伝説の肉球マッサージ!…テクニシャン猫さまと飼い主の夢の時間

取材、文・Manabu Matsunaga — 2023.8.19
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第162回目はラグドールのティファニー(Tiffany)さま。

甘えん坊な末っ子猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.162
猫さまの話をもっと聞かせて! 
ティファニーさまは2024年2月に2歳になる女性猫さまです。


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ティファニーさまが語ります。

私は眺めのいい一戸建てに住んでいます。ここに前からいるお姉さん猫のプルシャと毎日仲良く遊んでいます。お姉ちゃんともども家の中で勝手気ままにそれぞれの生活をしています。


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日課は、朝起きてたくさん飼い主に抱かれ、ビタミン入りのパテを食べます。それからいろいろなボールで遊びます。ボールを飼い主のところまで持って行くのが得意です。ぬいぐるみも口にくわえて持ち歩くことができますよ。お気に入りのキツネザルのおもちゃを持って家の中を歩き回ります! それから、お昼寝、ゲーム、抱っこ、ちょっとした食事と続きます。
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夕方になると、また一緒に遊び、キャットタワーで眠りにつきます。飼い主からはプロのマッサージ師と呼ばれています。戸棚はどこでも開けることができて、フェッチ(取りに行く動作)のプロでもあるのです。高いところのへのジャンプだって命中率は高いです。私、失敗しないので!
飼い主から見たティファニーさまとは。
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ティファニーは信頼できるラグドール専門のキャッテリーから来ました。このキャッテリーには、離乳するまで4か月間お世話になりました。ラグドールファミリードールのキャッテリーにいた2匹の子猫の中から、黒とピンクの鼻がかわいいティファニーにしました。寂しがり屋の3歳になるマンチカンキルトのプルシャのために妹がいたらいいのにな〜といつも思っていたのです。
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私は赤ちゃんの時からいつも猫と暮らしていて、猫たちと一緒に育ったと言ってもいいぐらいです。時は経ち、最後の猫が亡くなった時、もう猫は飼いたくないと思いました。しかし、その後たまたま数年お世話したメインクーン猫のお陰で、私は赤ちゃんのプルシャ、そして2番目の赤ちゃんティファニーを飼う気になりました。
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ティファニーは食べ物にとてもうるさく(キャッテリーにいたときからそうだった)、水は飲まず、『ウルトラプレミアムダイレクト』のパテしか食べません。時々特別な食事として、事前に獣医の許可を得て、骨なしの鶏肉を水煮にし、塩も何も加えず用意します。
彼女はとてもキュートで、愛情深く、親切です。よく鳴き、私の隣に座るのが大好きで、私を撫でてマッサージしてくれることもあります!
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そしてとても遊び好きで活発です。走り回ったり、飛び跳ねたり、バッグや箱で遊んだりするのが大好きです。彼女はとても賢いけれど、自分のしたいことしか興味がないようです。風貌はアライグマか、鼻のシミといたずら好きなところから、小悪魔にも見えます。彼女は私のことが大好きで、私を猫の家族の一員だと思っているに違いありません。彼女のポーズ、習慣、ベッドにいる場所を分析すると、私たちを年長の猫だと思っていることがわかります。青い目、鼻の上の黒い点、性格、バカなことをする前の顔は本当にチャーミングです。ティファニーと私は二人とも食べ物へのこだわりが強く、水も飲まないけど、性格は父親(私の夫)に似てるかな。あと、二人とも活発なところとかも…。
一緒にいると毎日が信じられないくらい楽しいです。日中ベッドに入って、前足をマッサージしながら鳴いているとき、お気に入りのおもちゃを持ってきてくれる時は幸せが溢れ出します。
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ティファニーは私の子どもです。限りなく愛しています。彼女の健康を守るのは私の責任であり、正しいものを食べさせ、十分に遊ばせ、病気にならないように注意を怠らず、予防接種を受けさせます。彼女にとって、私、夫、そして前からここにいるプルシャが生活のすべてだから、毎日ベストを尽くすことが不可欠なのです。ティファニーはその恩に愛で応えてくれています。
ーー以前19回目に登場したマンチカンキルト種のプルシャさま(https://ananweb.jp/column/frenchchat/406043/)に妹ができました。それが今回登場するティファニーさまです。ラグドール種なのでまだまだ大きくなりそうな気がします。小柄なマンチカンキルト種のプルシャさまをしのいで存在感たっぷりな甘えっ子のティファニーさまの日常は楽しいことでいっぱいですね。
著者情報

松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!