文・比嘉桃子
老け見えしないために気をつけていること
疲れたように、老けて見られたくないと思っていても、自分のことを客観視するのは難しいもの。何も考えずにしていた行動が、実は老け見えのきっかけになっているかもしれません。
ここからはanan Beauty+ clubに聞いた「老け見えポイント」や「老け見え対策」をご紹介するので、自身が当てはまっていないかぜひチェックして見てください。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
老けて見える「ファッション」
「無理に色物を入れると老けて見える気がするので、シックにまとめるようにしています」(32歳・クリエイティブ職)
若々しく見せようと色を取り入れすぎると、ごちゃごちゃした印象に。あえてシックにまとめたほうが、シンプルで今っぽい雰囲気になることも。
「シックに黒でまとめようとすると、アクセサリーがないと貧相で老けて見えてしまう。必ずアクセサリーを身につけるようにしています」(28歳・会社員)
とはいえシックにまとめすぎると、ただの「地味」な印象になることも…。アクセサリーなどを使ってバランスを取ることが大切ですね。
「ツヤのない綿素材のトップスは老けて見えるので、あまり選ばないようにしている」(44歳・自営業)
ツヤ感のあるトップスは、肌を生き生きと見せてくれます。肌にくすみを感じている日こそ、ハリやツヤのあるトップスを選んでみるといいかも。
「顔色に違いが出るので、カラー診断で似合う色を着るようにしている」(40歳・主婦)
自分に似合う色を着ていると、それだけで垢抜けた雰囲気に。気になるかたはぜひカラー診断を参考にしてみて。
「靴のソールが極端に減っていると疲れて見える気がするので、気をつけています」(48歳・自営業)
おしゃれな人は足元を見るといわれることも。靴にまでしっかり意識を向けておくと、若々しく見えるだけでなく、相手に好印象を与えることができそうです。
老けて見える「メイク」
「ファンデーションは顔全体に広げると厚塗りに見えるので、頬や目元など部分的につけています」(48歳・自営業)
圧倒的に多かったのが、ファンデーションの厚塗りについて。薄づきでカバーしてくれるものやコンシーラーを駆使して、ナチュラルな仕上がりを心がけるといいかも。
「アイメイクが濃すぎると老けて見えるので、薄めにしています」(32歳・クリエイティブ職)
アイメイクのしすぎも老け見えするといったコメントが多数寄せられていました。目を大きく見せようと塗りすぎてしまうときは要注意です。
「下まつ毛にマスカラを塗ると若作りっぽい顔に仕上がる気がしてやめました」(40歳・主婦)
人によっては下まつ毛を盛りすぎると不自然な印象に。マスカラはただ伸ばせばいいというわけではなく、バランスがポイントになりそうですね!
「隠すメイクはどんなに若い子も老け見えしてしまうと思います」(36歳・会社員)
ベースメイクのトレンドは、ナチュラルな仕上がりに移行中。素肌を生かしたメイクがトレンドになっているので、思い切ってナチュラルメイクを取り入れてみるのもおすすめです。
老けて見える「ヘア」
「アホ毛が出ると老けて見えるので、抑えるようにしています」(28歳・会社員)
アホ毛がぴよんと出ているだけで、せっかく決めたファッションやヘアスタイルが台無しになることも。筆者も毎朝アホ毛隠しのスティックを使用しています!
「毛先がパサパサになったり、カラーが抜けていたりすると老けて見えるので、ヘアケアはお金をかけます。自分的に気分もいい!」(48歳・自営業)
ただ老け見え対策になるだけでなく、自分の髪がキレイになると気持ちがいいですよね。髪は人からも見られやすいポイントなので、お金をかけてもいいパーツかも。
「まとめ髪をするときに、おくれ毛の出し方や後頭部の崩し方が古いと時代が出てしまうので、ほどよくトレンドを取り入れる」(44歳・自営業)
ヘアトレンドの移り変わりは早いため、こまめなチェックが大切。街ゆく人のヘアアレンジを参考にするのもおすすめです!
「肌と同じようにうるおいが大切だと思うので、パサつくときはオイルなどで少しでも潤っているように見せる」(40歳・主婦)
髪の傷みやパサつきが気になるときは、オイルが味方に。軽いものでもいいですし、重ためのオイルでウェットヘアに仕上げるのもおしゃれです。
「白髪染めで暗めの色にしてたけど明るい色に変えたらちょっと若返りました」(34歳・会社員)
似合うカラーを取り入れることで、老け見えが解消されたとの声も。自分に似合う色がわからないかたは、カラー診断を取り入れるのも1つの手かもしれませんね。
老けて見える「口元」
「ほうれい線が深いと老けて見える」(40歳・専門職)
口周りの悩みで多いのが、ほうれい線。メイクで隠しにくいことからも、悩んでいる人が多いのかもしれません。
「リップが濃いと怖い印象になる」(34歳・会社員)
リップの色はメイクの印象を大きく左右します。色だけでなく、塗るときの濃さや質感を確かめながら、自分に似合うリップを見つけたいですね。
「唇に潤いがなくシワがあると老けて見えるので少し高価なリップを購入し、寝る前もケアのためにつけている」(44歳・自営業)
リップはメイクだけでなく、ケアも大切なパーツ。皮ふが薄く敏感な部分でもあるため、保湿や紫外線ケアを心がけて!
