初めて会った瞬間撃沈!…猫さまが飼い主の腕の中でしたこととは

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.9.10
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第168回目はアビシニアンのカルロス(Carlos)さま。

ご褒美のパテが大好物な猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.168
猫さまの話をもっと聞かせて! 
カルロスさまは2歳の男性猫さま。


アビシニアン


<カルロスさまが語ります>
僕はパリのアパートメントで生活しています。平均的な1日は、ハエを狩ること、太陽を追って寝ること、バルコニーを楽しむこと、ハトを観察することで終わってしまいます。
ソファーに乗るアビシニアン

毎日の食事はカリカリばかりですが、週に一度パテを食べる権利があります。このパテは格別で、週末に苦手な外へ出かけたときは、よく頑張ったご褒美にもらえるのです。お菓子全般が大好きで、飼い主がケーキを焼いているとそばに行き観察します。オーブンで焼かれたケーキの香りが漂うだけでよだれが出てきます。
眠るアビシニアン

家の中で一番好きな場所は天気が良いときはバルコニー、外出できないときはベルベットのアームチェアの上を陣取ります。
<飼い主から見たカルロスさまとは>
子どもの頃に猫を飼っていたのですが、大人になって私自身では初めて猫を飼いました。インターネットで検索してアビシニアンのブリーダーさんを見つけました。
眠るアビシニアン

私たちは赤ちゃんの頃にカルロスに会い、幸運にも彼を家族として迎え入れることができました。彼はすぐに私たちのところにやって来て、私たちの腕で眠ってしまいました。
眠るアビシニアン

最も楽しかったエピソードは、彼がアパートに到着した最初の数時間。夜になると布団の下に隠れてハグを求めに来ました。この時は極上の幸せを感じました。
あくびをするアビシニアン

カルロスはいわゆるパリのアパートメントの猫です。私たちは彼を田舎に連れて行くのが好きですが、彼はいつも家にいるので、自然をあまり好きではありません。
アビシニアン

チャームポイントは頭と大きな耳。小さなライオンのような愛と優しさの存在がたっぷりのカルロスにゾッコンです。
ーーとても懐っこいカルロスさまは何時間撫でられてもじっとしているそうです。小さな犬のようでもあるとのこと。飼い主もカルロスさまもグルメなようで、話を聞いているだけで大好きなお菓子作りの匂いがしてきそうです。
著者情報

松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!