私たちの出会いは運命です…猫さまが初めて飼い主と会った瞬間にしたこととは

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.12.23
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第193回目はペルシャ猫のシャドウ(Shadow)さま。

見事な長毛をもつ猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.193
猫さまの話をもっと聞かせて! 
シャドウさまは2歳の男性猫さま。


ペルシャ猫


<シャドウさまが語ります>
僕はお兄さんとお姉さんと一緒にアパルトマンに住んでいます。1日のほとんどを寝て過ごしています。食事に関しては、パテ状のものは消化しにくいため、主にカリカリを食べています。おやつはミルクの入ったカリカリが大好きです。
ペルシャ猫

飼い主の腕に抱かれるのが大好きですが、キャットツリーの上も心地よく、そこでも寝ています。
ペルシャ猫

お気に入りの遊びは、カラフルなプラスチックのバネです。性格は非常に頑固だと言われます。好き嫌いがはっきりしてるんです。
<飼い主から見たシャドウさまとは>
以前飼っていたペルシャ猫が亡くなってから、また長毛の猫を飼いたいと思っていました。先代のペルシャ猫の想い出から抜け出せなかったのです。何日も何日も探した後、ようやくシャドウに出会う機会がありました。それは偶然見つけた掲示板でした。写真を見て容姿もとても私好みだったのですぐに飛んでいきました。
ペルシャ猫

初めてシャドウに会ったとき、そこに着くとすぐにシャドウが私に向かって飛んで来たのです! この瞬間、私の猫になりました。養子にするために書類に署名した後、2日後に再訪し、更新された書類を受け取りました。それ以来、ずっと私たちはお互いのそばを離れていません。シャドウは私の子どものような存在です。もちろん先住の猫たち同様に世話をすることに喜びを感じています。
ペルシャ猫

シャドウは素晴らしいオレンジ色の目をしており、それが彼の魅力をさらに高めています。私たちは似ているところがあり、ふたりともとても頑固です。
私が経験した最高の瞬間は、初めてシャドウと会ったときでした。 私の人生で最高の日のひとつです。それ以来毎日欠かさずシャドウは私に大きな喜びをもたらしてくれます。
ーー先代のペルシャ猫さまの想い出がシャドウさまへの愛に乗り移ったのでしょうか? きっと前の猫さまも飼い主にとって素晴らしい存在だったのでしょう。次回はシャドウさまの兄さんとお姉さんの話を聞かせてもらおうと思います。
著者情報

松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!