マットレス選びの一番のポイントは寝返りのしやすさ。寝返りによって睡眠中の血行を促進したり、筋肉のコリをほぐし、寝床内の温度と湿度を適切に保っている。
「寝返りを妨げないため、適度な硬さが必要です。仰向けでお尻が沈まないか、腰が浮かないかをチェック。硬さが等しいもの同士は力の伝わり方がスムーズなので、自分の体の硬さに近いかどうかも基準に。一般的には、筋肉質でガッチリ体型の人はやや硬め、華奢で柔らかい体の人はやや柔らかめのマットレスがフィットします」(快眠セラピスト・三橋美穂さん)
自身の腰痛がきっかけで、マットレスを開発したのが「モットンジャパン」代表の高橋諒さん。
「寝返りのしやすさと、腰に負担をかけない体圧分散のバランスをとることが大事。現状、腰痛対策には高反発素材がベストです」
三橋さん、高橋さんお二人のおすすめマットレスを参考に、体に合う一枚を選ぼう。
シーリー
こんな人におすすめ…高級ホテルのベッドが好き、やや柔らかい弾力が好み、ブランド力も重視する
世界で愛されるブランドは、うっとりする寝心地がウリ。
1881年創業で、世界60か国以上で愛用されているブランド。世界のラグジュアリーホテルでの導入率が高く、最近日本で復活したホテルレベルのマットレス「ホテルスタイル」に注目したい。体圧分散力に優れたポスチャーテックコイルを使用。「やや柔らかめで女性向き。ラグジュアリーな気分に」(三橋さん)。「シーリーホテルスタイル スイートTT」 シングルW97×L195×H30cm¥90,000(スリープセレクト TEL:03・5413・6600)
モットン
こんな人におすすめ…朝起きた時、腰が辛い、慢性の腰痛がある、眠りが浅い
とにかく腰痛をなんとかしたい! 入魂の思いで開発した一枚。
高橋さんが腰痛対策専用に開発。モニター3400人のデータをとり、体圧分散性と寝心地がどのような関係性にあるかを研究した結果、体重に合う硬さ3種類から選べるスタイルに。「あらゆる素材を試し、寝返りしやすい硬さや寝起きの腰の快適さを比べ、行き着いたのが高反発素材。ベストの硬さを吟味しています」。「高反発マットレス モットン」シングルW97×L195×H10cm¥39,800*税込み(モットンジャパン TEL:0120・740・771)
マニフレックス
こんな人におすすめ…しっかり支えてほしい、腰痛が悩み、エコにこだわる
世界中から支持される、高反発マットの新商品に注目。
イタリア発の高反発マットレスの先駆者。耐久性に優れ長期保証付き。高反発素材の芯材に、感触の異なる高反発素材を表裏側地に使用し、総厚23cm。しっかり体を支える。「土台がしっかり硬く、表面は柔らかいので背中から腰の凹凸を無理なくサポート」(三橋さん)。「腰痛持ちの人と相性のいいブランド」(高橋さん)。「オクラホマ」シングルW100×L195×H23cm¥58,000(マニフレックスお客様相談室 TEL:0120・008・604)
シモンズ
こんな人におすすめ…点で支える感覚が好き、人間工学に興味がある、高級感も重視
眠りの質を左右する、代名詞・ポケットコイルの弾性。
1870年創業のポケットコイルのパイオニア。日本では国内で製造、日本人体型にも合う規格に。ピロートップとは、マットレスの上面パネルが直接縫製されず、独立構造になった仕様。体への当たりがソフトに。「コイルの安定感と、柔らかいトップとの組み合わせが体にちょうどいいんです」(三橋さん)。「ゴールデンバリュー ピロートップ」シングルW97×L195×H32.5cm¥195,000(シモンズ マーケティング部 TEL:03・5765・3132)
みはし・みほ 快眠セラピスト、睡眠環境プランナー。最近使っているマットレスは、パラマウントベッドから新しく発売された「Active Sleep BED」。ベッドメーカーのコンサルティングや商品開発など、多方面で活躍している。
たかはし・りょう 「モットンジャパン」代表。長年患っていた自身の腰痛解消のために研究を重ね、腰痛対策専門のマットレス「モットン」を開発。今年、一般社団法人日本腰痛研究開発機構を発足。https://motton-japan.com
※『anan』2019年9月11日号より。写真・大内香織 取材、文・板倉ミキコ
(by anan編集部)
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