文/のぞみ
捨てられない人の3つの特徴
実はモノが捨てられなくて困っている方には、3つの特徴があります。
1.モノをたくさん買いすぎてしまう
2.モノを使う量がよくわからない
3.モノを捨てると後悔するかもと思っている
思い当たるものはありませんか?
この3つの特徴に当てはまる方の共通点として、モノを買う・使う・捨てることの判断基準があいまいで、「マイルール」が決まっていないことが挙げられます。
今回は、そんな方にぜひ知ってほしい“キレイな部屋を保つために大切なコト”を紹介します。
1.自分の買い物のクセを知ろう
新商品、期間限定セール、本日限り、季節限定、10%増量、おまけ・サンプル付き、2個以上で100円引……など、普段の買い物でよく目にする“お得な情報”につられて、まとめ買いや衝動買いをしてしまうことはありませんか?
「本当は1つで良かったのに、安いからついもう1つ買ってしまう」「まだ使いかけのものがあるのに、新しく買ってしまった」というような思わずやってしまう“自分の買い物のクセ”を知っておくことが、部屋を綺麗に保つためにはとても大切です。
“多さ、安さ、目新しさ”ではなく、今の自分が本当に必要なモノの“量、価格、質”を見て、しっかりと選び取れるようになりましょう。そうすることで、必要以上にモノを増やしたり、使いすぎることに加え、お金の無駄遣いも防ぐことができます。
2.使い切れる量を知ろう
たくさんの洋服でパンパンのクローゼット、何種類ものメイク用品でギュウギュウのポーチ……というように、たくさんの種類を持っていても、実際に使っているのは実はほんの少し、ということもよくありますよね。
モノを使って暮らしの満足度をあげるコツは、高いモノやたくさんの種類のモノを持つことではありません。“気持ちよく使いこなし、最後まで使い切ること”です。
痩せたら着るかもしれない高かった洋服、使い分けられないメイク用品など、今の自分が気持ちよく使いこなせないモノは思い切って処分しましょう。使い切れる量まで減らし、本当にお気に入りのモノを選び取る力を磨くことで、モノの管理がぐんとラクになり、好きなものに囲まれたゆとりのある暮らしができるはずです。
3.手放すメリットを知ろう
モノを手放すとき、「捨ててしまっても大丈夫かな」「後で後悔するかもしれない」、と取捨選択の判断に自信がなくて困っている方も多いです。
読書が趣味の筆者は、昔大きな本棚にたくさんの本を所有していました。「いつかまた読み返したい」「捨てたらもったいない」、そんな気持ちで読まなくなった本をいつまでも手放すことができませんでした。
しかし、筆者の場合、持っているモノの量が多くなればなるほど、探すのに手間がかかってしまったり、傷んでしまったり、そのモノを使って感動した当時の気持ちと同じ気分には、もうなれないことに気づきました。
モノとの出会いには、旬があります。ずっと“いつか”を待つモノでお部屋を埋めておくよりも、今使いたい旬のモノを気持ちよくお部屋に迎えられるように、スペースに余裕を持っておきたいですよね。
「捨てて損するかも」より、「手放してもっとよい運を引き寄せる」、そんな前向きなマインドに切り替えてみると、過去に縛られず、今とこれからの暮らしをよくするためのアクションが見えてくるようになるでしょう。
今の生活に必要なモノを上手に選び取る力を磨き、気持ちよく使い切れる量を把握し、運気を呼び込む余裕のあるスペースを作っておく。
そうすることで気持ちにゆとりがうまれ、キレイなお部屋を長く保つモチベーションを長続きさせることができます。
モノの選び方、手放すためのマインドになる「マイルール」を決めて、いつでもスッキリとした居心地の良いお部屋を目指しましょう!
のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani