美容家電は男性も…“ステイホーム”で売れ行き好調の家電は?

ライフスタイル
2021.03.17
働き方、コミュニケーション…一年で起こった大きな変化。心落ち着かない日はまだ少し続きそう。より快適で、ストレスのない暮らしを楽しむために、暮らし方をもう一度見つめ直し、アップデートしたいポイントを考えます。

2020年、「ステイホーム」が暮らしを変えた。

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家で過ごす時間が増えたことで、自分の暮らしとあらためて向き合う人も多かったこの一年。

「自分や生活に何が必要かということを見つめ直した人がたくさんいました」(編集者・竹村真奈さん)

家の中を整理するだけでなく、インテリアや家電を揃え、仕事環境を整えるなど、新たなライフスタイルに踏み出した人も。

「通勤などにかかっていた時間が返ってきたことで、家事や食など、これまで気になっていたところにきちんと手をかけ、暮らしがより上質で豊かなものへと変化した人も多いのでは。給付金の効果もあって調理家電やおうちジム系アイテムが売れています」(家電+ライフスタイルプロデューサー・神原サリーさん)

ストレスフリーな暮らし方へ。

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何かとストレスのかかる時代、例えば家電の選び方も、闇雲に最新を求めるのではなく快適で充実した暮らしに導く方向へと変化。

「在宅時間が増え、ホームベーカリーのような、時間はかかるけどおいしいものが作れる製品を日常的に使うようになりました。一方で、いくら時間があるからといって非効率なのはもったいない。家事の苦手分野はロボット掃除機などに託すことで、自分の趣味の時間を増やしたり、密度を高めることができます」(サリーさん)

プロの力を使うことも生活を豊かにする一歩に、とは竹村さん。

「すべてを丁寧には暮らせないから私はエアコン掃除をプロにお願いしますし、料理は宅配のキットを活用しています」

“次”を見つめる暮らし方へ。

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「自分の持ち物をきちんと把握していれば、結果、無駄な買い物も減る。それは、本当に必要なものを長く使うことの第一歩になるのでは」(竹村さん)

地球に優しい持続可能な社会を目指すサステナブルな意識は、コロナ禍を経てより定着した模様。

「特に若い人のあいだでは、買い物をする時に、どんな素材でどのように作られているかという背景を意識したり、長く使えるものを選ぶという機運が高まっているように感じます」(サリーさん)

竹村さんは「仕事用にiPadとアップルペンシルを手に入れたのですが、プリントアウトが減り、紙の節約につながりました」と、リモートワーク下の買い物でエシカルな効果も感じられたそう。

刺さるものへは投資を惜しまない。

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自分にとって心地の良いものを追求した結果、それぞれの欲しいアイテムも細分化していく傾向に。

「みんなと同じものを持つ必要がなくなった結果、より自分に突き刺さるものを求め、そこにお金を使うようになっています。多いのは、買い物に行く回数を減らすための2台目の冷蔵庫や、運動不足で凝り固まった体をほぐす家電を買う人。また、サロンに任せていた脱毛ができるアイテムをはじめとする美容家電は、男性も含め売れ行きがいいです」(サリーさん)

ゆとりができると自分への投資、例えば健康管理や推し活の時間も増えてますます充実。

「私の場合、歯の矯正を始めたり、新たに購入したゲームにハマりました」(竹村さん)

リラックス用アロマを握りしめて、リモート演技レッスンに挑戦中です。

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「座っている時間が長くなったので、最近はパソコンに向かう時も食事の時もバランスボールに座ってます。骨盤が起きる感じがしてすごく調子がいいです」

家にいながらできる自分磨きをこつこつ実践する俳優の穂志もえかさん。いまは演技のリモートレッスンにも励んでいるそう。

「ハリウッドのリモートレッスンに参加しています。日本のレッスンも受けていたんですが、最初の頃は不慣れで大変でした(笑)。画面越しの会話やみんなの真剣な表情…すべてに緊張しちゃって」

その緊張を和らげるため、デスクにはアロマを常備。

「ディフューザーも持ってるけど結局瓶ごと嗅いでます(笑)」

儚げな美貌とは裏腹の飾らない性格の穂志さん、「最新の暮らしには遠いかも…」と思わず赤面。

「でも美顔器はこだわってます。愛用はパナソニックの『スチーマー ナノケア』。その日の肌に合わせてモードを変えられる多機能ぶりが好き。最新型は化粧水をセットできてびっくり! 欲しいのは空気清浄機。アレルギー気味なのになんで持ってないんだろ?(笑) 最新式のパワーで体が変わるか試したいですね」

竹村真奈さん 編集者、ライター。近刊に『整理収納を仕事にする』、これからの暮らし方について様々な専門家に話を聞いた『あたらしい暮らしを作る。』(共に翔泳社)が。

神原サリーさん 家電+ライフスタイルプロデューサー。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、執筆やコンサルティングを行う。ブログはhttp://kaden.k-sally.jp/

穂志もえかさん ほし・もえか 1995年生まれ、千葉県出身。上智大学卒の若手俳優。4月9日公開の映画『街の上で』に出演。趣味は相撲観戦。「解説や取材に特色あるABEMAが好き」

(1枚目写真)ブラウス¥32,000 パンツ¥45,000(共にシーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ TEL:03・4335・1750)

(2枚目写真)ドレス¥57,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)

(3枚目写真)スウェット¥28,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ)

(4枚目写真)トップス¥33,000(ケイト・スペード ニューヨーク/ケイト・スペード カスタマーサービス TEL:050・5578・9152) ストレッチデニムパンツ¥21,000(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス www.apcjp.com/jpn/inquiry/index

※『anan』2021年3月24日号より。写真・山口 明 スタイリスト・中根美和子 ヘア&メイク・北原 果(KiKi inc.) モデル・穂志もえか 取材、文・重信 綾 大澤千穂(穂志もえか)

(by anan編集部)

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