「無表情だと口角が下がって見えるので、気をつけています」(48歳・自営業)
口角が上がっていると、それだけで若々しくエネルギッシュな印象に。特に初対面の人がいる場では、口角に気をつけると好印象でいられそう。
「歯の色。ホワイトニングが大事」(37歳・会社員)
歯が黄ばんでいると、老け見えするというコメントも。歯が白いと笑顔がより映えますね!
老けて見える「LINEの使い方」
「LINEスタンプはあまり使わず、使っても数種類程度にしている」(41歳・会社員)
スタンプの多用は老け見えするとの声が多数見られました。無料スタンプを片っ端からダウンロードするのではなく、自分のお気に入りを数個使うのがイマドキなのかも!?
「絵文字の多用は老けて見える気がします」(40歳・主婦)
スタンプと同じく、絵文字も多用すると老け見えするという意見が。たしかに年下の子とLINEしていると、絵文字は使っていない気がします…。
「ギャル文字のような、昔流行ったような言葉でやり取りをしてくる人がいます。一周回って私は好きですけど(笑)」(34歳・会社員)
筆者が学生の頃は「ぢゃぁね〜」といったように、「じ」を「ぢ」にしたり、「あ」を「ぁ」に変えたりしていたもの。今はあまり見かけませんが、久しぶりに見ると老け見えというよりはエモい感情になりそうです(笑)。
老けて見える「言葉遣い」
「数年前に流行ったギャグとか笑いを持ち出して、自分でウケている人を見ると老けたなと思います」(40歳・自由業)
流行語やギャグの移り変わりは激しいもの。少しテレビを見ないうちに、知っているギャグが古いもの扱いされていて驚きます…。
「若すぎる言葉遣いは逆に老けて聞こえるので、年相応を心がけています」(48歳・自営業)
年齢を重ねれば重ねるほど、言葉遣いが丁寧な人に惹かれるように。無理に若者言葉を使うよりも、正しい日本語を心がけたほうが人望が集まりそう。
「昔はこうだった、と言いがち。私も実際によく使ってしまっている」(41歳・会社員)
昔話、してしまいますよね…。もちろん悪いことではないのですが、過去の話ばかりでなく、今や未来の話もバランスよくできたら素敵です。
「田舎に住んでいるが、お年寄りが使うような方言はなるべく使わないようにしている」(44歳・自営業)
田舎のおばあちゃんの家に行くと、地元なのに聞きなれない方言に驚くことも。とはいえ、そうした方言を使う人が減るのも寂しいな…と思ってしまいます。
老けて見える「姿勢」
「椅子の背もたれにもたれている人と背もたれを使っていない人では、後ろ姿の美しさが全然違うので、なるべく背もたれは使わないようにしている」(44歳・自営業)
座り姿は意外と見られているもの。だらっと座るのではなく、背筋を伸ばしてシャキッとしているほうがキレイに見えそうですね。
「舌の位置に気をつけています。舌の位置が下がると、あごがゆるむと聞いたことがあるので」(48歳・自営業)
舌周りの筋肉が衰えると、顔のゆがみやたるみにつながるといわれているのだとか。意識していなかったので、気をつけてみたいと思います!
「猫背だと、ふと鏡で見たときにお腹も出て見えるし本当に老けて見えて絶望する」(40歳・主婦)
ショーウィンドウに映った自分の姿勢の悪さに、何度驚いたことか…。そのたびに姿勢を正すのですが、長く続かずまた絶望することも。
「ピラティスで全身鏡に映る自身の体型の老け具合にびっくりする」(44歳・自営業)
びっくりはしながらも、ピラティスでしっかり運動していて尊敬です! 思わず目を背けたくなりますが、現実を見ることもモチベーションの維持には大切ですよね。
年齢を重ねること自体も楽しみたい!
コメントの中には「無意識に撮られた写真を見ると、ショックな時がある」(48歳・自営業)や、「できたニキビが1か月以上治らなくて甥を感じる」(34歳・会社員)といった声も。ふとしたときに年齢を重ねたことによる変化に驚いてしまうようです。
とはいえ、老いは誰しもが経験するもの。自分がいいと思える自分でいられるために、ある部分は老け見えしないよう心がけつつ、ある程度年齢を重ねていく自分も楽しめると素敵ですね。
筆者情報
比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。
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