございます。


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S.COUPS


THE 8 この場所がまさに夢見ていた場所なんですけど、多くの先輩達がこのステージを踏むたびにうらやましいなという目で見ていました。そして今、ここに僕達がいますね。さっき、僕達は新しい約束もしました。また一緒にみなさんと同じ方向に向かって走り続けられること、お互いを見つめ合えることがすごくロマンティックだと思いました。(夢が)いつ叶うかが重要なのではなく、これからも一緒に行けると想像するだけでとても幸せです。二日間多くの愛をいただけた気がします。これからももっと素敵なアーティストグループとして、楽しい、かっこいい人生を送ります。(日本語で)ここまでこれたのはCARATのみなさんのおかげです。僕達が未来の道への責任を負います。


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THE 8


HOSHI (日本語で)僕たちの初めてのドーム公演にきてくれたみなさん、本当にありがとうございます。CARATのみなさんのおかげで僕たち、夢を叶えることができました。本当にありがとうございます。孫の孫(の代)まで自慢になりそうです。「DREAM」の歌詞みたいに、実は僕、すべてのことを鮮明には思い出せないです。でも、CARATの皆さんとの思い出だけは全部、思い出せます。

(歌詞を引用して)ただ「星になろう」って決めた心でもって、ここまでくることができました。もっともっと大きい夢を見させてくれて、ずっと前に進むための勇気になってくれて、僕たちの夢になってくれて、本当にありがとうございます。みなさんの愛に最高のステージで恩返しします。そして、全力を尽くして、みなさんにとって、最高で最後のアイドルになります。CARATちゃん、ホランヘ~~~!! オンラインのCARATのみなさん、ホランヘ~~~!! ありがとうございます。
(“ホランヘ”は、韓国語で虎を意味する“ホライン”と“サランへ”を合わせたHOSHI独特の造語)


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HOSHI


DK まず、貴重なお時間を割いてここまで来てくださったみなさん、心から感謝します。CARATのみなさんのおかげで、メンバー全員、この日を迎えることができました。これからもとっても楽しいことが待っていますし、とっても多くの出来事が待っていますので、みなさん健康に気をつけ、幸せでいてください。オンラインで見てくださってるみなさん、心から感謝します。(日本語で)みなさん、ありがとうございます。めっちゃ好きやねん!


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DK


JOSHUA 今日来てくださったCARATのみなさん、ありがとうございます。リハーサルで誰もいない状態で(立ったら)、ステージも客席も大きすぎて鳥肌が立ちました。コンサートが始まって全部埋まってるのを見たら、もっと鳥肌が立ちました。見えない、端っこの方にまでみなさんがいらっしゃるから、心から何度も感謝の言葉を述べたいです。

僕達が練習生だった時、そして日本でデビューした初期は、ここが最終目標だったんです。でも、その夢をみなさんのおかげで叶えることができました。なので、メンバーが言ったように、次はスタジアムでみなさんとお会いできたらいいなと思います。You guys make the impossible possible. 不可能なことを可能にしてくださるのが、まさにみなさんなんです。(ここから)日本語でお話したいと思います。頑張ります。みなさんとまたお会いできてとても嬉しいです。素敵なステージに立つ機会をくれてありがとうございます。今日のコンサートを楽しんでいただけたことを願っています。ありがとうございます。


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JOSHUA


DINO みなさん、本当に話したい言葉はたくさんあるんです。(日本語で)今日も小さい手紙を準備しました。(手紙を開き)今日は立って読みたいと思います。(日本語で)2日間東京ドームで公演できて本当に幸せでした。ステージで夢中になって公演しましたね。歌手として僕の夢は、歴史に残るようなアーティストになることだとずっとお話してきましたが、CARATのみなさんのおかげで、僕の歴史の1ページをまた飾ることができました。本当にありがとうございます。CARATのみなさんが求めてくれれば、いつも僕はそばにいます。もっといい音楽とステージで恩返しします。なぜなら、SEVENTEENの存在理由はCARATのみなさんですから。愛してます。


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DINO


WOOZI (日本語で)今日、来てくださって本当にありがとうございます。ここでCARATのみなさんとお会いできて本当に嬉しいです。今まで待ってくださってありがとうございます。これからもずっとCARATのみなさんのために音楽を続けたいと思います。大好き。ありがとうございます。


