文/Chiaki
運命は「今この瞬間をどう生きるかによって変えられる」
2018年に18歳の若さでアジア選手権MVPとなり、東京オリンピックのメダル候補と言われていた池江選手。2019年2月に白血病と診断されてからも競技復帰に向けて前進を続けてきました。2020年『SK-II』とのコラボではウィッグを外した姿と希望にあふれたメッセージを公表し、大きな反響を呼びました。
その後2021年2月のジャパンオープンで50メートル自由形で2位に入賞し、見事に競技復帰。さらに、4月に行われた日本選手権でリレー派遣標準記録を突破し、女子400メートルメドレーリレーで東京オリンピック代表に内定したばかり。
今回公開された“センターレーン”には、そんな池江選手の復帰に向けた練習シーンや葛藤を通して、“運命を変えるとはどういうことか、運命がただの偶然ではなく、自らの選択によって切り拓けるものである”という思いが込められています。
今回の映像について、池江選手はまず「SK-II、そして是枝裕和監督が、私の心の内を作品として伝えてくださり感謝しています」とコメント。
さらに『#CHANGEDESTINY』については「こんな時だからこそ、誰しもが自分の運命を追求することにとても大きな意味があると思っています」とのこと。続けて「過去の自分には戻れないけれど、自分の運命は今この瞬間をどう生きるかによって変えられるものだと思います。辛いことがあっても、乗り越えた先の未来は変わっていく」と、強い思いを語りました。
ちなみに、作品タイトルである『センターレーン』は、プールの中でも中央に位置するレーンのこと。実際に競泳のルールでは“センターレーンに一番速い選手を配置する”とあり、池江選手が取材で「センターレーンが好き。自分のためのコース」と話したことから名付けられたそう。
オリンピックのワールドワイドパートナーとして
また今回、是枝監督は池江選手への取材をもとに、実際の映像で描ききれない部分はアニメーションで豊かに表現されています。
池江選手への取材について、是枝監督は「池江選手の人生という名の旅を通して、運命を変えるために必要なことを目の当たりにして感動しました。一見彼女のストーリーは特異に思えますが、この時代を生きる多くの人が共感できるものがたくさんあります」とコメント。
作品については「人生ではレーンから脱線することもありますが、そういう局面に立った時にこそ、その人の“真価”と“進化”が見えるのだと思います。この2つの“しんか”に注目しました」と語りました。
さらに『グローバルSK-II』の最高責任者(CEO)サンディープ・セス氏は、『#CHANGEDESTINY』について「SK-IIの信念であり、全ての活動の核」とコメント。
今後の取り組みに関しては「“#CHANGEDESTINY”の信念のもと、東京2020オリンピックのワールドワイドパートナーとして、オリンピックの精神に則りながら、今年様々な取り組みを通じて、女性が自らの手で運命を掴み、自らに課せられた限界を乗り越えていけるように支援していきたい」と語られました。
次作では、オリンピックアスリートらに着目した作品を制作予定だそう。公開が楽しみですね!
また今回、『SK-II STUDIO』の立ち上げに伴って運命に立ち向かう女性を支援するための『#CHANGEDESTINY資金』が始動。50万ドルを上限として、『SK-II STUDIO』の映像1再生につき1ドルを支援金として拠出するそう(※)。
『SK-II STUDIO』や『#CHANGEDESTINY資金』など、『SK-II』の今後の取り組みはもちろん、池江選手のこれからの活躍を一緒に応援しましょう。
※参加団体は後日発表
©SK-II