世界に向かって突き進め! &TEAMがついにデビュー

取材・文 尹 秀姫 — 2022.12.13 — Page 1/2
9人のグローバルグループ、&TEAMが2022年12月8日、東京体育館でデビューショーケース「&TEAM DEBUT SHOWCASE[First Howling:ME]」を開催。2部の様子をレポートします。(写真は1部のもの)

帰りたくない! 初々しいデビューショーケース。


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【ペンになってもいいですか!?】vol. 171

&TEAMは2022年7月より放送がスタートした「HYBE LABELS JAPANグローバルデビュープロジェクト」によるオーディション番組『&AUDITION – The Howling -』によってメンバーが決定したグローバルボーイズグループ。リーダーのEJをはじめ、FUMA、K、NICHOLAS、YUMA、JO、HARUA、TAKI、MAKIと、個性あふれる9人によるメンバーで構成されている。

前日の2022年12月7日にリリースしたデビューEP『First Howling:ME』は初日にオリコンデイリー1位を記録。そのタイトル曲「Under the skin」のパフォーマンスで始まったショーケースは、新人とは思えぬ“カル群舞”で、招待されたファンを魅了。トークではいまだ緊張がとけない様子ものぞかせつつ、会場のみならず、オンラインでショーケースを見守る世界中のファンに念願のデビューを果たした輝かしい姿を見せた。


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この日はマスコミも多数招待されていた関係から、ステージ上で公開フォトセッションも行った。それぞれが思い思いのポーズをしたり、そのメンバーにツッコミを入れたりと、撮影をしている間もわちゃわちゃとにぎやかな&TEAMのメンバーたちに、会場もほっこり。

&TEAMというグループ名について、どんな意味が込められているのか尋ねられると、「年齢もバックグラウンドも違うんですけど、それぞれの個性を持った9人が1つのチームとなって、多様な世界を結びつける存在、という意味が込められています」とFUMA。

ショーケースでまっさきに披露した「Under the skin」については、Kから「僕たちのデビューEP『First Howling:ME』のタイトル曲で、9人のメンバーの『変わりたい』、『一歩踏み出したい』という強い意志が込められています。多様な9人がこの心の声に気づいて、それぞれ声を上げる模様が描かれています。『うっせぇわ』を制作したsyudouさんも制作に関わってくださっています」と説明した。


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デビューEP『First Howling:ME』には「Under the skin」を含め4曲が収録されている。EPには「自分自身の本当の想いに気づいた9人が、新たな旅路に出ているのを表現」(YUMA)しているそうで、「Scent of you」は「本能的に同じ想いを持っている誰かに惹かれていく瞬間を歌詞やサウンドで表現しています」(HARUA)、「BUZZ恋」は「単調な、何も変わらない毎日を変えてくれた人への溢れ出す想いがポップに表現されています」(MAKI)。

4曲目は「&TEAMが誕生したきっかけでもある番組『&AUDITION – The Howling -』のシグナルソングでもある『The Final Countdown』を&TEAMバージョンとして収録しているのでぜひ聴いてください!」(TAKI)と、収録曲を解説。そのすべてに「僕たち自身のストーリーが入っています」とJOが真面目に紹介すると、司会の古家正亨さんからは「今になって緊張してきたんじゃない」とツッコミを入れられる一幕も。


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タイトル曲の印象的なパートについて、EJは「サビの部分が特に。サウンドもダンスも、自分の内にある高まった想いを世界に対してハウリングしている感じがして、一番印象的だったと思います」と流暢な日本語でアピール。その印象的な振り付けをNICOLASがステージ上で見せることに。「体の中から出てくる感情や湧き上がるエネルギーを表現したポイントダンスになっています」と言って、右手を出してその腕の上を左手指で素早く弾くように左右に滑らせる振り付けを、音楽に乗せて全員でやってみせた。

デビューEPのソロジャケット写真がステージ後ろのスクリーンに大きく映し出されると、メンバー全員大盛りあがり。「初めてのジャケ写だったので、僕たち&TEAMを初めて紹介する写真だと思ってひとつひとつ丁寧に、大切に、大事に撮った気がします」とEJが言うと、全員で撮ったジャケットがお気に入りだというJOは「少し微笑んでいるけど完全に笑顔じゃないところが僕たちのコンセプトを表現していてすごくいいなと思いました」。

しかしそんななか、「完全に笑顔な人がいるよね…?」とスクリーンがとある1人にクローズアップすると、1人だけ白い歯を見せてニッコリ笑顔を見せているEJの顔が大きく映し出されて、メンバーも大笑い。


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「Under the skin」のMVでは「僕たち9人それぞれの心の中にある想いが描写されたシーンが多く、&TEAMのオリジナルストーリーにつながる映像もあるので、細かいところまで楽しめると思います」とHARUA。

オリジナルストーリーについては「『黒の月: 灰色の都市』というタイトルで6日からウェブチューンで公開されているんですが、みなさん見ていただけたでしょうか? こちらのオリジナルストーリーを読んでいただくと、僕たち&TEAMの楽曲やMVをもっと深く理解して楽しんでいただけると思います」とFUMAから紹介があったように、さまざまな展開が用意されているよう。

MVについてはTAKIいわく「僕は2サビが終わったところのJOくんのストーリーが好きで、みんなの演技だったり、JOくんの声もマッチしていて、とても印象的です」とお気に入りポイントを挙げていた。

今回が演技初挑戦だったというKは、なかなか泣けずに困ったそう。「坂口健太郎さんに『まばたきしないでいたら涙出るんじゃない?』って言われて、(目が)バキバキになったんですけど、涙が出なくて。悲しい状況を考えてみたら? と言われて考えたら悲しすぎて泣けず。最後、孤立した狼少年という状況を考えて集中して演技をしてみたら泣けたので、あの時間はこれから表現をする者として大切な時間になりました」と、撮影秘話を語った。

メンバーの中で一番よく表現できたと思う人は? と問いかけられると、「これは自分だと思います」とYUMAが率先して挙手。「Kさんをずっと心配している様子が撮られてたと思うんですけど、その時に僕が真剣にしてるのにみんな笑っちゃって。でも僕はすごく真剣に演技してたので、僕が一番よかったと思います」と言うと、Kも「ずっと集中してたもんな」と太鼓判を押した。さらにKが「無言に耐えられなかったTAKIがどこからか音を出していた」と面白エピソードを暴露すると、TAKIは「静かな空気が苦手なんだと思います」と苦笑いしながら謝っていた。


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ショーケースでは「Under the skin」のMV公開と収録曲「Scent of you」のパフォーマンス、さらにマスコミからの質疑応答などもあり、最後には「The Final Countdown(&TEAM Ver.)」のパフォーマンスで終了、かと思いきや、「今からみなさんの元に会いに行きます!」というKの声掛けで、メンバー全員がトロッコに乗って会場を一周するサプライズが。思いがけず近くまでメンバーがやってきたことに、会場のファンも大喜び。

たっぷり時間を使って会場をめぐったにも関わらず、「終わり!?」「もう一周!」「帰りたくない」とメンバーも名残惜しそうにトロッコを降りると、ステージから会場を眺めながら「幸せだなあ」と口々に言葉にしていた&TEAMのメンバーたち。ステージ上から降りてきたスクリーンが床につくまで、座り込んで最後まで会場に向かって手を振り続けていた。

©HYBE LABELS JAPAN
※写真は1部の様子。

Information

Debut EP
First Howling : ME


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