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WOOZI


WONWOO (日本語で)みなさん楽しかったですか?(会場から拍手がおきて)僕も本当に楽しかったですよ。今日の東京ドーム、幸せでありがたい時間でした。ずっと夢だったドームツアーをやっていることが、いまだに信じられないです。すべては、CARATのみなさんの愛がなかったら不可能だったと思います。本当にありがとうございます。CARATのみなさんからもらったこの美しい愛を、これからももっといい姿でみなさんにお返ししたいと思います。今日来てくださったCARATのみなさん、本当にありがとうございます。大好きだよ、サランへ(頬ハート)。


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WONWOO


JEONGHAN (日本語で)本当に東京ドームでライブをすることができました。幸せですね。みなさんもそうでしたか? これだけ大きな会場でライブしたことが、今日も信じられないです。みなさんもそうですか? 今まで頑張ってこられたのは、CARATのみなさんのおかげです。この瞬間を時間が経って振り返ってみると、本当に誇らしくて胸がいっぱいだと思います。僕の青春を、そして僕の20代を輝かせてくださって本当にありがとうございます。これからもずっとCARATのみなさんのために頑張っていきます。

CARATのみなさんは僕にとってエネルギーみたいな存在です。だから、僕もこれからもずっとCARATのみなさんの充電器になります。(自前の充電器を頬を挿して)ぴょん! みなさんの充電器、ハニ(※JEONGHANの愛称)です!(メンバーから「充電器様」と掛け声がかかり)お互い一緒に充電しあいましょう。今日もとっても楽しくて幸せでした。また、早く会いましょう。次に会うまで、みんな元気でね。気をつけて帰ってください。ありがとうございます。サランヘ~、またね~。


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JEONGHAN


MINGYU みなさん本当にありがとうございます。僕は本当に夢が多いと思います。やりたいこともたくさんあるし。でも、生きててこれまで僕が自分で叶えた夢はデビューしたことしかないと思います。あとは全部、みなさんのおかげで叶えられた夢だと思っています。みなさんのおかげで、僕のたくさんあるひとつの夢をまた叶えることができました。これからもたくさんの夢をみなさんと一緒に叶えられたらいいなと思います。それから、みなさんが夢を叶えるにあたって、僕達が少しでも力になれたらなって思うんです。(日本語で)いつも頑張ります。いつもきてくれて本当にありがとうございます。早く会いましょう。今日もおやすミンギュ~。


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MINGYU


JUN (日本語で)今日は本当にいい天気ですね。おいしいものも食べましたし、気分がいいです。このステージでは大好きなCARATのみなさんに会えて最高だと思います。これからもよろしくお願いします。(韓国語で)今日もとっても幸せな一日でした。二日間、みなさんからたくさんのエネルギーをいただけた気がします。練習生の頃からの夢を叶えられて嬉しいし幸せです。なので、次回もどこかで何かをやる時は、ここにいるみなさんがきてくださったら嬉しいし、生中継をご覧になっているそこのあなたもここに来ることを祈ってます。その時は、みなさんで声を揃えて大声で歌ったり、しゃべったりできたらいいなと思います。それまで、みなさんお元気で。


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JUN


VERNON さっきトロッコに乗ってご挨拶していたら、(会場全体が)海のように(広がっていて)果てが見えなかったんです。どうやったらこんなにたくさんの方々がここに来られるのか、今こうして見ていてもなかなか実感がわきません。こんな、なんとも言えない幸せをみなさんに感じさせていただき、ありがとうございます。僕達もみなさんにこういう幸せをお届けできるように頑張りたいと思います。(日本語で)ありがとうございます。愛してます。


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VERNON


SEUNGKWAN (日本語)たくさん待ってました。20分くらいです。(韓国語で)本当にここにいらっしゃるみなさんの一人ひとりに事情があったと思います。僕もトロッコに乗りながら、一人ひとり、僕の目にやきつけようと頑張ったんですけど、僕の目には収まりきらないんです。ここまでいらっしゃるのにいろいろ大変なことがあったと思いますけど、来てくださってありがとうございます。今、オンライン配信をご覧になっているみなさんにもありがとうと伝えたいです。

日本語のコメントを準備しました。(ここからは)日本語でお話したいと思います。京セラドームもめっちゃ大きかったんですけど、東京ドームはもっともっと大きいですね。ステージの大きさが大きければ大きいほど、僕たちの責任感も大きくなります。CARATのみなさんが長い間まってくれた分、僕達がもっともっと幸せにしてあげます。言っても言っても足りないんですけど、僕たちが、僕が、愛してます。また、元気な姿で会いましょう。


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SEUNGKWAN



※ 画像は2022年11月26日の公演の様子です。
(P)&(C) PLEDIS Entertainment

Information

JAPAN 1stEP「DREAM」特設サイト
https://www.seventeen-17.jp/statics/dream


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