華やかでイケメン、歌舞伎役者みたい! はるばるロシアからきた猫さまの愛溢れる日常

取材、文・Manabu Matsunaga — 2024.5.11
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第232回目はメインクーンのフィリヤ(Filya)またの名はフィリモン(Filimon)さまの登場です。

ロシアからやって来た猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.232
猫さまの話をもっと聞かせて!
フィリヤさまは2歳の男性猫さま。


<フィリヤさまが語ります>
僕の家は小さいですが、中庭があってとても心地よい生活を送っています。朝、飼い主を起こしてカリカリを要求し、それから抱き合って、抱きしめてもらい、食べた後は満足してまた寝ます。
メインクーン

庭で遊ぶ以外は一日中そのような感じです。昼間は肘掛け椅子で寝るのが好きです。食事はカリカリだけですが、時々飼い主が魚を食べるときに少しもらうことがあります。


メインクーン

魚が大好きで、グルメな猫です。性格は穏やかで、愛情深く、社交的で、抱きしめるのが好きで、とても親切な猫と呼ばれています。


<飼い主から見たフィリヤさまとは>
フィリヤの前に、私たちはとてもかわいい三毛猫のネネットを飼っていました。彼女は私の夫の猫です。ある日、私も自分の猫が買いたいと思い、メインクーンに決めました。夫がメインクーンについてたくさん話してくれたので、私も本当に自分の猫が飼いたいと決心し、ブリーダーに連絡しました。
メインクーン

フィリヤの写真を送ってもらった時、それが私の猫であることがすぐにわかりました。ロシアで子猫を見つけ、私たちの家族にするためにフィリヤを探し当てました。それはとても長い旅でした。


自転車のかごにはいったメインクーン

私にとって彼は、とても素敵で小さなトラのようです。彼は大きくてとても穏やかです。似ている点は、私たちは休むのが好きで、ただ抱きしめるだけで何もしないところ。彼は私のことを優しい人だと認識していると思います。また、食べ物をもらったり愛撫してもらったり、彼の家に住んでいる彼の奴隷だということもわかっているようです(笑)。


メインクーン

フィリヤとの毎日は楽しい瞬間でいっぱいです。夏のある日、私が庭で絵を描いていると、フィリヤが隣にきて一緒に楽しい時間を過ごしました。いつも彼は私にたくさんの愛と幸せを与えてくれます。


般若のようなメインクーン

彼を愛撫すると、とても穏やかでリラックスした気分になります。彼を見るたびに、どうしてこんなに素敵な猫を飼うことができるのかと我ながら感心しています。
ーーはるばるロシアからやって来たフィリヤさま。自分だけが独占できる猫が欲しかった気持ちがわかるような気がします。以前からいた三毛猫のネネットさまが夫にしかなつかなかったからでしょう。そんな関係でも飼い主は夫との関係は良好とのことでした。
著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!