Femcare File

Femcare File vol.131〈私とフェムケアの話〉井上咲楽さん

ウェルネス
2024.12.18

ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、「私とフェムケアの話」です。ananフェムケア委員会のひとりである井上咲楽さん。多忙な毎日のセルフケアや自分らしさを磨く秘訣とは?

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心と体を整えて“自分”を確立したい。

ここ数年で、仕事に対してマインドの変化があったと話す井上咲楽さん。以前は、「声をかけていただいたものを頑張る」という少し受け身のスタンスだったが、より能動的に、自分の強みを模索する気持ちが芽生えたという。

「今、バリバリ仕事をしたい気持ちなんです。料理本やエッセイを出版したり、YouTubeを始めたり、新しいことに挑戦をして、楽しくて刺激的な毎日です」

活躍の場が広がって多忙になった分、今まで以上に健康管理が重要に。自分の状態を冷静に見つめ、心と体の両方をケアする意識が自然と高まったそう。

「生理前はとくに、自分の機嫌を取るのがむずかしくなりますよね。私は、やろうと思ったことをやらずにそれが積み重なっていくと、自分にイライラしてしまうんです。だから例えば、台所の排水口ネットはこまめに替えるとか、些細なことですが、イライラの原因になりそうなタネを日頃から減らすように心がけています」

一方、生理中は無理をしない。

「今やらなくてもいいことは後回しにしますし、すごく食欲が増しても『生理だからいいよね』って(笑)。ほどよく生理のせいにして、いつも乗り切っています」

以前は生理時の不調や変化に落ち込むばかりだったそう。フラットに受け入れ、柔軟に対応できるようになったことを、「いい変化」と井上さんは言う。そして、仕事の悩みや葛藤は友人に打ち明けて気持ちを解放するように。

「へこんでいても話すとスッキリするし、頭が整理されてやるべきことが見えてきたりもします。ポジティブじゃない話を聞いてもらうことに申し訳ない気持ちがあったのですが、ひとりで抱え込むより、信頼できる人に話すほうが精神衛生上ずっといい。自分も友だちの悩みや相談は、親身に聞きたいと思っています」

また、疲れがたまると自律神経が乱れて不眠がちになるそう。最近、頼りにしているのが、『ラウン』のサプリメント「CBDカプセル」と「CBDスポーツバーム」。オーガニックヘンプ由来のCBDを配合した話題のアイテムだ。

「寝る前にこのサプリを飲むと、スッと眠りにつけます。スポーツバームは、ランニング後に手足に塗って筋肉のだるさをやわらげたり、心がざわざわするときのリラクセーションに役立っています」

現在、25歳。今後のライフプランや「自分らしさを育むヒント」についても、語ってくれた。

「いつかは結婚したいけど、自分の世界を確立してからというか、今は断然仕事モードですね。私自身、とてもネガティブで、劣等感を払拭したくて、走ったり料理したりしているところがあって。好きなことを追求していくうちに『これが自分なんだ』と胸を張れるようになる気がしています。自分を大事にすることは忘れずに、これからもいろいろトライして進化し続けたいです」

PROFILE プロフィール

井上咲楽さん

いのうえ・さくら 1999 年生まれ、栃木県出身。レシピ本『井上咲楽のおまもりごはん』(主婦の友社)、エッセイ『じんせい手帖』(徳間書店)が発売中。芸能界きってのランナーでもある。

写真・山根悠太郎(TRON) スタイリスト・稲葉有理奈(KIND) ヘア&メイク・遊佐こころ 取材、文・熊坂麻美

anan 2426号(2024年12月11日発売)より

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