もともとかなりの冷え症だという井上咲楽さん。生理前や生理中はさらにむくみも出やすいので、食事は温め効果と満足感を重視して作っているそう。
「同じく冷え症の母が、根菜たっぷりの料理をよく作っていたんです。“これを食べると体が温まるな”と小さい頃から感じていたので、ブルーデーは自然と根菜メインのレシピが多くなりました。あとむくみ対策として、食べすぎないようにヘルシーでも満足感の高いレシピも意識しています。たとえばお米を入れてしっかり糖質を摂る、でもその分、一緒にいただく食材は豆腐やきのこ類などを使って、脂質少なめに。そうやって自分で調節をしながら、罪悪感を減らすのが自然とマイルールになっています」
バラエティに引っ張りだこの毎日。ロケも多く、疲れて市販のお弁当などで済ませたいと思う日もありそうだが…。
「私は疲れているときほど『自分の料理の、あの味が食べたい』って思うんです。あと、作っているときの包丁の音や食材の匂いに癒されるというのも大きな理由。そうやって、自分の体をしっかり自分でいたわることに満足感を覚えて、パワーチャージできているのかもしれません」
豆腐となめこのあんかけご飯
【材料/2人分】
なめこ…1袋、絹ごし豆腐…1丁、ご飯…200g、A[めんつゆ…大さじ3、水…60ml、梅チューブ…大さじ1,1/2]、片栗粉…小さじ1、小ネギ…適宜
【作り方】
1、なめこをサッと洗い、豆腐を食べやすい大きさに切る。
2、1とAを小鍋に入れて、煮立たせる。
3、具材が煮立ったら、片栗粉を水(分量外)で溶き、小鍋に加えてとろみをつける。
4、ご飯にかけ、お好みで刻んだ小ネギを散らしたら完成。
◎いたわりPOINT!
豆腐やきのこ類などカロリーの低い食材を合わせているのに、満足感は大。ワンスプーンで食べられるのも疲れているときには◎ !
里芋の梅みぞれ煮
【材料/2人分】
里芋…1袋(5~6個)、だし汁…400ml、梅干し…1個、塩麹…小さじ1/2、大根…45g
【作り方】
1、里芋の皮を剥き、大きいものは半分に切る。
2、小鍋にだし汁を入れ、里芋を20~30分煮る。
3、ちぎった梅干しと塩麹を小鍋に加え、さらに2~3分煮る。
4、大根をおろし、軽く水気を押さえたら3に加えて軽く和え、器に盛る。
◎いたわりPOINT!
私はブルーデーになると、甘酸っぱい味が欲しくなるので、梅をよく使います。自分が“欲しくなる味”を知っておくと頼りに!
いのうえ・さくら 1999年10月2日生まれ、栃木県出身。バラエティ番組を中心に活躍。5月24日に自身初のレシピ本『井上咲楽のおまもりごはん』(主婦の友社)が発売される。
※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・小川朋央 料理作製・村山瑛子 取材、文・山本奈緒子
(by anan編集部)