飼い主にとっておきの贈り物!…かわいい見た目からは想像できない猫さまのワイルドな一面

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.10.14
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第175回目はブチ猫のミヌーヌ(Minoune)さま。

おもちゃは本物志向な猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.175
猫さまの話をもっと聞かせて!
ミヌーヌさまは2歳半の女性猫さま。


木の上に立っているブチ猫


<ミヌーヌさまが語ります>
私はパリ郊外にある庭付き一軒家でピエール家族と生活しています。1日の平均的な過ごしかたは、絶好なロケーションなのでほとんど狩りをしているか、寝る、食べるを繰り返しています。おもちゃは生きている野ネズミ! すぐにかじらないで、飼い主にプレゼントすることもあります。
日陰で伏せしているブチ猫

普段は飼い主の足元で寝ますが、早朝になると窓をカリカリして飼い主が起きてくるまで催促の合図をするのが毎朝の日課です。だって、庭をパトロールしないといけないから。
下を見ているブチ猫

いつもの食事はカリカリです。特別な日には少しパテをいただいています。おやつはチューブ入りのスープで、目がありません。お気に入りの寝場所は夏は飼い主のベッドで、冬は暖炉の横のソファでゆったりくつろいでいます。


ブランケットの傍で寝るブチ猫

家族の中ではピエールが一番好き! ピエールがいない時は仕方がないから、他の家族とも遊んであげます。


<飼い主から見たミヌーヌさまとは>
保護猫協会を通じてミヌーヌを保護することになりました。生まれて数か月で前の飼い主から協会に引き取られたミヌーヌ。前に痛い思いをしていたのかも、と感じるような怯えた様子が最初はありましたが、うちに来てから彼女の生活は穏やかになりました。小さくてすばしこく、庭での狩りが大好きです。
肉球がピンクなブチ猫

私は子どもの頃、家にはいつも猫がいたので大の猫好きです。旅行から帰った時、ミヌーヌが出迎えてくれて本当に良かったと思いました。
彼女は私に幸せと優しさを与えてくれる最高のパートナーなのです。
ーー飼い主のピエールさんのお宅で、ミヌーヌさまはべったりぬくぬくの季節がやってきますね。もうじき暖炉に火が入ります。でも、もちろん寒くたって狩りに出かけていくミヌーヌさま。いつでも狩りは欠かせないようです。
著者情報

松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!